表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/108

第四話 ステータス2

第四話 ステータス2


さて、称号を鑑定するか。


「王の器」……王になる可能性を持っている者に送られる称号。「王の器」を取得。


「未熟な勇者」……勇者になる可能性がある者に送られる称号。まだまだ未熟。「勇者の卵」・「剣術Lv1」・「限界突破」・「光魔法Lv1」を取得。


「未熟な魔王」……魔王になる可能性がある者に送られる称号。まだまだ未熟。「魔王の卵」・「魔力察知Lv1」・「魔力操作Lv1」・「闇魔法Lv1」・「火魔法Lv1」・「水魔法Lv1」・「風魔法Lv1」・「土魔法Lv1」を取得。


「異世界人」……異世界からやって来た者に送られる称号。「言語理解」を取得。


俺のステータスの理由が、あらかた判明したな。

この称号によって大量のスキルを手に入れ、勇者の卵と魔王の卵で能力値が1000上昇。

つまり称号無しだと俺のスキルは格闘術と振動操作と耐性系。


そこで俺は気づいた。

比較対象なら周りにたくさん転がっているじゃないかと。言い方が酷い?気にすんな。

俺には上級鑑定があるし割と簡単だ。

さっそく鑑定!


ステータス

須郷 優 17歳 男 人族

レベル:1

HP :613/613

MP :587/587

筋力 :657

耐久 :634

魔力 :573

魔耐 :554

敏捷 :607

運  :45

スキル:ユニーク―勇者の卵・言語理解・観察者


     戦闘術―格闘術Lv1


     身体術―限界突破Lvー


     耐性――光耐性Lv1・火耐性


   エクストラ―鑑定Lv1


 魔法:光魔法Lv1・火魔法Lv1


称号 :未熟な勇者・異世界人



ステータス

水戸真琴 17歳 女 人族

レベル:1

HP :587/587

MP :687/687

筋力 :560

耐久 :554

魔力 :698

魔耐 :675

敏捷 :580

運  :55

スキル:ユニーク―勇者の卵・言語理解・慈愛の光輪


     戦闘術―杖術Lv1


     身体術―限界突破Lvー


     耐性――光耐性Lv1・水魔法Lv1


   エクストラ―鑑定Lv1


 魔法:光魔法Lv1・水魔法Lv1


 称号:未熟な勇者・異世界人



見たところ、スキル抜きでの能力値も俺は少し高い。

そして完全に予想になるが、所得した魔法に対応した耐性を手に入れるのではないだろうか。

二人とも魔法を習得していて、その魔法と同じ属性の耐性を持っている。

ついでに鑑定を持っているな。

俺はシェリーからもらった上級があるので関係ないが他の奴らはこっちに来た特典で入手したとかだろうか。

そして、一つ独自のスキルをもっている。

気になるし鑑定してみるか。


「観察者」……周囲を観察し、その結果を自分に還元する力。その瞳には尋常ならざる力が宿るという。


「慈愛の光輪」……癒やしの力を持つ光輪を出現させる。自分だけでなく味方にも効果を与えることができる。様々な効力を持つ。


ふむ、2つとも抽象的な説明で効果がわかりづらいな。

ざっと効果を予測した感じだと優がローグ系、真琴がヒーラー系かな。

鑑定した結果スキルの方向性と、なんか強そうと言う事しかわからなかった。


そろそろステータスを隠すか。

シェリーによると、ステータスを『隠蔽』で見えなくしたあと、『偽装』で偽ると効果が高いらしい。

隠蔽だけだと鑑定持ちに隠しているのがばれ、偽装だけだと看破持ちは違和感を感じるそうだ。

さらに、スキルが高レベルだと簡単に見抜かれるそうだ。

看破というのは、偽りを見抜くスキルで、嘘も見抜けるようになるんだと。

世の鋭い女性は皆看破持ちなのでは?

閑話休題。


それでは、隠蔽!


ステータス

    歳 

レベル:

HP :/

MP :/

筋力 :

耐久 :

魔力 :

魔耐 :

敏捷 :

運  :

スキル:

称号 :


よし!うまくいった。

このまま偽装で能力値とスキルを入れて……


「……ん! ……しくん! 七星くん!」


「おっと悪い、聞いてなかった。なんだ?」


集中して聞いてなかった。

皆も俺の方を見ている。


「もう。次、七星くんの番だよ。ほら、水晶玉に触れて」


「おわっ、ちょ、待っ」


「ほら、早く」


こちらの話も聞かずにぐいぐい水晶玉の方へ押してくる真琴。

まずい。このままだと白紙のステータスが写し出されて、隠蔽がばれてしまう。

こうなったら皆の平均的なステータスで良いだろう。

設定している時間もないし……

頼む偽装!平均で!

自分のステータス欄に数字が現れ、変化しだすのを確認したあと俺は苦笑しながら前に進む。


「わかったから押すなって」


王女サマは皆のステータスを確認してホクホク顔。

どうやら十分高い数値のようだ。

その数値の約2倍のステータスと王の器と魔王の卵なんてあったら絶対悪目立ちする。


スキルをくれたシェリーに感謝だな。

ありがとう、シェリー。

水晶玉に触れる。

水晶玉の正面の壁に俺のステータスが表示される。


ステータス

七星 紫苑 17歳 男 人族

レベル:1

HP :23/23

MP :16/16

筋力 :13

耐久 :11

魔力 :8

魔耐 :9

敏捷 :21

運  :25

スキル:ユニーク―言語理解


   エクストラ―鑑定Lv1


称号 :異世界人


………あれ?

何これ?スッゴクヒクインデスケド。


「こ、これは。……このステータスはドーザ王国市民の平均的(・・・・・・)数値です」


リリーはひきつった笑顔で言った。

紫苑に効果は抜群だ!

紫苑は力尽きた。

紫苑は目の前が真っ暗になった。


嘘だろ偽装さん……!?

俺弱い奴認定?



○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

すみません。紫苑の歳を入れ忘れていました。

 歳➡17歳


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ