≪第二十一話 僕と晃くんで、お姉さんが何処に行ったのか? 予想する!≫
何時ものように、朝自分の部屋で目を覚ますと、、、?
知らない人たちが家の中に居る!?
でも、この人たちは僕を見て何も違和感なく息子として
受け入れてくれたけど、、、? ここは、、、?
しかも、、、?
ココの世界での僕は、僕に全く似ても似つかない別人だったんだ、、、!
部屋に戻った、僕と晃くんは、、、?
『ねえねえ、晃くん、、、?』
『うん? なに?』
『お姉さん、何処に行ったのか、、、? 予想しない、、、?』
『・・・でもさ~予想しようがないよねぇ~?』
『まあ~そうだね? 何処に行ったのかわからないし、、、! 手がかりも
ないのに、、、予想って難しいよね?』
『ひょっとしたら、、、? 誰かに会いに行ったのかな、、、?』
『・・・まあ~そうかもしれないね!』
『パラレルワールドの世界の案内人って? 何処まで知る事が出来るんだろう?』
『かなり、機密情報を知る事が出来るらしいよ~!』
『えぇ!? そうなの、、、?』
『パラレルワールドの世界の案内人って、、、? 東大に入るより難しんだよ!
極々限られた人だけしか? なれない仕事らしいからねぇ~!』
『・・・晃くん? 詳しいんだね!』
『い.いや? 怜ちゃんから、直接聞いたからね!』
『そうなんだ! でも、お姉さんと晃くんって、、、? 確か、お姉さんが秘密で
働いていたスナックで晃くんと出会ったんだよね? 晃くんは、お姉さんの指名客
だって、そう言ってたな~!』
『そうそう! 怜ちゃんって? ドレスアップすると、、、? どの女の子よりも
美人で! 引き立つ女性なんだよ~! これは、坊やが大人にならないと
連れててあげれないけどねぇ~!』
『そんなにいいところなの、、、?』
『大人の“社交場”って感じだよ~!』
『早く! 僕も、大人になりたいな~!』
『いいだろう~坊や~』
『でも? スナックで働いてたって、、、? なんで働いていたのかな、、、?』
『そんなの! 情報収集じゃないかな、、、!』
『えぇ!?』
『パラレルワールドの世界の案内人っていうのは、、、? スパイもするんだよ!』
『・・・そうなんだ! 凄いんだねぇ~!』
『だから! 怜ちゃんは、許せないんじゃなかな? 彼氏の牧 龍壱が誰に殺された
かを、、、! どうしても知りたいんだろうね!』
『・・・お姉さんの気持ちも分かるんだね! 晃くんは、どう思ってるの、、、?』
『えぇ!?』
『お姉さんは、亡くなった牧 龍壱さんの事が忘れられないぐらい! 想ってるで
しょ? 晃くんは、お姉さんの事が好きなんだよね、、、?』
『・・・まあね! “大人の恋愛”は複雑なんだよ~!』
『やっぱり!』
『やっぱりって~何さ~! “案の定”って感じなの、、、?』
『まあね! でも晃くんは、僕の世界のパパにそっくりで! 僕も複雑なん
だよねぇ~!』
『ぼく! そんなに、坊やのお父さんに似てるの、、、?』
『そっくりだよ!』
『・・・ぼくも、そんな歳なのかな、、、?』
『でもね? 見た目は、本当にそっくりだけど、、、? やっぱり、話すと全然
違うんだなって思うんだ! こんなに僕は、パパと話したことがないし、、、!
だんだん、晃くんが僕のパパに見えなくなってきてるしね、、、!』
『それは! 良かったよ~アハハ~!』
『そう言う! ノリの軽い感じとか? 僕のパパにはないんだよねぇ~!』
『・・・そうなの?』
『僕のパパって、、、? 真面目な人でね! 曲がった事が嫌いなんだ!』
『それって? 怖いってこと!』
『まあね!』
『・・・でも、親父って! それぐらいの方がいいんだよ~!』
『そうなのかな、、、?』
『あぁ!』
【ガチャン】
『怜ちゃんが、帰って来たよ~!』
『お帰り、お姉さん!』
『ただいまー!』
『・・・何か? 手掛かりは見つかった、、、?』
『まあね! 明日、そこに行きましょう~! 今日は疲れたから、もう寝るわ~!』
『・・・ううん。』
『・・・じゃあ、二人とも! おやすみ。』
『おやすみ、怜ちゃーん!』
『おやすみ、お姉さん。』
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