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~クラスまるごと召喚されました~勇者で魔王なので旅に出ます!?  作者: ねむ鯛
第二章 王都 ダンジョン編 
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第24話 三黒輝(グリッター)

第24話 三黒輝グリッター



Sideサラ


「おめでとうございます、サラ様」


「ふふふ、ありがとう。何とか集めることができたわ」


「人族の冒険者が60程に、魔物が500ですか。何事もなく成功して、私は胸を撫で下ろしましたぞ」


……なんだか私がいつも問題を起こしているみたいじゃない。


「それは聞き捨てならないわね。私がいつ、問題を起こしたというの?」


「……はあ、この前の獣人族との戦争では、貴女が一人で突っ込んで城壁を破壊したり、他種族に協力を申請する為の会議では喧嘩腰の発言。他にも……」


「わかったわよ!私が悪かったわ。これで良いでしょう!?」


やれやれと、言葉を紡ぎだした副官を慌てて止める。

最初のは中々突破口が開けなかったからで、会議ではうちの魔王様を馬鹿にするから……。

私は悪くないのに!


嵐域テリトリーともあろう御方が……。もう少ししっかりしてくださいな。残りのお二人に笑われますぞ。」


「その2人と比べられるのは物凄く不愉快なんだけど……。方や脳筋、方や根暗じゃないの!」


「……返す言葉が在りませんな」


「私が一番まともじゃない!」


三黒輝グリッターにまともな者はいないのか……等と言っているが無視だ、無視。


「さて、労働力不足も解消されたし、仕事も早く終われるわね」


「その事に関しては流石と言っておきしょう」


ふふふ、そうでしょう。

あれは私の自信作だから。

……イレギュラーもあったけど。


労働力不足を解消した方法は何て事はない。

この拠点に連れてきたのだ、ダンジョンから。

流石に人力で運んだのでは、時間と手間が掛かりすぎる。

だから、直接ここに転送した。

しかし、いくら私の魔力でも、人族60に魔物500をここに転送するのは無理だ。

そこでダンジョンの出番だ。

元々ダンジョンには転移の罠がある。

それに似せて量産し、細工を施した。

ここに転送されるようにすることと、ダンジョンの魔力を使って転送すること。

それを罠に似せたものに施し、ダンジョン中にばら蒔いた。


すると、掛かること、掛かること。

こちらでは労働力が増えたことでお祭り騒ぎだ。

転送陣から出てきたものには隷属の首輪を着けて、既に働かせてある。

魔物は調教師テイマーと、私の威圧で従わせてある。

この程度の魔物なら問題ない。

人族にしても、隷属はしているが最低限の扱いはするつもりだ。

魔王様の意向だから。

……あの人は優し過ぎるのだ。


それにしても魔王様にいろいろと言っているあいつが気に食わない。

魔王様は何であんな奴を野放しにしているのだろう。


おっと、話がそれたわね。

ダンジョンのお陰で私はあまり疲れなかったと言う話だっかしら?

頭を使ったから取り合えず眠りたいわ。


「私はちょっと休むわ。後はよろしくね」


口元に手をあてて、欠伸を噛み殺しながら言う。


「わかりました。ゆっくりお休み下さい」


おやすみ。


……そう言えば、一人だけここに転送されずに別の場所に転移したものがいたわね。

恐らくダンジョンが私の転送陣に対処したときに、転送されたのでしょう。

ならば、ダンジョンの中に転移しているはず。

しかも、尋常じゃない飛ばされ方でしょう。

運が良いのか、悪いかは、その人の実力しだいね。



――――――――――――――――


Sideリリー


城内の訓練場にて



はあ、気がかりです。

とても気がかりです。

何が、ですか?

彼の事です。

確かシオン様、と言っていました。

彼のステータスを水晶で鑑定したとき、明らかにおかしい数値でしたが黙認しました。

これも全てサタナルの指示なのです。

彼には幼少の頃より助けられ、今でも助けられっぱなしですので、頭が上がりません。

身分に関係なく彼には感謝しているのですが、今回は明らかにおかしいのです。


彼が兄様と王都を離れるときに言われていたのです。


召喚される勇者の中には明らかにステータスのおかしなものがいるが、その者の意向をなるべく尊重した上で、死なないようにしてくれ、と。

帰ってきて会ったときも、覚えているか、と言われました。

さらに、口調も変でしたがこれは置いておきましょう。


なぜそんなことがわかるのかと言ったら、占いだ、と言っていました。

明らかに怪しいです。怪しさ抜群です。

いままで占いをしていた姿なんて、見たこと在りません。

この話も置いておきましょう。

恐らくわからないので、不毛ですから。


サタナルの言った通り、ステータスのおかしな者は確かに現れました。

ドーザ王国の市民の平均値と言いましたが、実は違います。

ドーザ王国の産まれたばかりの赤子の平均のステータス、と言うのが正しいでしょう。

そのくせ、彼に感じる力は他の勇者様方よりも高いものでした。

これでも、少し前まではやんちゃしていたので相手の大体の実力はわかるんです。


はあ、このまま黙っていても良いのでしょうか。


「王女様、彼らに回復魔法を掛けてあげて下さい」


おっと、騎士団長に呼ばれてしまいました。

座っていた椅子から立ち上がり、彼らの方へ歩いて行きます。

今、勇者様方は、我が国が誇る騎士団の訓練を受けています。

きっと強くなることでしょう。

なぜなら、この国の騎士団は他の国の騎士団と比べて、練度が段違いなのです。

理由は、サタナルです。

彼がたまにつける稽古のお陰で騎士たちが強くなったのです。

たまに私や兄様も、付き合っていますが。


さて、お仕事をしましょう。


上級治癒ハイヒール


勇者様方の体を青い光が包み込み、傷を癒していきます。

私が使ったのは、水魔法の上級治癒です。

光魔法の上級回復ハイリカバーの方が少しだけ効果が高いのですが、適正がないので使えません。


このような回復魔法の行使は普段、宮廷治療士が行っているのですが、私が勇者様方との親睦を深めたいと言ってので、私が魔法を治療しているのです。

お陰でだいぶ仲良くなることができました。


汗だくで息を切らしながらも律儀にお礼を言ってくる彼らには好感が抱けます。

大きな怪我をしないように頑張ってくださいね。


それにしても、今彼は何をしているのでしょうか?

何故かとても心配です。



――――――――――――――――――


プロローグを変更してみました。

大きく変わっているはずなので、よかったら見てみて下さい。




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