≪第三十一話 犯人は、本当に僕なのか、、、?≫
何時ものように、朝自分の部屋で目を覚ますと、、、?
知らない人たちが家の中に居る!?
でも、この人たちは僕を見て何も違和感なく息子として
受け入れてくれたけど、、、? ここは、、、?
しかも、、、?
ココの世界での僕は、僕に全く似ても似つかない別人だったんだ、、、!
僕は、ずっとお姉さんと晃くんに言われた事を考えていたんだ、、、。
僕が何故? 牧 龍壱さんを殺す事になったのか、、、?
理由があるとすれば、、、なんなんだ?
僕は、牧 龍壱さんと会った記憶が全くない、、、!!!
本当に、僕が殺したのか、、、?
・・・何にも覚えてないんだ、、、!!!
でも、あの黒のパーカー男は間違いなく僕だったんだ、、、!
そう言えば、、、?
お姉さんが言っていた、、、。
【パラレルワールドの世界に行き来してるから、、、? ひょっとしたら
断片的に記憶が抜け落ちている可能性があると思う!】
・・・もし、そうだとしたら?
僕は、牧 龍壱さんと何処かで会っている事になるのか、、、?
・・・でも、どこで会っているんだろう、、、?
お姉さんに、牧 龍壱さんとお姉さんが楽しそうに二人で写っている写真を
見せてもらった事があるんだけど、、、?
やっぱり、知らない人だった、、、。
僕が、1人で考えていたら、、、?
晃くんが、僕のところに来てされげなく話しをしてくれたんだ、、、!
『ねえ、坊や~! 怜ちゃんの事なんだけど、、、?』
『怒ってないよ!』
『そう、良かった! 怜ちゃんも悪気があってあんな事を言った訳じゃないよ!』
『うん、分かってるよ!』
『・・・怜ちゃんも、大好きな人を失って、、、少し焦ってるんだと思うんだ!』
『・・・晃くんは、いいの?』
『何が、、、?』
『お姉さんの事、好きなんだよね? なんで、そんな風に想えるの、、、? 僕な
ら絶対に、晃くんみたいに思えないよ!』
『でもね、坊や? 怜ちゃんが好きなのは、今までも、これからも、彼だけなんだ
と思うよ! ぼくの出る幕はないな~!』
『・・・晃くんって? 軽い感じのオジサンだと思っていたら、、、? やっぱり
大人なんだね!』
『オイ! そんな風に、ぼくの事を見てたのか、、、?』
『アハハ~ まあ、そうだねぇ~!』
『アハハ~じゃないよ、坊や~!』
『ごめんごめん。』
『・・・でも、坊やが笑ってくれて嬉しいよ~!』
『ひょっとして? 僕のこと、心配してくれてたの、、、?』
『まあ~ちょっとね!』
『ありがとう、晃くん!』
『いいよ~それより、怜ちゃんとも仲直りしないとな、坊や!』
『・・・ううん、』
『大丈夫! ぼくが力ななるからさ~』
『うん!』
『坊や~ここで! 待ってて!』
『・・・あぁ、ううん。』
『先に、ぼくが怜ちゃんと二人で話してくるから、、、!』
『分かったよ!』
・・・そして晃くんが、お姉さんのいる部屋に入っていったんだ、、、!
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