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第82話 最近思うんだ……、サブタイつけるの難しい

頑張りました。ちょっと短いですが(汗

第82話


「今いくつだ、ウェルダン?」


緑色の肌をした魔物から切り取った耳を袋を持った仲間に投げ渡し、葉巻を咥えながら中身の数を尋ねる。

ゴブリンと呼ばれている人型の魔物を狩っているのだ。


「ひい、ふう、みいの……良し、規定数集まったぜ」


ウェルダンと呼ばれた男はそれを数え終えると今日の仕事が終わったことを仲間達に告げる。

葉巻を咥えている男は満足げに頷くと煙を吐き出し口を開いた。


「良し、早く帰るぞ。今怪我なんてしたら目も当てられねぇからな」


後一週間したら稼ぎ時がやってくる。そのときに動けませんでしたでは、大損も良いとこだ。


「おい……!あれを見ろ!」


そこで周囲を警戒させていた、弓で武装した男が声を上げる。

男が指を指した方向を見ると何かが動いているのが見えた。

目にした瞬間それが何であるかを理解した。


「おいおい、お早い到着だなぁ、スタンピートォ……!」



◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆



宵闇亭に泊まり始めてから一週間が経った。

王城でメイドとして働き始めたフクシアも順調に腕を上げているらしく楽しそうにその内容を語ってくれる。

俺達はと言えば冒険者としての活動は波に乗り、なんとDランクになることができた。

とは言えそれは俺とサリーとデニスの話だ。

ライムとフィラムは登録時の訓練を全て受けていないので、一緒に行動してもそのランクはEに留まった。

フクシアは……登録しただけで冒険者としての活動自体をしていないので初期のFのままだ。

まあ旅に出たらすぐに追いつくさ。


既にメイド服が基本装備になりつつあるフクシアと分かれて冒険者ギルドへ向かう。

もちろんおっちゃんをからかって英気を養うのも忘れない。


「なめてんのか!?」


「……」スッ


「なんか言えよ!?」



そんなこんなで冒険者ギルドにつくとなにやらいつもより騒がしかった。

見ればギルドの職員達も走り回っているし、冒険者達も浮かれているように見える。


「来たねシオン」


「おう」


ギルドの喧噪に何事かと考えているといつの間に近寄ってきたのか、デニスとサリーがいた。

グッドタイミングだ。


「ちょうど良いところに。かなり慌ただしく動いて居るようだが何かあったのか?」


「何があったと思う?」


いやデニス、溜めなくて良いから。イラッとするから。早く教えなさい。


「どうやらスタンピートが発生したようです」


サリー的にも回りくどいのはよろしくなかったらしく、デニスの溜めをバッサリと切り捨た。

良いぞもっとやれ。


「あれ?それってもっと先の予定じゃなかったっけ?」


「ああ、私もそう記憶している」


もの悲しそうな表情をしていたデニスを眺めて楽しんでいたら、話が進んでしまっていた。

まあちゃんと聞いてるから問題無いけどな。


「ええ、その通りです。ですが『じゅ~し~み~と』が早朝活動中に見つけたらしいのでかなり有力な情報だと思われます。リーダーのポワン自身からも聞きましたので」


……ちょっと待って。今聞き流してしまったけれど不思議な単語が入らなかったか?

じゅ~し~み~とって何!?

もしかしてアルザスが言っていた『疾風の翼』みたいなチーム名だったりするのか?

いや、『じゅ~し~み~と』って何だよ。

もっとあるだろ他に名前が。

ていうかリーダーの名前かわいいな。


「ほら、あれがリーダーのポワンだよ」


デニスに促されて目を向けるとそこには片目に切り傷が残り、顔というか体中に傷跡のある葉巻を咥えた恐ろしい形相の男がいた。


「いや名前違げぇだろ」


と言うわけでスタンピート始まりました。

終わったらようやく旅に出る予定ですので今しばらくおつきあい願います~

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