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【連載版】婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪  作者: naturalsoft


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追放先で街を作るよ〜

シオンの家の執事、メイド達と一緒に商会のトリネコさんもやってきた。


「お久しぶです。しかし、わずか数日でこれだけの物を作ってしまわれるとは、いつも予想を裏切ってくれますなぁ~」


すでに王都並みの城壁が建てられていて、驚きの余り口を大きく開けて固まってしまったのだ。

シオンは魔物の多い所なので城壁に力を入れたのだった。

嬉しい誤算として少し北側に大きな川も流れており、今後はそこから水を引き込む予定である。


「シオンお嬢様が新しい街を作るときいて、商会総出で生活物資をお持ちしました!」

「ありがとう!流石、トリネコさんだよ♪でも、街というより村からだけどね」


トリネコは首を傾げた。

村とは?これほど大きな城壁を用意して?確かにまだ家は少ないようだが、独特なデザインではあるが、構造上は普通の立派な家に見えているんですけど???


トリネコはシオンの変わった感性に目を瞑り、持ってきた物資の目録を渡した。


「当面の食糧として小麦を多く思ってきました。肉類は腐るので干し肉や燻製肉がメインです。次の荷物で必要な物はありますか?日持ちする野菜類などもご用意できますが?」


「野菜類は大丈夫。これから人が来て人手が足りるようならいいんだけど、当面は【裏技】を使うから」

「裏技ですか?」

「うん、この神杖ユグドラシルの杖は植物を操れるの。みて」


シオンは植物の種を地面に落とすと杖を使った。

するとすぐに芽が出て実を付けた。


「これは凄い!この力があれば飢饉など発生しませんな!?すぐに住民の分の食料が確保できますよ!」

「ううん、これは私にしか使えないの。私が『いなくなった』ら使えない。だから田畑は出来る限り人々の手で作って欲しいのよ」


トリネコはシオンの考えに自分を恥じた。


「シオンお嬢様は、自分に頼らない、民が自分の意思で考えて国を発展させる未来を考えておられるのですね。シオンお嬢様の凄い魔法に、自分を忘れる所でした」

「ふふふ、私が作るのは街であって国じゃないけどね」


シオンはそう言うが、トリネコには確信にも似た未来が見えていた。


ここは国として発展していくだろうと。


「だからその他の生活物資をお願いできる?」

「お任せ下さい!従業員にここに移住しても良い者に声を掛けてきます!」

「無理じりしないでね?」


「わかっております。それと、ここでも商会の店を作ってもよろしいですか?」

「もちろん、いいよ。今は全てが不足しているからね。物流には商人の力が必要だから、協力してくれるかな?」

「こちらのほうこそ、ぜひ手伝わせて下さい。新しい国作りに貢献できるなんて、早々にあることではありませんので!全力を尽くします!!!」


「もうっ、だから国じゃなくて街作りね!」


あれ?村だったけ?まぁどっちでもいいや。

シオンがトリネコと話しているとヒジリがやってきた。


「シオンお姉様、この森には聖水の雨は降らさないのですか?」


エルフの里にやった方法を言っているのだが、シオンはそれをやらなかった。


「流石に街の周辺には聖水を撒いておいたけど、森全体にはできないんだ」

「どうしてですか?」

「この森に住む魔物はジークの国の素材の売買で成り立っているから、魔物がいなくなるとジークの国や冒険者が困るのよ」


「なるほど。確かにそうなると魔物の殲滅は難しいですね」


流石に街道は安全に通れるように整備するけどね。

う~ん?どうしようかなぁ~

まずは、城壁の中の街作りから始めているけど、おいおいこの問題も考えないとね。


「あ、そうだ!シオンお姉様、街道の整備も急務じゃないですか?」

「そだね。安全にここまで来れないと、商人さんや旅人なんか来れないもんね」


ヒジリは地面に絵を描きながら説明した。


「街道を整備したら、等間隔で結界を張りましょう。教皇様にお願いすれば結界の宝珠を必要な数だけ送ってくれます。設置したら定期的に魔力を補充すればずっと結界を保ってくれるので、雇用の創出にもなります!」


「なるほど。神官を派遣してもらって、定期的にお布施を支払って魔力の補充をしてもらうのね。魔力の補充なら冒険者の魔術師でもできるし、確かに良いアイディアだわ」


「街道の整備はルリさんと私の魔法で何とかなりますので、すぐに教皇様にお手紙出します!シオンお姉様は大変でしょうが、建物の建設に集中して下さい」


ヒジリはそういうと走って行った。

元気だなぁ~


そして意外だったことが1つあった。


うちの家を辞めてやって来た執事とメイド達である。狩りをしていたレオナが戻って来た。


「大量だよ♪」


マジックバックには多くの、狩った魔物が入っていた。


「それはよかった♪」

「この辺りの強そうな魔物を優先的に倒したんだけど、シオンの家の執事やメイド達って何なの?」


はて?なんのことだろうか???


「何のこと?」

「いや、普通に周辺の魔物を狩ってるから。普通にA~Bランクぐらいの強さがあるよ?この辺りの魔物なら楽勝なくらいの強さ。どういうこと?」


はぁーーーー????????


「いや、本当に私は知らないんだけど??????」


シオンの頭に?マークが埋め尽くされた。

疑いの目を向けるレオナにシオンは必死に弁明した。

本当に知らないんだから!!!!!








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