23 主人公、前を向く
急いで書いたせいで文字数が酷いことに……。
俺の一日は師匠が決めていた。
朝日が昇るくらいの時間に起こされ、朝食をとる前の運動をし、朝食を食べ終わったら早速剣技の修行。終わるころは太陽が真上にある頃だ。昼食を食べた後は魔法の練習。魔力操作の復讐をした後、新しい魔法を生み出すべく試行錯誤する。その後、剣術と魔法を使った修行。日が完全に落ちたら夕食を食べ、お風呂……見た目は完全に大浴場……に入る。そして寝る。
これが俺の一日だ。
毎朝早くに起きていたせいか、最近は朝早くに起きてしまう。二度寝をしようと頑張っても眠気が完全に吹っ飛んでいるのだ。悲しいようで嬉しい。
『起きるのが随分早いじゃない。』
色々あるんだよ。そういうエリシアこそ早いじゃないか。
『私は魂だけの存在。体が無いから寝る必要が無いの。だから夜が一番暇。』
便利なようで不便なんだな。
でも夜に周りを警戒しになくてもエリシアに任せればぐっすり寝れるんじゃないか?
『私の苦労を増やすのね。まぁ苦労って言っても疲れないからいいのだけど。それよりも顔を洗って体を動かしましょ。』
確かにエリシアの言うとおりだ。さっさと顔を洗わないとな。
俺は布団から出て魔法を使って出した水で顔を洗ったら冒険者ギルドの表に出た。
体を伸ばしながら空を見る。
「いい朝だ。でもまだ少し暗いな。ちょっと高いところにでも行くか。朝日が見れるかもな。」
『そうね。』
俺はエリシアと他愛ない話をしながら町の東……剣聖の家があるほうに向かった。
----------------------------------------------------------------------------------------「ここに来るのもこれが最後かもしれないのか。」
俺は崩壊した師匠の屋敷を見ながらつぶやいた。
屋敷は朝日をバックになっている。爆発した後に燃えたせいかいまだに焦げた匂いがする。
これからは師匠の跡を継いで剣聖になったら、魔王を倒すのか。明後日に王都に帰ってすべてが決まるのか…。
騎士団のみんなにエルフの里のみんな。全員がお俺たち勇者頼みなんだよな。そう思うとプレシャーと同時に使命感が俺を襲ってくる。正直言って怖い。今までは先のことなんて考えてなかった。師匠と一生暮らすとも思ってたし、冒険者として生計を立てるとも思ってた。でもまさかの勇者だ。
俺は召喚に巻き込まれたわけでもない。れっきとした勇者なんだ。ステータスには女神の加護とかいうスキルもある。だからみんなを、この世界を助けるのは俺の使命だと思う。それでも、やっぱり怖いと思ってしまう。
『一人で抱え込むからじゃない?勇者はあなた一人じゃない。みんなに相談してみたら、意外と返事が来るかもしれない。それに、自分と同じ人がいるって知るだけでも全然違うわ。』
そう…だよな。
今は考えるのはやめだ!このことは昼にみんなに聞いて、俺の中に空いたよくわからない感情を消し去ってやる。
さ、今は聖属性魔法の修行をしよう。次覚える魔法は何なんだ?
『次の魔法は……』
俺はとにかく強くならないといけない。みんなに追いつくためにも。だからとにかく今は修行だ。
次は普段よりも長くするので許してください!




