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林檎新聞  作者: 黒丸鴉
15/15

14、取材2

〈13、取材1〉を先に読むことを推奨します。


 新聞の記事を書くためにほかの部活に取材に来ました。暗い部屋だ。動物の骨や紅いインクで書いた魔方陣などがある。部員もシャーマンみたいな服を着ている。

「ここは何部なのです?」

 部長がマイクの模型を向け尋ねる。

「くくく、よく来た勇者よ、ここは冥界魔王復活部だっ!」

 取材されている冥界魔王復活部員が答える……いや、私たち勇者じゃないし。

「何をする部活なのです?」

「原子分裂・原子融合を利用し魔王を作り出す部活です」

 え、なんか聞いたことがある内容だけど――なんかおかしくない?どこからつっこめばいいのだろう。キャラ作りがなくなって、普通の丁寧語になっているし。

「このオカルトっぽい機材は使わないの?」

「隣の部屋に一五億した機材があります」

 学園!無駄使いしすぎっ!

 隣の部屋に移動。原子分裂・原子融合錬金術部で見たのと同じ機械があった。

「どれくらい魔王ができるなのです」

「微妙です」

 微妙ですか。

「まじ、微妙です」

 まじ、微妙ですか。

「くくくっ!一ヶ月かけて七八体ほどしか作れんのだ!」

「魔王をそんなに大量生産しないでっ!」

 世界が簡単に滅びちゃうよ!


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