表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載版】婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪  作者: naturalsoft


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/55

大変でした

アレから時間が経つのは早いもので、シオン達は大聖堂に一ヶ月も滞在する事になった。


これには事情があり、捕まえた枢機卿や大司教を始め、高位の司祭を軒並み捕まえた事で、今まで懇意にしていた『裏稼業』の者達が自分達の事を吐かれるのを恐れて襲ってきたからだ。


口封じの為に暗殺されるにを防ぐ為に、牢屋にも護衛を置かねばならず、ジークとレオナが交代で護衛任務について、無論、信用できる神官の警備兵と一緒に対応した。


教皇様と聖女ヒジリちゃんにはシオンが護衛を務めた。


襲撃を何度か撃退した後、捕まえた奴等からアジトを吐かせて、逆に敵アジトを潰し廻っていたら一ヶ月経ったと言う訳である。


「ようやくこの国の犯罪組織はだいたい潰し終わったかな?ってか、絶対に他国より犯罪組織が多くあったよね!?」


「流石に疲れたな。ここしばらくは気が休まる日が無かったから。でも、おかげでこの街の事は昔から住んでいる住民より詳しくなったよな?」


「本当にねぇ~、秘密の抜け穴とか、地下への隠し階段とかetc。もうこの街の知らない場所はないって感じだよ。ってか、大聖堂のお膝元で、なんで魔物が住んでいるのよ!」


敵の悪あがきなのか、犯罪組織のアジトには通常の個体より強力な魔物がいたのだ。しかも、人間の命令に従っており、シオンたちに襲いかかってきたのだ。


「魔物を操る術ってなんなの?」

「もしかしたら召喚魔法かもしれないわね。召喚した魔物なら召喚者の命令に従うから」


教皇様の部屋でぐてーと疲れ切った顔で横になっている仲間達だった。教皇様も申し訳なさそうに言った。


「光あれば闇もある。しかしいつの間にか闇の方が大きくなってしまっておったのぅ」


「為政者には綺麗事だけでは務まらないのは理解していますよ。でも、もう少し手綱は握って欲しいですね」


うんうんと何度も頷いた。


「でも、1ヶ月前の女神様の言葉、最後の言葉はシオンがアドリブでいれたでしょ?」

「あ、私も思ったわ。思い出したかのように付け加えていたよねw」


レオナは笑いながら言った。


「もう!教皇様にしてやられたと思ったからね。自由に旅を続けたいし」

「そうだな。もうそろそろ旅立つ準備を始めても大丈夫かな?」


!?


「えっ、シオンお姉様、私を置いて行っちゃうの?」


ウルウルと涙目でシオンにしがみつくヒジリをジークはベリッと引き離して言った。


「元々、俺たちは旅の途中にこの国に寄っただけだからな。まさか聖女暗殺未遂の現場に遭遇して、教会の内部の掃除までするとは思ってなかったよ」


チラッとシオンを見るジーク。


「何かな?その視線は?ジーク君?」

「いや、別に・・・」


別にシオンがトラブルメーカーとは思ってないよ?本当だよ?

ジトーと見れられていたシオンはプンプンと怒っていた。


「本当に何から何まで感謝しますぞぃ。しかしシオン令嬢の聖女認定ができなくて残念ですなぁ~」

「喰えない爺さんだね。助けてあげたのに恩を仇で返すのはどういう事なのよ?」

「こちらとしては聖女認定は最上級の御礼なのですがのぅ~?しかし、本人が嫌がるのであれば仕方がありません。諦めるとしましょうか」


やれやれ残念と言った風に首を振る教皇様に苛立ちを覚えるシオンだったが、この1ヶ月の教皇様の苦労を間近で見てきた仲間としては文句は言えなかった。


「それより、この国の街や村の魔物除けのメンテナンスは再度チェックして下さいね」

「それは無論、しっかりと修復できるものを各街や村に派遣してチェックしてもらっておるよ。これからは世襲制を廃止して、今後は上位の神官になるには試験を行うように話を進めている。筆記はともかく、街の魔物除けのメンテナンスが出来ぬのは教会の沽券に関わるからのぅ。実際にメンテナンスを行うにはそれなりの魔力と集中力が必要じゃから不正は行えぬ」


「いいじゃないですか。この国は識字率が高いから優秀な人材を民から募れば、きっと今より良い国になりますよ♪」


「今より良い国か・・・」


にこやかに夢を語るシオンを見て教皇は眩しいのぅと良い意味で思った。自分もまだまだ引退できんなと、強い思いも湧き上がった。


「あれから医者などに身体を詳しく見てもらったのじゃが、身体は健康体そのものと太鼓判を押されてのぅ。それと実力はあるのに、枢機卿に目を付けられて地方に飛ばされた優秀な人材を呼び戻しておるし、当分はバタバタするが問題ないじゃろう」


「お身体が治ってよかったね」

「本当にお爺ちゃんよかったよ~」


フンッと腕に力こぶを作ってアピールするの止めてもらえます?

元気になりすぎでしょう?


「うむ、だからのぅ?ヒジリやシオン令嬢と一緒に行ってもよいのじゃぞ?」


!?


「教皇様!?」

「シオン令嬢よ。ヒジリも懐いておるようじゃし、修行も兼ねて旅に同行させてもらえないだろうか?この通りじゃ」


教皇様はシオンに向けて深く頭を下げるのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ