みんなで使おう【イギリス編】
この資料は
● 各時代の背景と名前の由来・特徴
● 階級・身分構造定義
● 時代・身分別 フルネーム一覧
という構成になってます。
イギリスの時代ごと、身分ごとの代表的な名前をAIと一緒に一覧にして書き出しました。
時代区分や補記は筆者がしています。
登場人物の名前に困ったときは、是非利用ください。姓名がある場合は入れ替えO.K.です。
● 各時代の背景と名前の由来・特徴
【古代・ケルト / ローマ支配期】
(紀元前 - 5世紀)
■時代背景
アングロ・サクソン人が来る前の、ブリトン人(ケルト系)の時代。自然崇拝のドルイド教や、部族ごとの戦士文化が中心。ローマ帝国の支配下ではラテン語名も混在した。
■名前の由来と特徴
・王族・戦士:
「ブーディカ(勝利)」「アーサー(熊)」など、自然や強さを表す意味が多い。響きが独特(クノベリン、カラドックなど)。
・奴隷・下層:
戦争捕虜が奴隷にされた。名前は単純な自然物(石、花、色)や、ローマ風の呼び名(〜の奴隷)で呼ばれることもあった。
【暗黒時代 (アングロ・サクソン)】
(5世紀 - 11世紀初頭)
■時代背景
ローマ撤退後、ゲルマン系の侵入者が支配。ケルト人は西へ追いやられた。
■名前の由来と特徴
・支配層:
「エド(富)」「アルフ(妖精)」などゲルマン語由来の長い複合名。
・奴隷・下層:
姓がなく、非常に短い単音の名前が多い。
【中世 】
(11世紀 - 15世紀)
■時代背景
フランス系のノルマン人が征服。支配層の言葉がフランス語になり、英語(古英語)は下層の言葉とされた。
■名前の由来と特徴
・支配層:
フランス由来の「ウィリアム」「ヘンリー」がステータス。
・農奴:
聖人名や支配者の名の愛称(トム、ロブ)が定着。職業が名字になり始める。
【近世 (アーリー・モダン)】
(16世紀 - 18世紀)
■時代背景
絶対王政と宗教改革。聖書が普及し、識字率が少しずつ向上。
■名前の由来と特徴
・中産階級以上:
聖書や美徳に由来する名前が増加。
・最下層:
親の名を継ぐか、ありふれた名前が多い。
近代 (ヴィクトリア朝)
(19世紀 - 20世紀初頭)
■時代背景
大英帝国の繁栄と極端な貧富の差。
■名前の由来と特徴
・上流階級:
中世やケルト神話への憧れから「アーサー」「ランスロット」などがリバイバル。
・最下層:
救貧院や工場で番号のように扱われることもあったが、愛称で呼び合う文化は強い。
【現代 】
(20世紀後半 - 現在)
■時代背景
階級意識は残るが、多様性が進行。
■名前の由来と特徴
・上流:
伝統的な家名を重視。
・労働者:
ポップカルチャーの影響を強く受ける。
● イギリスの階級・身分構造定義
【古代・ケルト (紀元前-5世紀)】
1. 王・族長: リックス(部族を統率する王)
2. 祭司・知識人: ドルイド(宗教、司法、教育を司る特権階級)
3. 戦士・自由民: 土地を持ち、戦いに参加する権利を持つ者
4. 奴隷: 戦争捕虜や負債奴隷。家畜と同様に扱われた
【暗黒時代 (5-11世紀)】
1. 王族・豪族: サイニング / エルダーマン
2. 自由民: セオル / セイン
3. 半自由民: ゲブール
4. 奴隷階級: スロール
【中世 (11-15世紀)】
1. 高位貴族: テナント・イン・チーフ
2. 下級貴族: ナイト
3. 都市生産者: バージェス
4. 農奴・奴隷的農民: ヴィレイン / セルフ
【近世 (16-18世紀)】
1. 高位貴族: ピア
2. ジェントリ・中産: スクワイア / ヨーマン
3. 労働者: コッター / ラボラー
4. 最下層: ヴァガボンド / パウパー
【近代 (19-20世紀初頭)】
1. 高位貴族: アリストクラシー
2. 中産階級: ブルジョワジー
3. 労働者階級: プロレタリアート
4. 最底辺層: アンダークラス / ルンペン
【現代 (20世紀後半-現在)】
1. 上流階級: アッパークラス
2. 中流階級: ミドルクラス
3. 労働者階級: ワーキングクラス
4. 最下層: アンダークラス
● 時代・身分別 フルネーム一覧
(姓名入れ替え可)
【古代・ケルト (ブリトン人)】
■王族・部族長 (支配者)
[男]
カシヴェラウヌス
クノベリン(シンベリン)
カラドック(カラタクス)
プラスタグス
ヴォーティガン
[女]
ブーディカ
カルティマンドゥア
グウェンフウィファル(グィネヴィア)
イグレーヌ
モルガン
■ドルイド・戦士 (中間層)
[男]
マーリン(ミルディン)
ベディヴィア
ガウェイン
トリスタン(ドリスト)
カイ
[女]
イゾルデ
エレイン
ニミュエ
オルウェン
ブロンウェン
■奴隷・隷属民 (戦争捕虜など)
[男]
ダフ(黒)
ギル(下僕)
ゴル(よそ者)
マドック
ドラン
[女]
ウーナ
ビビアン
フィオナ(白・公平)
ニア
ブライア(野ばら)
【暗黒時代 (アングロ・サクソン)】
■王族・豪族
[男]
アルフレッド
エドワード
エゼルウルフ
ハロルド
オフ
[女]
エゼルフレダ
エルフリダ
エディス
ギザ
エンマ
■奴隷・農奴 (スロール)
[男]
スロール
ガース
ウル
ブランド
ボンド
[女]
エッダ
スワン
ヘルガ
アストリッド
ラグナ
【中世 (メディーヴァル)】
■高位貴族
[男]
ウィリアム・マーシャル
リチャード・ド・ボーン
ヘンリー・パーシー
ジョン・オブ・ゴーント
トマス・モウブレー
[女]
エレノア・オブ・アキテーヌ
マティルダ・ド・ブローニュ
イザベラ・オブ・フランス
フィリッパ・オブ・ハイノート
セシリー・ネヴィル
■農奴 (ヴィレイン)
[男]
ホブ・ザ・カーター
ジャック・ストロー
ホッジ・ディッチャー
コリン・クラウト
パーキン・ザ・レベル
[女]
マルキン・グレイ
マッジ・スピナー
ベス・デイリー
ペグ・サンダーク
シズリー・ウォッシュ
【近世 (アーリー・モダン)】
■貴族・ジェントリ
[男]
ウォルター・ローリー
フランシス・ドレイク
フィリップ・シドニー
ロバート・ダドリー
ジョージ・ヴィリアーズ
[女]
ベス・オブ・ハードウィック
アラベラ・スチュアート
メアリー・シドニー
ルーシー・ヘイ
エリザベス・ヴァーノン
■最下層・流民
[男]
トム・オ・ベドラム
バーナビー・ラッジ
モル・フランダース
ジャック・シェパード
ジョナサン・ワイルド
[女]
ドール・ティアシート
ミストレス・クイックリー
ジェニー・ダイヴァー
サキー・タウニー
ナン・ヴァイカー
【近代 (ヴィクトリア朝)】
■貴族・富裕層
[男]
アーサー・ウェルズリー
アルジャーノン・パーシー
オスカー・ワイルド
パーシヴァル・ウィンダム
オーガスタス・フィッツロイ
[女]
ヴィクトリア・ハノーヴァー
ビアトリス・カドガン
ユージェニー・ボークレール
グウェンドレン・セシル
コンスタンス・グローヴナー
■最底辺・収容者
[男]
オリバー・ツイスト
アートフル・ドジャー
ビル・サイクス
ジョー・ザ・スイープ
スマイク
[女]
ナンシー
リトル・ネル
リトル・ドリット
ファンティーン
マッチ・ガール
【現代 】
■上流階級
[男]
ルパート・モンゴメリー
ヒューゴ・チャムリー
セバスチャン・フライト
セオドア・ダルリンプル
マクシミリアン・ド・ウィンター
[女]
アラベラ・チャーチル
クレシダ・ボナス
イモジェン・プーツ
オフィーリア・ラヴィボンド
クレメンタイン・ハンブロー
■下層・労働者
[男]
ウェイン
ダレン
ガリー
カイ
ドゥエイン
[女]
シャロン
トレイシー
ケリー
ヴィッキー
シャンテル
もし、追加・アドバイス、こうして欲しいなどあれば感想欄に是非お願いします。
ここは強化して欲しい時代などのアドバイスもお願いします。
皆様のご協力でアップデートしていきましょう。
ちなみに筆者は、史実に基づく作品をいくつか連載中です。
・現代中南米の歴史ヒューマンドラマ
『ゲバラとカストロ ~革命は二人で始まり、一人で終わる~』
・フランス革命のサイコスリラーヒューマンドラマ
『フランス革命の処刑人の『告白』――幾千の処刑を担ったムッシュ・ド・パリ』
よろしければそちらも作者ページからのぞいてあげてください。




