第49話 興味
書く時間が作れない……!!
宿題が邪魔をする。
あと眠いです。
累計PVか20万越えました。
総合評価も1000を越え、ブクマも500をオーバーしました。
とても嬉しいです!
稚拙な文章ですがこれからもよろしくお願いします。
第49話 興味
「実はな………」
「実は………?」
「70層のボス部屋の扉はわしが閉じたのだ…………すまない」
頭を再び下げるジーバ。
それを見て紫苑は一言こぼす。
やっぱりか、と。
「ぬ?気付いていたのか?」
ジーバが下げていた頭をあげると、楽しそうに笑っている紫苑がいた。
当たり前だろう、とまた笑いながら言う。
「扉が開かずに降りるしか無くなったところに、いきなりの宝箱が現れて、さらにそれが食料を出せるバックときた。もう、これは降りてこいと言っているようなものじゃないか。まあ、その目的は全く解らなかったし、今もわからないけどな」
紫苑に視線を向けられてうっ、と詰まるジーバ。
その目は説明しろと言っていた。
それを見て説明せざるを得ないと悟ったジーバは全てを吐き出した。
「簡単に言えばお前に興味がわいたのだ」
「…………………俺にそっちの趣味は無いんだが」
紫苑が少し引いたように言うと
「わしも無いわ!」
と、即座に返す。
「しかもじいさんだし………」
「だから違うと言っておろう!」
「冗談だからそんなに怒んなって。血管切れるぞ」
「お前のせいだろうが!!」
立ち上がって、つっこんできたジーバを見て紫苑は楽しそうに笑う。
この男は人を馬鹿にするのが趣味なのだろうか。
座り直したジーバが、疲れたようにため息をつく。
「話が逸れた。続きを頼む」
「お前のせいだがな」
ジロッとジーバが睨み付けるも紫苑はどこ吹く風である。
今度は諦めたようにため息をつき、話を続ける。
「興味を引かれたのは剣虎を倒した時だ。あれはお前がほぼ勝てない戦いだった。最後で罠を使ったとは言えあれに勝った。そこからだ」
あいつか。
何とか勝てたがあのときと同じ条件でやれと言われたら、断るかもしれない。
もともとの基本的なスペックが違い過ぎたのだ。
正直勝てたのが奇跡だ。
あのときの状況が何一つ欠けていても俺は勝てなかった。
追い詰めたのも時間ギリギリだったしな。
「そこからは速かった。一気に成長して70層まですぐにやって来た。そこでお前を帰すのは惜しいと思った。簡単に言えばそんなところだ」
「そうか…………まあいいさ。強くなれたしな」
「…………文句は言わんのか?」
その言葉に紫苑は肩をすくめて言う。
「さっきもいったじゃねえか。結果的に強くなれたから良いって。それにこの件で何か言われるのが嫌だったから先伸ばしにしたんだろう?」
やはり当たりだったようで、ジーバが気まずそうにしている。
ダンジョンの主で神なのに、なんか人間臭いな。
「まあそうなんだが…………。とは言えそれは結果論ではないか」
「そうだ、結果論だ。もしかしたら俺は途中で死んでいたかもしれない。だが、それはあくまで『もし』の話だ。俺は途中で死ぬ気も無かったし、死んでもいない。起こらなかったことを話し合っても無駄だろう?」
俺の話を聞いたジーバが目を見開いてこちらを見ている。
目玉落ちるんじゃね?
「落ちんわ!………ふぅ、やはりお前は面白いな」
「ギャグの話?」
「違う!!」
頭に手を当てて三度ため息をつくジーバ。
「お前はもっと真面目にできんのか………」
「俺、思うんだ」
紫苑が遠い目をして言う。
「シリアスは壊すためにあると」
「なぜ真面目な話に進ませんのだッ!」
「人が真面目に話すのを邪魔するのって楽しくない?」
「最低だッ!?」
不本意なことを言われたので紫苑は言い返すことにした。
「そもそもお前が思考を読まなければこの下りはなかったぞ?」
「ぬぅ、そうだったな………」
あ、ついに認めた。
ここまで長かったな~。
「………詳しく言えば思考を読むと言うより、予測するといった方が正しいが。それに全てが分かるわけではない」
「へぇ、そうか」
「あんなに気にしていたのに軽くないか?」
否定する度に噛みついてきた人物と、同じとは思えない程の呆気ない返しに、思わずといった様子でジーバが疑問を呈する。
「や、もう終わったことだし。それよりも宝箱から出た道具のロックは解除してくれるんだろうな?」
ただ単に興味が別のものに移っただけのようだ。
変わり身の早いものである。
ここで少しダンジョンについての話をしよう。
ダンジョンには冒険者が集まる。
魔物を倒すことで得られる経験値を求めるもの、探検自体を求めるもの。
理由は様々だが最も大きな割合を占めるのは宝箱から出てくる『迷宮道具』だろう。
生活に役立つ物であったり、強力な武具であったりするそれだが、全てについて言えるのが価値が大きいということだ。
さっきまで紫苑達はダンジョンにいた。
宝箱から入手した迷宮道具のランチバックを使って食料を得ていた。
だが、それ以外の迷宮道具を使っていない。
30層もの階層を渡ったのに宝箱を1つしか見つけられなかったのか。
否である。
ならば迷宮道具を使わなかったのか。
否、使えなかったのだ。
ロックをかけられていたことによって。
「勿論だとも。だがそれも………」
「いや、良いって。俺達の素の実力が見たかったとかだろ?気にしなくて良いよ。ダンジョンを抜けたら使えるようになるんじゃないだろうかって思うことで、モチベーション上げられたから」
また謝ろうとしたジーバを無理やり止める。
適度な謝罪なら問題は無いのだが、何度もやられるとこちらとしても心苦しい。
大人が謝り倒したりするのはこれを狙っているのだろうか。
なんともずるい戦法だ。
ここでお役立ち道具設定を作りました。
話が詰まったらこれで解決しようかと考えています。
ちょこちょこ時間を使って書いているので、話が繋がらないところがあるかもしれません。
教えて頂ければ幸いです。




