表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
円卓の魔王  作者: くろん
5/7

調教されし者たち

「これより、税の変更を行う!」


 ティーファの発表により、配られた税制改革の一覧を見る民衆たち。

 すると、大きくざわついた。


「なんだ、これ……今までの半分以下どころじゃないぞ!」

「どうなっているんだ!」


 それもそのはず。彼らは、生活できる最低レベルの金以外、全て税として納めていたのだから。

当然、民衆は混乱した。いよいよ、魔王軍もおしまい。最後の慈悲か、等と叫ぶ者の出てきた。


「いや、違う!」

「これは、俺たちを試しているんだ!」


 一人の魔族の声で、民衆は驚いた。そして、はっとした。


「そうか! そういうことか! よし、これからは今まで以上に働いて、前の税と同じ分だけ納めるようにしよう!」


「そうだそうだ!」

「ティーファ様、万歳! 魔王軍、万歳!」


 その月、ティーファは報告書に目を通すと、今までと何ら変わりのない税が取れていることに、酷く驚いたという。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◆ ↓ 評価をお願いします ↓ ◆
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ