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婚活パーティ

婚活かあ・・・・


考えてもみなかったなあ。

50代で、再婚。別におかしい事ではない。

なんとなく、離婚=終了。みたいなイメージだった。


再婚って選択があったんだ。

離婚後のオレは、普段と変わらない生活だったし

元々、10年くらいは、家政婦さんと暮らしている感じだった。

加瀬恭子と過ごした時だけ、恋愛をしている実感があったな。

よく言う、もう結婚はコリゴリ、という感じもないし。

婚活しようかな?加瀬恭子のメールのおかげだな。


オレは本当に考えるようになった。

ネットで婚活サイトを見てみる。

50代でもまだまだアリだな・・



加瀬恭子と話をする約束の日が来た。

スカイプで会うのは彼女の休みに合わせて土曜にした。

時間は夜の10時、久々に話す。


彼女とはただの世間話から話が始まった。

実家に帰って、親と暮らすのはイヤだ。

独身アラサー女は田舎では珍しいからだそうだ。

都会に戻りたいと思いつつ生活している。


「良二さんはどうですか?お変わりないですか?」


そう聞かれて知らん顔はできない。

オレは離婚の話をした。


驚いただろう?離婚したなんて。

もう、全部ケリはついたんだけどね。

財産分配も終わったし、子ども2人も嫁の姓になった。

よくある泥沼の離婚劇ではなくきれいに別れた。

ほんとに気持ちよく別れてよかった。

今は正直、ホッとしてるよ。

そんなことより、3部のほうが心配だよ。


そんな話をした。


「それを聞いて安心しました。あのメール見てからずーっと心配で」


『松野にしたつもりがさ、いつも君にメールしていたから

                ついつい、無意識にメールしてたんだな』


「嬉しいです。私へのメールが1番だなんて」


『君にしかプライベートなメールする人は居なかったからな』


「今は誰か?メールする人が居るんですか?」


『君以外にメールする人居ないよ』


そんな話をしていて、ふと彼女が訊ねた。


「これからどうするの?ずっと独りでいるんですか?」


『そうね、婚活でもやろうかな?』


「えええ?ほんと?」


予想以上に大きな声だった。

そんなに驚くことなのだろうか?

オレ、再婚を考えたらダメなんだろうか?

加瀬恭子を前にして、婚活の話は変だろうか?


「ねえ、良二さん。本当に婚活考えてるんですか?」


『いや、本当に独身になったんだしさ、ふと、ね

         50代で婚活パーティに来てる男いるんだろう?』


「ええ、いますよ、40代、50代。変じゃないですよ」


『ん~じゃあ、行ってみようかな?』


「ほんとですか? ほんとに行くんですか?」


『いやにしつこいなあー そんなに変か?』


「変じゃないですよ、良二さん、行くなら

        私もそのパーティに行こうかなあ?」


『えええ?彼、居るのにいいのかよ?』


「彼って、私、まだ婚活中ですよ。良二さんと会うのも変じゃないし」


そうか・・・

そう言われれば、おかしいことはないな。

婚活パーティで、加瀬恭子と会う?


きっと話弾むだろうな・・・






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