15 主人公、戦闘が楽になる
遅くなりましたぁぁぁ!
「本当に行くのか?」
夜が明けて今里の出口にいる。
エリナ様やおっさん、グレン、料理人たちがいる。
「あぁ。こっちもあまり時間はないからなぁ。」
「最前線のカーストに行くんだって?」
「あそこは治安が悪いからのう。気を付けるんじゃよ、アリア。」
「うん。わかってる。」
「それじゃあ出発しよう。」
「うん!」
さて、まずはこの森を抜けるところからだな。
先はまだまだ長そうだ。
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「あとどれくらいだ?」
「二日くらいで森を抜けられると思います。」
里を出て二時間くらい歩いた。
途中オークと遭遇したがアリアの風魔法で一撃だった。あれを人間が食らったらミンチだな。
俺たちの戦闘ポジションは、俺が敵と正面対決。クロが機動力を活かして不意打ち。アリアは後方からの魔法。これで安定だ。このポジションなら大抵の敵は対処できる。
「でも飛んでいる敵は対処できないか。」
「この辺で飛んでいる敵と言えばグリーンバットかデッドアースぐらいですから滅多に遭遇しません。」
グリーンバットは夜行性の蝙蝠だ。夜になると群れで行動するから多少厄介だが、野営してるテントは狙わないのでそうそう戦う機会はない。
デッドアースは別名グランドドラゴンとも呼ばれてる。火、水、風、地、聖、闇のそれぞれの属性を持ったドラゴンをエレメントドラゴンという。そのうちの地がデッドアースだ。強さは圧倒的でS級モンスターに指定されてる。
ドラゴンは出会ったら絶対に逃げなきゃいけないと冒険者ギルドで教えられる。それほど恐ろしい敵なのだ。
ガサガサ
「アキラ様、何か来ます。」
少し遠くから音がした。
この気配はおそらく、
「ぐおぉぉぉぉ!」
「オーガだな。」
「トロルに並ぶ怪力ですね。」
「俺は正面を担当する。アリアは後ろから魔法で援護。クロはいつも通り回り込んで攻撃。」
「「はい!(わん!)」」
「さぁいくぞ!」
俺は剣を抜き、オーガに迫った。
「ぐぉ!」
オーガは俺の速さに驚いて体制を崩した。
「隙あり!」
剣を横に振ったが、
カキン
何とか体制を持ち直したオーガに防がれた。そしてオーガの追撃が来たが避ける。
「風よ舞え、敵を切り裂け!ウィンドスラッシュ!」
風の刃がオーガを切り裂いた。
そしてオーガがよろけた瞬間クロの追撃が入った。
首を噛みつかれ片足をついた。
そして煙と化した。
「結構きつかったですね。」
「そうだな。」
今回俺は身体強化魔法以外使っていない。理由はアリアが強い敵に対してどれくらいのダメージを与えられるか確認しておきたかったからだ。
次は魔法をたくさん使って敵を早く倒すことにしよう。
「今回の活躍は全部クロちゃんに持ってかれました。」
クロを抱っこしながら言った。
「そうだな。気配を消して一気に噛みつくってのは恐ろしいな。」
「わん!」
可愛い顔して恐ろしい子!
次からももっと活躍してもらわないとな。
「さて、先を急ぐか。」
「はい。」
そのあとも何体か倒したがどれもB級以下の魔物ばっかで歯ごたえが無い。
そして、もうじき森を抜けれそうなところであるものを見つけた。
「これは?」
「これはですね。メモリーマジックという魔法で作られたメモリーチップですね。」
大きさは石ころ程度で、見た目は薄緑の勾玉だ。
なんか和って感じの見た目だな。
「これに魔力を通せば中に記録してある記憶を見ることができるんです。」
「なるほど。ってことはこれは誰かがここに記録したと?」
「この魔法を使うには自分の生命を削らなければいけないのでおそらく死んだ人だと思われます。」
「これは俺たちが見てもいいものなのか?」
「はい。不用心に捨ててあるので大丈夫ですよ。もしいちゃもんつけられても落とした持ち主のせいにすればいいので。」
アリアも恐ろしい娘!
だが人の撮った(記録した)ものを勝手に見るのは罪悪感が押し寄せてくるんじゃないのか?
まぁその辺はあとの祭りだな。
「早速見るか。」
「はい!それじゃぁ魔力を流しましょう。せーのっ!」
その瞬間視界が黒くなり、頭の中に大量の情報が入り込んできた。
それは一人の人間。15歳で勇者にあこがれる心が綺麗な少年の記憶。
非常に短いです。
いつもより500字くらい短いですね。
すいません…




