工房時々玉鋼
今日から3連休です、いっぱい書ける様に頑張ります!!
でも、今回は少し短めですが、刀剣製作に着々と進んでいきます
聖はマルコに連れられて工房にやってきた
工房に入るとマルコが説明を始める
「ここが武器、防具の工房です見てもらえば分かるように魔動炉で溶かした魔鉄を各鋳型に流し入れています」
その言葉通りに工房の1番奥に高さ10m直径5mの魔動炉が設置してあるそこから小型の鍋に溶かした金属を入れてそこから各武器、防具の鋳型に金属を流し入れているようだ
魔動炉とは魔石を加工して作った宝珠のエネルギーを元に各属性の特性を利用した魔道具の一種のようだ
火属性の宝珠と風の宝珠で熱を発生させて、土の宝珠で炉の本体を補強しているようだ
「この工房はとても広いですね」
聖が工房の広さに驚いているとマルコは
「そうですね、この街一番の大きさを持つ工房です、ここでは量産を製作してます、そしてこの裏側にあるもう一つの工房では最高の職人がオーダーメイドを製作する場所もありますよ」
「それは形、金属、サイズ、装飾などがオリジナルで作れると言う事ですか?」
聖の質問にマルコは頷きながら追記で説明をする
「そうです、職人一人に一人分の工房が設置してあります、そこでオーダーメイド用の鋳型製作製作がされ
小さな魔動炉で要望された金属を成分調整しながら溶かし、鋳型へ流し入れ、固まった物に装飾をほどこします、そのため凄く高額な物になってしまいますがね」
「それは凄いですね」
鋳型式の製作方法でオーダーメイドの製作は出来ないと思っていたので素直に驚いている聖であった
「さすがに、そちらを見学させる事は職人がいやがりますのですみません」
「いえ、同じ職人としてはその考えは分かりますので大丈夫ですよ」
「助かります、では素材の仕分けをしている倉庫を見て行きますか?」
「お願いします」
移動した倉庫の中では大量にある鉱石を種類別に仕分けている作業を行っているようだ
鉄、銅、銀、金・・・etc
その中で仕分けている物以外に捨てられている金属がある
「マルコあれはなぜ捨てられているんだ?」
「ああ、あれはくず鉄と呼ばれているものだよ、溶かし加工してもあまり強度が無く、観た目も悪いので装飾にも使えないので捨てるしかないんだよ」
聖はマルコの回答を聞いて少し気になったのでくず鉄を鑑定する事にした
ー鑑定ー
【 玉鋼の原石 】
現在はくず鉄として扱われているが、加工技術が衰退しているのでその価値を知る物は少ない
錬成の仕方でとても強力な武具を製作する事の出来る金属
玉鋼があった!!
聖はまさかこんな所で探し物が見つかるとは思っ無かったが紛れも無く探していた玉鋼が目の前ある
「マルコ、もし良ければあのくず鉄を少し分けてもらってもいいかな」
聖はマルコに玉鋼を貰えないか相談すると
「あんな物でいいならあげますよ、どうせ捨ててしまう物なので」
「ありがとう、それともう一つお願いがあるんだ明日でいいので職人用の工房を一カ所借りる事は出来ないだろうか?」
マルコは聖のお願いを聞いて少し考え込んだが
「良いですよ、丁度使っていない工房が一カ所あるので明日聖が使える様に手配しときますので明日また商会のカウンターにきてください」
「たすかるよ、今日は本当にありがとうマルコではまた明日よろしくな」
「はい、ではまた明日」
聖はマルコに挨拶をして宿屋に帰って行った
聖は手に入れた玉鋼を一つ手に持ちながら嬉しそうに笑っていた
ー念話ー
『聖良かったですね探し物が見つかって』
『ああ。これで刀を作れればライアを擬人がさせる事ができるぞ、明日から頑張らないとな!!』
これで刀を作る素材がそろった、明日は忙しくなるぞ〜!!
ようやく素材が全てそろいました!!
刀剣製作に次話から入って行きますのでお楽しみに。
3連休なので少しでも早く次話を更新できるように頑張ります。




