表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/26

【今だから中東①】小説の材料に使える中東編~イスラム圏に一括りできない設定のルツボ~

イランを中心に大きな動きが起こっています。

イスラム圏と一括りになりそうな中東を、現在の国々から逆引きして解像度を上げてみたくなりました。政治的な意味ではなく作品の設定として。


今だから不謹慎ではなく、知ることって大切だと思います。

今世界が注目してる中東。

でも、世界史が高校で必修でなくなってからもう数年。習っていても、オリエント以降の中東ってあまり知らない人って、私も含めて多いと思います。


イランもイラクもアラビアもなんかイスラム圏の国という一括りにされる傾向もあるような。


でもそれって、イギリスとアメリカとドイツとロシアをキリスト教圏としてるようなもの(?)


また、東洋と西洋が交わるこの地域。ナーロッパに食傷気味かつ、東洋ファンタジーがブームになっている昨今(?)そろそろこの地域が来るかもしれない。


昔話としても千夜一夜物語など、潜在的に私達に刺さるイメージもあります。


それに、ヨーロッパの主人公が、アラブの姫と禁じられた恋――とか、大陸の中間の地政をいかした物語。独特の世界観の物語の可能性も。


また、近代は西洋に支配されていく様子はレジスタンスものとかにも使えそう。歴史戦略ファンタジーにもうってつけかも。


世界史では、近現代に作られた国境線――つまり現在の国々をまとめ、地域ごとに設定に使えそうな資料をAIにまとめることで、この地域の歴史を改めて知ってみるのは興味深い。


今だからこそ、今回は中東を年表ではなくざっくり設定資料として歴史をまとめてみたくなりました。イメージだけじゃなく少しだけ解像度上げたいなと。


今回もAIに私がフォーマットを提示、何度かやりとりを繰り返し設定資料中東編作成。今回はGemini→Chat GPT →と何回か往復してまとめてます。


まずは、

①この地域の現在の国家のルーツ(作者が概ね分けた区分)

②古代~この地位が世界の中心だった千夜一夜の時代。


をまとめます。


※※※※※※※※※※


■ 【大前提】現代の国々の「ルーツとアイデンティティ」の違い

ファンタジーで種族や国を書き分けるための、絶対に知っておくべき「中東4大エリア」の民族的違いです。


1. イラン(ペルシャ):「俺たちはアラブ人ではない」誇り高き帝国の末裔

・ルーツ:ペルシャ人(インド・ヨーロッパ語族)。実は白人(ヨーロッパ人)に近いルーツと言語構造を持ち、アラビア語とは全く違う「ペルシャ語」を話します。

・アイデンティティ:「イスラム教が来るずっと前から、俺たちは世界帝国だった」という強烈な文化へのプライドを持っています。宗教もイスラム教の中で独自路線の「シーア派」を信仰し、周囲のアラブ諸国とは常に一線を画す孤高の存在です。


2. アラビア半島(サウジアラビア等):「我々こそが本流」純潔なる砂漠の民

・ルーツ:純粋なアラブ人(セム語族)。砂漠の遊牧民ベドウィンの血を引く。

・アイデンティティ:イスラム教発祥のメッカを持つ「イスラムとアラブの保守本流」。血統や部族の掟を何よりも重んじます。かつては貧しい砂漠の民でしたが、現在は足元の石油(黒い黄金)によって世界有数の超富裕層となっています。


3. エジプト:「我々は文明の母である」ナイルの混血国家

・ルーツ:古代エジプト人 + 後から来たアラブ人。

・アイデンティティ:現在はアラブ社会の中心を自任していますが、心の底では「アラブ人がテントで暮らしていた頃、我々はピラミッドを建てていた」という圧倒的な歴史の自負(文明の母=ウンム・ドゥンヤー)を持っています。独自の陽気で大らかな国民性が特徴です。


4. イラク(メソポタミア):「古代の誇り」と「近代の人造国家」のモザイク

・ルーツ:古代メソポタミアの民 + アラブ人 + クルド人(非アラブ)。

・アイデンティティ:大地そのものは人類最古の文明やイスラム黄金時代バグダッドの輝かしい歴史と誇りを持っています。しかし「国家の枠組み」は、近代になってイギリスが石油利権のために、文化も宗派も全く違う3つの地域(クルド、スンニ派、シーア派)を定規で囲って無理やり一つの国境線に押し込めたものです。古代の偉大なルーツと近代の理不尽な国境線が同居し、常に火種を抱える複雑な国家となっています。


※※※※※※※※※※


■ 第1期:古代オリエント(紀元前3000年〜紀元前4世紀)

【テーマ:神々の代理人と、呪術・占星術の黎明】


・国家の経緯

ナイル川の恩恵を受ける孤立した超大国「エジプト」と、興亡を繰り返す「メソポタミア(イラク)」。そしてそれらを全て飲み込む最初の世界帝国「アケメネス朝ペルシャ(イラン)」の時代です。アラビアはまだ歴史の表舞台にいません。

・武器・防具

【エジプト】ケペシュ(鎌のような湾曲剣)、軽量な青銅の戦車チャリオット

【ペルシャ】複合弓(骨や角を張り合わせた強力な弓)、青銅の鱗鎧。

・魔法・オカルト設定

ファラオの「不老不死」への執着とミイラ作り(死霊術のルーツ)。ジッグラト(聖塔)の上で神官が星を読む「古代占星術」。ヒエログリフなどの「神聖文字による刻印魔術」。


■ 第2期:古代末期〜中世前夜(紀元前4世紀〜紀元後7世紀)

【テーマ:東西激突と、光と闇の「拝火教」】


・国家の経緯

イラン高原に「ササン朝ペルシャ」が勃興。西のローマ帝国と、メソポタミア(イラク)を緩衝地帯として数百年にも及ぶ血みどろの国境戦争を繰り広げました。

・武器・防具

【ペルシャの重装騎兵カタフラクト】馬にも鎧を着せ、全身を鉄の鎖帷子で覆った重装甲の騎士。中東最強の突撃部隊。

・魔法・オカルト設定

「ゾロアスター教(拝火教)」。世界を「光(善)と闇(悪)」の闘争と捉え、炎を崇拝します。ファンタジーにおける「炎を操る魔術師」の絶対的な元ネタ。


■ 第3期:イスラム黄金時代(7世紀〜13世紀)

【テーマ:緑の大帝国と「アラビアンナイト」の世界】


・国家の経緯

歴史の辺境だったアラビア半島から「イスラム教」が誕生。遊牧民が宗教の熱狂で一つになり、ペルシャ帝国を滅ぼしエジプトを奪う大爆発を起こします。イラクの首都「バグダッド」は世界の学問と富が集まるメガロポリスとなりました。

・武器・防具

【シャムシール(シミター)】中東特有の湾曲した片刃のサーベル。

【ダマスカス鋼】表面に木目のような紋様が浮かぶ鋼。ファンタジーの「伝説の魔剣」のルーツ。

・魔法・オカルト設定

錬金術アルケミー」の完成。煙の出ない火から生まれた精霊「ジン」の使役。イランの山岳地帯に実在した、麻薬で洗脳された若者たちが要人を殺す「暗殺教団(アサシン派)」。



※※※※※※※※※※


結構AI踏み込みましたね!

AIを行き来するとお互いが負けず嫌いでいろいろアイデア出してくれます。


各地域、民族が全然違います。


また西洋と東洋の中間に位置するこの地域が、多様性をはらむ反面、様々な文化民族学が合体や対立を生んでいく――

イランとイラクの違いがわからない人結構多いと危機ます。


本当にアラビアの姫と東洋や西洋の戦士とかの禁じられた恋や、文化に基づく魔法や戦いを描けそう。


またドラクエ3の商人がターバンを巻いてるように経済的なストーリーやミステリーなどにも向いてるのではないか??


解像度をほんのちょっとだけあげると歴史年表以上にいろいろ見えてきますね。


次回は、中東に西洋の影響が入ってくる近世以降をまとめてみます。

というかドラクエ3のマップが世界地図に近かったこともあり、ファンタジーの世界観のターニングポイントだったのか??万能すぎます。

ということは、商人あまり人気ない職業だったそうです。私はスイッチの新しいドラクエ3だったので結構使えましたが。。。歴史にイフはないですが、ドラクエで商人含むこの地域のインパクトあれば・・・


でも、ざっくりこの地域を知る事ってあまりないような気が。でも歴史年表はアレルギーがでます。

それに魅力的なのに設定のブルーオーシャンの匂いが。


もし、追加・アドバイス、こうして欲しいなどあれば感想欄に是非お願いします。

ここは強化して欲しい時代などのアドバイスもお願いします。

皆様のご協力でアップデートしていきましょう。


ちなみに筆者は、史実に基づく作品をいくつか連載中です。

・現代中南米の歴史ヒューマンドラマ

『ゲバラとカストロ ~革命は二人で始まり、一人で終わる~』

・フランス革命のサイコスリラーヒューマンドラマ

『フランス革命の処刑人の『告白』――幾千の処刑を担ったムッシュ・ド・パリ』


よろしければそちらも作者ページからのぞいてあげてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ