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小説に使えそうな西洋史の大まかな流れと設定②ルネッサンスまで

世界史の教科書は並みの長編より文字数多いです。

ここでは西洋史に特化した流れをおおざっぱに、使えそうな設定と共にAIとまとめました。

皆さん(私も)が大好きな中世です。

今回は全体の流れより、どんな要素(国別の雰囲気や文化・宗教など)が使えるかとかをイメージしてプロットを考え、Gemini君に分析を依頼しました。


【ローマ分裂 〜 ルネサンス】

(「騎士」と「聖戦」の時代)

■ 年代:5世紀末 〜 15世紀半ば(1453年ビザンツ帝国滅亡/百年戦争終結)


■ 全体背景とパラダイム

巨大帝国ローマが崩壊し、ゲルマン民族の大移動によって世界が細かく砕け散った「中世(暗黒時代とも呼ばれる)」。王の権力は弱く、地方の領主(騎士)が自分の土地と農民を直接支配する封建社会フューダリズムが定着しました。その中で唯一、国境を越えて全ヨーロッパの精神世界に君臨したのが「ローマ・カトリック教会」です。文字を読めるのは聖職者のみであり、知識と魔法が教会に独占された時代です。


■ 地域・国別の歴史と民族・風習

・フランス(騎士道と封建制の中心地)

旧ローマのガリア地域にフランク族が建国(481年〜)。ラテン語とゲルマン語が混ざり「古フランス語」が誕生。重装甲の騎士が戦場の主役となり、「騎士道物語(アーサー王伝説やシャルルマーニュ伝説)」の文化が花開きました。農奴は土地に縛り付けられ、領主のために働く絶対的な身分制度が存在しました。


・イギリス(アングロ・サクソンとノルマン征服)

ゲルマン系の海賊が定住して英語の基礎を作りましたが、1066年にフランス系貴族(ノルマン人)に征服されます(ノルマン・コンクエスト)。これにより、「支配階級の貴族はフランス語を話し、被支配階級の農民は英語を話す」という言語の二重構造が数百年続きました。これがファンタジーにおける身分格差や貴族特有の言い回しのリアルなモデルとなります。


・ドイツ・オーストリア(神聖ローマ帝国のカオス)

962年に成立した「神聖ローマ帝国」ですが、実態は数百の小国や騎士の領地がモザイク状にひしめき合う大混乱地域でした。東方の異民族から防衛するため、辺境伯から成り上がったハプスブルクオーストリアが台頭し始めます。強大な軍事力を持つ「ドイツ騎士団」などが異教徒討伐を掲げて北方の森を開拓しました。


・イタリア(教皇領と海洋商業都市)

ローマ教皇のお膝元でありながら、ヴェネツィアやジェノヴァなどの港町が東方(イスラム圏)との貿易で莫大な富を蓄積。傭兵隊長コンドッティエーレが軍事力で都市を支配し、商人ギルドが政治を動かす「ファンタジーの巨大商業国家」の典型例です。


・東欧・スラブ圏(東方正教会とタタールのくびき)

西欧とは異なり、ビザンツ帝国(東ローマ)の影響でギリシャ正教とキリル文字を受容(9世紀〜)。さらに13世紀にはモンゴル帝国の大侵略タタールのくびきを受け、200年以上にわたりアジア的な専制支配の下に置かれました。西欧の「華やかな騎士」とは違う、森と雪に閉ざされた過酷な風土が独自の精霊・妖怪信仰(吸血鬼や人狼伝説)を色濃く残しました。


■ 宗教・大事件:十字軍の狂気と奇跡(1096年〜1291年)

約200年続いた「聖地エルサレム奪還」のための大遠征。宗教的な熱狂により、全ヨーロッパから騎士や農民が中東へ向かいました。

・結果と影響:軍事遠征自体は失敗に終わるものの、イスラム世界の「高度な医学・錬金術・数学(ゼロの概念など)」がヨーロッパに流入。また、暗殺教団アサシンとの接触など、異文化との激しい衝突が起き、ヨーロッパ社会が大きく変容するキッカケとなりました。


■ ファンタジー設定への応用・抽出エッセンス

・「冒険者ギルド」と「商人ギルド」の誕生:

十字軍による遠征と物流の拡大により都市が発展。商人や職人が自分たちの技術と利益を守るために結成した「同業組合ギルド」が、冒険者ギルドや魔法使いギルドの歴史的ルーツとして使えます。


・神聖魔法 vs 異教の魔術:

教会が公認する「奇跡(神聖魔法・回復魔術)」だけが正義とされ、森の民が使う薬草学やドルイドの術は「悪魔の魔術」として排斥されるダークな世界観。


・十字軍(異世界討伐軍)と聖遺物アーティファクト

魔王領への大遠征軍の設定。十字軍兵士たちが中東から持ち帰った「聖遺物(聖槍ロンギヌスや聖杯)」や「未知の魔導書」を、強力なアーティファクトとして物語のキーアイテムに設定できます。


【まとめ】

分析してなるほど!

例えば葬送のフリーレンはおそらくドイツ→北欧をイメージしている感じ(北の寒さが強調されてることや、主人公達がドイツ語由来の名前をしていることから)、南の勇者ってラテン系でスタイリッシュなデザインしてるような気がします。


「なんとなく」のイメージを集合知に合わせて、作者は世界観をつくるので、「なんとなく」のイメージに役にたちそうな中世の資料だと、感激。今回Gemini君やりますね!

改めてまとめると、こういう「おおざっぱ」な資料の方が世界観をつくれるなと思ってきました。世界史には役にたたなさそうですが......


もし、追加・アドバイス、こうして欲しいなどあれば感想欄に是非お願いします。

ここは強化して欲しい時代などのアドバイスもお願いします。

皆様のご協力でアップデートしていきましょう。


ちなみに筆者は、史実に基づく作品をいくつか連載中です。

・現代中南米の歴史ヒューマンドラマ

『ゲバラとカストロ ~革命は二人で始まり、一人で終わる~』

・フランス革命のサイコスリラーヒューマンドラマ

『フランス革命の処刑人の『告白』――幾千の処刑を担ったムッシュ・ド・パリ』


よろしければそちらも作者ページからのぞいてあげてください。

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