≪第十話 お姉さんの恋人を通り魔から殺される前に救え!≫
何時ものように、朝自分の部屋で目を覚ますと、、、?
知らない人たちが家の中に居る!?
でも、この人たちは僕を見て何も違和感なく息子として
受け入れてくれたけど、、、? ここは、、、?
しかも、、、?
ココの世界での僕は、僕に全く似ても似つかない別人だったんだ、、、!
『さあ~お姉さん! 僕は何をすればいいの、、、?』
『先ずは、わたしの恋人だった! 牧 龍壱の事を話すわ、、、あの日の彼は
通り魔に殺されてしまった、わたしと一緒に、わたしの部屋に彼がいたの、、、!
でもその日、龍壱の携帯に知らない番号で誰かがかけてきたの? わたしが龍壱
に、“誰から?” って聞いたら、、、? 彼は、“知り合いだよ!” と答えたわ!
そして、わたしの部屋に泊まっていくと言ったのに、急に帰ると言いだしたの!
わたしは、変だなと思ったけど、、、? どうしても今日は帰らないといけなく
なったからと彼に言われて、おやすみのキスをわたしにして家に帰って行ったの!
・・・その帰りよ! 通り魔に龍壱が襲われて、そのままナイフのような刃物で
刺されて亡くなったのわ、、、!』
『・・・うーん? その、知らない電話番号の相手が気になるよね!』
『もう、調べてあるのよ! 龍壱を刺したその通り魔の名前は、、、? 川井 昇
・・・龍壱とは、、? 共通点が全くないのよ! 知り合いでもなければ? 何の
関係もないこの男が、何故? 龍壱を殺す必要があったのか、、、?』
『お姉さん、これって、、、?』
『そう! パラレルワールドの世界が関係しているかもしれないと言う事!!!』
『縺れ合ったパラレルワールドの世界が、この奇妙な殺人を起こした可能性がある
と言う事だね!』
『物分かりが早いのねぇ~君は、、、?』
『まあね! 推理小説を山ほど読んでるからかな、、、?』
『ひょっとして、、、? あの有名なアニメの名探〇コ〇ンとか、、、?』
『ズバリそうだよ!』
『これは! アニメじゃないのよ! でも、満更間違ってもないけどね!』
『この、川井 昇が何処にいるかを調べないと、、、!』
『それも任せて! もう、川井 昇のマンションの隣りの部屋を抑えているわ!
しかも、、、? 君だけじゃないのよ! もう1人わたしの味方がココにいると
言う事よ!』
『じゃ~早速! その人に会わせてよ!』
『いいわよ~坊や~!』
*
僕は、お姉さんに連れられて! そのお姉さんの味方の男性に会いに行ったんだ!
でも、その男性に会って僕は呆然としたんだ、、、!?
【コンコン!】 309号室。
『わたしよ! 開けて!』
『怜ちゃん! 待ってたよ!』
ドアが開くと、、、?
目の前に、、、僕のパパにそっくりの男の人が立っていたから、、、!
僕は、無意識にその男性に言ってしまった、、、!
『・・・なんで? 僕のパパが、ココで何してるの、、、?』
『えぇ!? 君の、お父さん、、、!?』
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