the secondary chapter. 二章のまとめ
第十四話から第二十六話までのまとめです。
☆★ 第二十六話まで(二章)のあらすじ ★☆
魔界に戻った鬼灯と紫苑。そこで最初に知ったのは、彼らを追放した大臣が今や二期連続の大統領に当選したことだった。鬼灯が激昂して魔王城に突撃している間に、紫苑は魔界に戻ってきていた嬢子に誘拐されてしまう。デートをする羽目になったが、逆に倒れて嬢子の家に入ることになってしまった。どうするべきか迷う紫苑の前に謎の少女・輝が現れる。彼女に言われるがまま、紫苑は嬢子の家から脱出する。鬼灯と再会した紫苑だったが、輝と関わっている間に鬼灯は政府軍に銃撃を食らっていた。
現界に帰ってきた紫苑たち。鬼灯についてきたというエリザベスとともに、棗は寝室に篭って生命魔術の儀式を行う。一命を取り留めた鬼灯は、あるものを取りにいくといって、再び紫苑とともに魔界に戻るのだった。
魔王城に現れた二人はそれがあるという地下五階・黄金の間を目指し階段を下りていく。地下四階でジェームズとウィリアムに襲われるも、何とか脱出し黄金の間に至る。黄金の間には魔王家以外の人間は入ることのできない結界が張られていた。鬼灯によると、入り口に置かれた杯いっぱいに魔王家の血を注ぐと結界が解けるのだという。それゆえ勇者四人衆は彼らを狙っていた。中には輝く水を放つ噴水があった。それが家宝の一つであり、勇者四人衆および大臣(今は大統領)に狙われているもの――輝く魔水だった。それに触れるだけで魔力を手に入れることができるのだという。鬼灯の悪戯で紫苑は魔水を飲んでしまう……。
そして黄金の間で手に入れたかったもう一つの家宝――魔神の水晶を手にする。黄金の間の結界を張っているもので、それを持っていると魔王家以外の人間が近づけないようになるという。
魔神の水晶を手土産に、二人は現界に戻った。
☆★ 二章から登場した登場人物(大半人間ではない…) ★☆
・都束 輝 / Kirara Tozoku / 非現実的な嬢子を根っから嫌っている、盗賊一族の少女。騙しと盗みを司る。任務と命令は素直に遂行する。一人称は「輝」。
・エリザベス / Elizabeth / 鬼灯が昔飼っていたペットその1。毛並みが美しい、言葉を話す白猫。主に似て口は悪いが、困っている人は放っておけない性格。もちろん鬼灯や棗とは同等に話す。
・ジェームズ&ウィリアム / James and William / 鬼灯が昔飼っていたペットその2と3。魔王城地下四階に住む陸棲ドラゴン。何年か食べなくても生きられるようだが、食べていないので機嫌は悪い。