表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
~クラスまるごと召喚されました~勇者で魔王なので旅に出ます!?  作者: ねむ鯛
第二章 王都 ダンジョン編 
26/108

第21話 ボスとの邂逅

第21話 ボスとの邂逅




「はあっ…はあっ…はあっ……!」


クソッ!死ぬ、いや、まじで殺される。

俺は迷宮の中を逃げ惑っていた。

理由は後ろの猫にでも聞いてくれ。


「グロォアアアアアアァァアァアァアアアゥ!」


なんだよ!

猫っていったのが気にくわなかったのか!?

訂正するから帰ってくれ!


ステータス

剣虎スパーダ・タイガー

レベル:134

HP :8753/8753

MP :3241/3241

筋力 :6752

耐久 :6324

魔力 :4235

魔耐 :4823

敏捷 :7536

運  :30


スキル:戦闘術―剣術Lv8・爪術Lv7


    身体術―気配察知Lv7・隠密Lv4


   能力強化―嗅覚強化Lv6・聴覚強化Lv7


     耐性―飢餓耐性Lv3


  エクストラ―自動回復Lv9


 魔法:


野生の魔物には称号が無いのか?

いや、そんなことはどうでも良い。

強すぎるだろ!ガザルと同じくらい強いぞ。

勝てるわけ無いだろ!

なんだよソード・タイガーって。

サーベルタイガーの親戚ですか!?


『ご主人、頑張って!』


わかったぜ、ライム!

お前のかわいさのお陰で元気百倍だ!

……実はそこまで余裕は無い。

こっちは限界突破に身体強化まで使ってるって言うのに全然引き剥がせない。

瞬歩?

道が入り組んでて使えないんだよ。

瞬歩を使いながら通路の角を曲がれるほど俺はまだ上手くはない。

今使えば、壁に激突してからガブリ。

ジ・エンドだ。

どうしてこんなことになったんだっけか……。



――――――――――――


ここは迷宮内部の9層。

魔物と戦う3つの人影と小さな影に、それを見守る1つの影があった。


「よっと」


「ギャウッ!」


軽い声とは裏腹に、あっさりと魔物の首がとぶ。


「ほっほっほっ!」


首が飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ。

魔物の間を縫うように走り、剣を振るう。

弓矢での援護が急所に突き刺さり、確実に魔物の息の根を止める。


「はあっ!」


重厚な斧での薙ぎ払いの一撃は、魔物の胴を斜めにずらし、その命を魔石と素材に変える。


「きゅっ!」


時折入るその声と共に、主に近づきすぎた魔物が吹き飛ばされる。

やがて戦闘は終わり辺りに静けさが戻る。



「おつかれ。この調子ならもうボスに挑んでも問題は無いな。早速行こうか」


素材を拾い終えた俺たちにガザルが声を掛けてきた。


「お、やっとか。少し楽しみだったんだよな~」


ボスと言うくらいだ。

ここらの魔物とは比べるべくも無く強いだろう。

早く戦いたいもんだな。


「そうですね。ここらの魔物では経験値が余り得られませんし」


「僕たちにとっては楽な相手だからね」


そう、実際今まで戦ってきた魔物は弱いのだ。

俺はレベルが低いから良いが、2人にとっては全く旨味のない狩りになる。

そうそう、ライムも戦闘に参加しているからレベルがしっかりと上がっている。

もちろん俺もだ。

ライムの粘液術で、触手の様に体を伸ばし魔物を弾いてくれるのでだいぶ助かっている。


「ライム、手助けしてくれてありがとうな」


いや、触手助けか?


『勿論だよ、ご主人!』


「そうか、これからも頼むぞ?」


『うん!』


俺が言うと全力で肯定の意を示してくれた。

かわいいやつめ。


「じゃあ出発しようか」


ボスの部屋に向かって俺たちは歩き出した。




――――――――――――――――――


「着いた。ここだ」


重厚な圧力を持つ扉が目の前に鎮座している。

3度程の戦闘を経て、遂にたどり着いたボス部屋。

とは言っても、3度ともサクッと終わらせてすぐに着いた。

早くボスと戦いたかったから急いだんだ。


低層とは言えボスだ。

楽しみでしょうがない。

ただし、油断はしない。

油断や慢心は破滅を招く。

先人の知恵と言うかなんと言うか……。

それは知っている。

だから、慎重に、でも楽しむ。


「さあ、行こうか」


「ええ」


「うん」


「きゅっ!」


3人と1匹も準備は万端。

気合いもしっかり入っている。

負ける要素は……無いな。

俺はこれから始まる戦闘に思いを馳せながら、両開きの扉を開き、くぐった。



――――――――――――――――

扉をくぐった先は、広い部屋だった。

天井は高く、少なくとも体育館よりは広い。


「何か居ます」


サリーの注意が俺たちに飛ぶ。


それは部屋の中央にいた。

鎧のような黒光りする体に、大きな爪。

鋭い尻尾。

今までのモンスターとは違う圧力を感じる。

巨大な蠍がそこにはいた。


「俺は基本的に見ているだけだ。お前たちで何とかしろ。……死ぬなよ」


「了解」


やはり今回もガザルは見ているだけのようだ。

逆に俺にとっては、それが願ったり叶ったりだ。

ガザルが出てきたら一瞬で終わる。



ステータス

黒鎧蠍ブラックアーマー・スコーピオン

レベル:23

HP :653/653

MP :223/223

筋力 :258

耐久 :502

魔力 :232

魔耐 :467

敏捷 :256

運  :35

スキル:戦闘術―爪術Lv3


    身体術―毒撃Lv3・壁面走行Lv2


     耐性―衝撃耐性Lv4


 魔法:土魔法Lv2・毒魔法Lv3


耐久と魔耐が高いな。

恐らく守りを固めつつ、毒でじわじわと攻めてくるのだろう。


「こいつは守りが硬いぞ。更に毒で攻めてくる上に壁も走れる。

気を付けろよ」


恐らく鑑定を使っているだろう2人にも注意を促す。

2人ともさそりから目を離さずに頷く。

実際ステータスの面でも、俺たちは圧倒的に勝っている。

気を付けるのは毒ぐらいだ。

油断しなければ楽勝、とまではいかなくとも苦戦はしないだろう。


「キシャァァアァァアァッ!」


さそりの威嚇で戦闘が始まった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ