宿屋時々神様再登場
自分にしては久しぶりの早めの次話の投稿です
もう少し街中での話が続きますが読んでみてください。
ギルドでのテンプレ冒険者に絡まれるを回避した聖はマルコに連れられてギルドを出て宿屋に向かった
「聖さん、今回は私たちステファノス商会の系列の宿に案内させてもらいます、今回のお礼もかねて
リシャス滞在中の宿代はこちらで持たせてください」
マルコがそんな事を言い出したので
「それは悪いので宿の紹介だけでいいですよ」
聖が慌ててマルコに言った
「いえ、本当に気にしないでください、せめて待ち合わせ方がこられるまではこちらで宿の提供をさせてください」
マルコはなかなかの頑固者みたいで聖はあきらめてマルコに甘える事にした
「すみません、こんな事をさせる為に助けた訳じゃなかったんだが」
聖が折れた事に喜ぶようにマルコは笑顔で頷いた
「いえ、これせも商人です 救って貰った命は100倍にして返させてもらいますよ」
ふざけながらマルコは笑っていた
ギルドからメイン道路を北の門に戻るように進み丁度ギルドと門の中間位置から中道に曲がると小さななお店が幾つか軒並みを並べていたが見た目はヨーロッパの田舎の町並みが続いていた
聖は何カ所かとても気になるお店があったがまずは宿について今日の疲れを取ってからにするべく
マルコに着いて歩く事30分一軒の宿屋に着いた
「こちらが聖さんに泊まってもらう宿屋【妖精の止まり木亭】です」
可愛い妖精が止まり木に腰掛けている看板が掛かっている
見た目はレンガ作りの一般的な宿屋と変わらない
一階が受付と酒場兼食堂となっており、2階3階が宿屋になっているみたいだ
他の宿屋との違いは脇に大きな庭と厩舎がある事くらいだ
聖が宿屋よ厩舎をみていたらマルコから声が掛かった
「こちらはステファノス商会系列の中で冒険者の為に設けられた宿屋で
大型従魔の厩舎や小型従魔などは部屋で一緒に過ごせるようになってます。
宿代もできるだけ安く提供できるようにしてますので上位ランクの冒険者にも人気がありますので
情報収集に活用できますよ、むしろ上級者にしかこの宿は認識がないみたいです」
マルコはそう言うと苦笑している
聖は今の話を聞いた中で多分この宿屋では収益を期待して建てられた物でない純粋に高ランクの冒険者との繋がりを持つ事こそにステファノス商会が建てた宿屋なのだろうと推測していた
確かに少しでも高ランク冒険者との交流が出来る事は商家に取っても、冒険者に取ってもお互いにありがたいのだろう、聖もその恩恵に乗れる事はありがたいのでここは素直にマルコに感謝しなければいけないなと思いマルコに向かって
「マルコさんありがとうございます、新米の冒険者としてはありがたいです」
と言いながらマルコに頭をさげた。
マルコは聖にたいして
「いえ、これも先行投資です、それに難点が無い訳じゃないので立地条件が悪いのと高ランク冒険者が多いですが我の強い方も多いので聖さんも気をつけてください」
「マルコさんどうか聖と呼び捨てて呼んでください、もー知らない仲でもないし今後も付き合いが長くなりそうなのでどうか呼び捨てで」
聖がいい加減さんづけされる事が嫌いなので提案するとマルコは驚きながら嬉しそうに笑った
「本当に宜しいので?、では改めて聖これからもよろしくお願いします出来れば自分の事もマルコとお呼びください」
お互いに握手をし終わると
「女将には話しを通しています、残念な事に本当は食事を一緒したい思っていたのですがどうしても家に帰らないと行けない用事があるので今日はここでお別れさせてもらいます」
「いえ、こちらこそ何からないまでありがとうございます、明日ステファノス商会にも顔を出しますのでまたお会いできるのを楽しみにしてます。」
「こちらも楽しみにしてます、ではまた明日」
挨拶をかわし、マルコが帰って行くのを見送った後聖は宿屋に入ったのだ。
宿にギィと扉は開けて入るとそこには先ほどギルドでの受付嬢と同じ顔のエルフが居たので聖は思わず
「アイリスさん?」
「アイリスお姉ちゃんですか?今はギルドでお仕事ちゅうですよ」
アイリスと同じ顔のエルフは聖にほんわかした受け答え方をしながら答えた
「ああ、姉妹でしたか、失礼しました先ほどギルドでアイリスさんに受付をしてもらったのでビックリしてしまいた」
聖は慌てて謝罪をしながらエフルに説明をした
「なるほど、私アイリスお姉ちゃんの双子の妹アリシアです、改めていらしゃいませ、お食事ですかそれともお泊まりですか?」
アリシアが改めて営業を開始してので
「宿でお願いします、一応マルコからの紹介でこちらにきたのだが」
「あ、マルコ様からの紹介の冒険者さんでのす、報告は受けておりますこのたびはマルコ様をお救いくださりありがとうございました当店女代理を勤めますアリシアです改めて宜しくお願いします」
「ああ、自分は聖そしてこの子が相棒のゼピュロスだこちらこそよろしくたのむ」
「はい、聖さま、ゼピュロス様よろしくお願いします
まずこちらが部屋の鍵になってます2階の角部屋の201号室になってますどうぞ」
そう言いながら一本の鍵をアリシアは聖に差し出してきたので聖は受け取りながら
「食事はどうなっているんだ?」
「はい、食事は朝食と夕食は宿代に入ってますの時間帯になっらどうぞ一階の食堂をご利用ください、また昼食と飲料水等の飲み物は別料金になってますのでよろしくお願いします」
「分かりました、それと従魔への食事もお願いしたいのですが」
「従魔は食事代は同じく朝、夜2食で1日大銅貨2枚になりますこちらもマルコ様より伺ってますの料金は発生しませんので食事なさる時に同じく注文してください」
なるほそさすがはマルコだな、根回しが早くて正確なようだ
本当に申し訳ない気持になりながら聖はアリシアの言葉に頷いた
「分かった、改めて今日からよろしくお願いする」
「はい、ではご部屋にご案内します、着いてきてください」
2階に上がり角部屋まで案内されて部屋に入った聖はため息をついた
「は〜、ようやくここまで来れたな」
「そうですね、聖お疲れ様でした」
「悪いな、ライアにはまだ剣の姿のままで過ごす事になってしまうが許してくれ」
「大丈夫ですよ、まだ色々やらなければならない事が多いと思うのでしばらくはこの姿まま聖に付いていた方が私も良いと思いますので」
「そうだな、ありがとうなライア、そしてゼピュロスにも窮屈な思いをさせるがよろしくな」
聖はそう言いながら両手で聖剣とゼピュロスを優しく撫でた
「はい」「キュ〜」と二人は聖の言葉に嬉しそうに返事をした
「なんだか、疲れたから今日はこのまま寝ようかな」
と呟きながら聖は防具を外しライアをベットに立て掛けてベットに寝転んで所で意識をなくしたみたいで寝始めてしまった
「聖?、寝てしまったんですね、今日はお疲れさまでした」
ゼピュロスは部屋に止まり木があったのでそこに止り聖と同じように寝始めていた
「ゼピュロスもお休みなさ、今日は私が警戒してますのでゆっくりおやすみ」
ライアは優しく微笑みながら聖とゼピュロスへ挨拶をして周囲への警戒を開始してた、
例え宿でも周囲の警戒は大事だろうと思い今日はライアが警戒をする事にした
聖はなぜか真っ白い世界に一人立っていた・・・・・
「あれ、ここは」
確かリシャスの宿に付いてベットに寝転んだはずだから寝てるはずだよな
そんな事を考えてると
『そうじゃよ、これは夢の中じゃよ』
相変わらず人を小馬鹿にしたような無邪気な声が後ろからしたので聖が振り向くとそこにはやはり
「やっぱり、あんたか」
聖は疲れた顔をむけながらそこにいた子供の大きさのじいさん神様が浮いていた
「お久〜」
あいかわらず軽い乗りで返事をする神様に聖は
「たった二日ぶりじゃね〜か」とぼやいたのだった
今回は早めの投稿です、毎回これぐらいのペースで書ければいいのですがね
書きたい事はいっぱいあるのに中な言葉にまとめるのが苦手みたいです
マイペースですが今後もよろしくお願いします




