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小説に使えそうな西洋史の大まかな流れと設定③近世から近代まで

世界史の教科書は並みの長編より文字数多いです。

ここでは西洋史に特化した流れをおおざっぱに、使えそうな設定と共にAIとまとめました。

皆さんがイメージしてる中世は実は近世だったっていろんな人が語ってますね。ルネサンスで活版印刷が発明されると、それまでバラバラだった世界が急に一つにまとまります。


【ルネサンス 〜 近代】

(「魔女狩り」と「科学・国家」の時代)

■ 年代:15世紀後半 〜 20世紀(絶対王政から近代国民国家へ)


■ 全体背景とパラダイム

神の権威が絶対だった中世が終わり、「人間の理性」と「科学技術(火薬や活版印刷、羅針盤)」が台頭した激動の時代。16世紀の宗教改革でキリスト教が分裂し、血みどろの宗教戦争が勃発。その後、王が絶対的な権力を持つ「絶対王政」を経て、市民革命による「近代国民国家」へと至ります。18世紀後半からの産業革命は世界を鋼鉄と蒸気で覆いつくし、魔法や古い迷信は完全に駆逐されていきました。


■ 地域・国別の歴史と民族・風習

・フランス(絶対王政から流血の市民革命へ)

17〜18世紀のブルボン朝の下、ベルサイユ宮殿に代表される華麗な貴族文化が極まり、フランス語がヨーロッパ中の貴族の「共通外交語」となります。しかし貧富の差が限界に達し、1789年のフランス革命で王族がギロチンにかけられ、「近代的な国民シトワイヤン」が誕生。絶対的な身分制が崩壊する劇的なシナリオの舞台です。


・イギリス(大英帝国と産業革命)

島国として独自の国教会を設立。18世紀後半にいち早く産業革命を起こし、蒸気機関と圧倒的な海軍力で世界中に植民地を持つ「日の沈まない国」へと成長しました。ガス灯が霞むロンドンの街並み、シルクハットと歯車は、スチームパンクや近代ファンタジーの絶対的なモデルです。


・ドイツ(血と鉄による遅れてきた統一)

長らく小国の寄せ集めでしたが、16世紀のルターの聖書翻訳によって「標準ドイツ語」の基礎が作られます。19世紀後半(1871年)にプロイセンの圧倒的な軍事力によって強引に「ドイツ帝国」として統一。堅牢な軍服、厳格な官僚制、重工業の発展など、ファンタジーにおける「軍事特化型の強大な帝国」のモデルとなります。


・イタリア(ルネサンスの光と影)

15〜16世紀、ダ・ヴィンチなどに代表される芸術と科学の爆発ルネサンスの中心地となりました。しかし小国分裂が祟り、フランスやスペインの草刈り場となって没落。19世紀後半にようやく統一国家となります。美しさと裏切り、暗殺の毒薬が似合う影の多い都市国家群です。


・オーストリア(黄昏の多民族帝国)

ハプスブルク家が支配する、ドイツ人、ハンガリー人、スラブ人が入り乱れる巨大な多民族国家。ウィーンを中心に音楽や宮廷文化は爛漫と咲き誇るも、19世紀の民族主義の高まりとともに内部から崩壊していく「滅びゆく美しい老帝国」の哀愁漂う設定に最適です。


・東欧・スラブ圏(極寒の専制帝国ロシア)

18世紀初頭、ピョートル大帝による強引な西欧化政策が始まります。宮廷の貴族はフランス語を話し華やかなドレスを着る一方、農奴は中世さながらの過酷な貧困にあえぐという「極端な格差社会」を形成。ドストエフスキー的などこか狂気をはらんだ文学と、のちの社会主義革命へと繋がる血なまぐさい土壌が生まれます。


■ 宗教・大事件:魔女狩りの恐怖と狂気(15世紀末〜17世紀)

実は「中世」ではなく、科学や文化が発展し始めた「近世(ルネサンス期以降)」に最盛期を迎えた集団ヒステリーです。

・背景:宗教改革による新旧両派の対立、小氷期による不作と飢饉、ペストの再流行など、「得体の知れない不安」が社会を覆いました。

・標的:森の薬草知識を持つ産婆、身寄りのない未亡人、はみ出し者。彼女たちが「悪魔と契約した魔女」として密告され、凄惨な拷問の末に火あぶりにされました。


■ ファンタジー設定への応用・抽出エッセンス

・「科学(銃・蒸気)」vs「魔法」の対立構造:

マスケット銃や大砲の普及により、一生修行した魔法使いや全身鎧の騎士が、農民の撃つ鉛玉であっけなく死ぬようになる時代の転換点。科学の力に押され、没落していく魔法使いの悲哀を描くスチームパンク・ファンタジーの土台です。


・魔女狩りと異端審問官:

社会不安を煽り、魔法使いを根絶やしにしようとする狂信的な「異端審問官インクイジター」の存在。魔法使いや魔女が、人間社会から隠れ住む、あるいは迫害に立ち向かうダークファンタジーの骨格として非常に強力なモチーフになります。


・言語と身分格差のリアル:

貴族は隣国の言葉(フランス語など)で優雅に会話し、自国の農民の言葉を「汚い言葉」として蔑む。名前の響き一つで身分が絶対的に決まり、下克上が許されない階級社会の残酷な描写に活用できます。


【まとめ】

かなり擦られすぎてるテーマですが、魔女狩りが、中世でなく近世に多かったってよく言われますが、これも情報技術の発展のせいだという考察もみます。

印刷技術の発達などで、科学が発展するのと平行して古い価値の再評価(時には残酷な)がされる。時代の皮肉ですね。


人はなんとなくのイメージを文字によって共有できるというのも、正確な公証よりより読み手のイメージに違和感のない世界観を作ることが作者に求められる条件なのかなって改めて感じました。


また、重火器が発明されるまでの、剣と蒸気機関車みたいな組み合わせで世界を描いている作品も多いですね。

ちょうど、パリの万博でヨーロッパ中で日本文化いわゆるジャパネスクが注目されたのも近世。魔法はなくてもワクワクする作品誰か書いてくれないですかね。

改めてまとめると、こういう「おおざっぱ」な資料の方が世界観をつくれるなと思ってきました。世界史には役にたたなさそうですが......


もし、追加・アドバイス、こうして欲しいなどあれば感想欄に是非お願いします。

ここは強化して欲しい時代などのアドバイスもお願いします。

皆様のご協力でアップデートしていきましょう。


ちなみに筆者は、史実に基づく作品をいくつか連載中です。

・現代中南米の歴史ヒューマンドラマ

『ゲバラとカストロ ~革命は二人で始まり、一人で終わる~』

・フランス革命のサイコスリラーヒューマンドラマ

『フランス革命の処刑人の『告白』――幾千の処刑を担ったムッシュ・ド・パリ』


よろしければそちらも作者ページからのぞいてあげてください。

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