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詩、紡ぐ場所(α)

バグドール

作者: 蒼井托都

今日が終わるまでまだ片想い


今日が終わるとただの赤の他人


今日が終わることを望んでみて


終わる間際になって未練



何もなかったかのように明日が来て


あなたの無邪気に笑う瞳を


恋殺したあたしは受け容れようと


笑い、叫びたいんだ



“どう足掻いたって『絶望』ww”



独り震える孤独の中


あなたの声を聴いて


救われた気になった


あたしをどう視てたの?


からからに乾いた


未来の鼓動が擦り切れるの


あなたに見せられたらいいのに



一秒一秒が何倍にも


無限に引き延ばされる感覚


一秒一秒ごと剥がしていくの


あなたへのこの想い


何もかもを砕いて


無かったことにしたかった・・・



“そんなの無理でしょ?”


見渡す限りの絶望



押し潰されそうな孤独の中


あなたの手が届いて


救われた気になった


あたしをどう視てたの?


剥がしきった心で


きっとあなたの知らない


虚ろなあたしに戻れる



(C)Aoi Tact


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