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林檎新聞  作者: 黒丸鴉
9/15

8、テスト結果


 テストが返却された。どのテストも大体平均点だった。努力の成果だ。私ではこれが現界だ。

「みんなはどうだった?」

「全部九五点以上だったぜ。煙草さえ切れねーならこんなもんだ」

 にがなが特に何でもないように告げる。

「さすが……」

 天才。って、テスト中に煙草を吸わないで。

「部長は?」

「今回はすごいなのですよ!」部長が犬耳に似た髪をぴんと立て自信満々に宣言する「全教科合計、六点!」

「……」

 逆にすごい。

「レンちゃんは?」

寝ているレンを揺さぶり起こす。

「むぅ、ここ三ヶ月授業中起きてた時間なんかないよ。ねむ」

 この人は学校に何をするために来ているの?……寝るためだね。そうだね。

「む、そういえば。今日机の上に何か紙が置いてあったな」

 レンが鞄から紙を取り出す。全教科満点のテストだった。

「ああ、寝ながらやっていたんだね~。はぁ寝よ」

 レンが眠りについた。

 なんか、むかつく。


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