突然
やあ、どうもセタンタだ。あの神に異世界に送り込まれてはや3年、苦労の末外出の許可を得たのだ!....えっ、お前誰?話が飛んでる?ちゃんと最初から話せ?....面倒だが仕方ない、あれは今から3年前そう俺が今生で目覚めた時...
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今は夜一部の動物を除き寝静まる丑三つ時、そこの屋敷も例外ではない。とても静かなその屋敷はとても豪華で一目見ただけでも上流階級が住んでいることが解る程、俺が目を覚ましたのはそんな屋敷だった
俺が最初に目にしたのは目を瞑った女性の寝顔だった、前世で彼女も居なかった俺はこんな状況に耐性がなくすぐにフリーズしてしまった。
10分間たっぷりフリーズした俺はようやく動き出した
(よし、まずは現状把握だ)
そうして辺りを見渡した俺の目に入ったのは、高級そうな天蓋付きベッド、高級そうな壺、高級そうな絵画どうやら俺の生まれは上流階級のようだ、壺などをみるにおそらく中世ヨーロッパ並の文化レベルのようだ。
(意外といい家に産まれたみたいだな、体の大きさから推測するに3歳位か、しかしこの世界の常識も知らんのにどうする...ガアアアア!?)
「アァァァァァァァ!?」
突然、激しい痛みに襲われた俺はそのまま意識を手放した
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私はフレイ・ヴァーグナー、近くで寝てる夫、ガイ・ヴァーグナーの妻。今息子のセタンタ・ヴァーグナーと一緒に寝てたの、でも....
「アァァァァァァァ!?」
息子の突然の絶叫が聞こえてきたの
「どうしたの!?セン!?」
「おい!セン!大丈夫か!?」
しかし息子からの反応がない!抱き上げて額に手を当ててみたら
「すごい熱!すぐに看病しなきゃ!」
「メイドは俺が呼んでくる!、アリスゥゥゥゥゥ!大変だ―!!!」
ダダダダッ バキャ!
扉を壊しながら夫は駆け出しました、
「私にも出来る事があるはず!」
こうして静かだった屋敷は喧騒に包まれて行く
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うーん....あれ?..俺いつ寝たんだっけ?...頭痛いし何があったっけ?
「っ!貴方センが目を覚ましたは!」
「本当か!フレイ!」
「「「「「お坊っちゃま!」」」」」
「あれ?...ママ?..パパ?..アリスさん達?...僕どうしたの?」
あれこの人達始めて見るはずなのに知ってること
「あなたは夜に突然熱を出したの!それから3日寝たままだったのよ!」
「ごめんママ...心配かけて」
「良いのよ、あなたが元気になってくれればママも嬉しいから早く元気になりなさい」
「うん、...ママ僕眠くなってきたよ」
「ええ、お休みなさい」
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「おい、センはもう大丈夫なのか?」
「ええ、もう熱も下がったしもう大丈夫よ。でもこの症状は...」
「ああ、間違いなく誓約だろうそれも神獣の類いだろう明日にでも“印”出るな」
「やっぱり...でもどうしてこの歳で」
「正直わからん、ただ一つ言えることはこの子に才能があると言う事だ」
「それはそうでしょう、だって貴方の子ですもの」
「そうだな俺とおまえの子だからな」
こうして異世界に送り込まれた鳴神吉野..いや、セタンタ・ヴァーグナーの物語は始まったのだった
続く