第3話
【7】SDGs風 創作7ヶ条:地球にも財布にも優しいエコな物語作り
地球に優しく、財布にも優しい、そしてアニメ化も視野に入れた創作の秘訣をSDGs風に7ヶ条にまとめてみた。
・無駄なキャラはリサイクルせよ:使い捨てキャラに魂を込めるな。
別の作品や別エピソードで再登場させろ。これがもったいない精神だ。
・1話に1バトル、または1“ざまぁ”を義務化せよ:読者を飽きさせないエンタメ要素を冒頭に。
起承転結の「転」を1話に詰め込め。
・モノローグで説明するな、会話と動きで魅せよ:小説だからって説明ばっかりするな。
アニメになったらモノローグだらけで予算かかるぞ。
・『読まれなかったら新作名乗ればいいじゃない』精神を忘れるな:
PVゼロは新作も同然。過去の失敗を恐れず、大胆なリメイクを。
・既読率アップは、冒頭の吸引力で:最初の数行で読者の心を掴め。
そこを乗り越えれば、あとは惰性で読んでくれる(かもしれない)。
・トレンドは逃すな、ただし盲信するな:人気ジャンルはチェックしつつ、自分の色も忘れずに。
流行の波に乗れ、だが飲まれるな。
・たとえPVゼロでも、創作を楽しめ:一番大事なのはこれだ。
楽しくなければ続かないし、良い作品も生まれない。自己満足でも、生きてる証だろ?
【8】読者の心をつかむ冒頭例(5パターン)
魅力的な冒頭は、読者を引き込み、物語への期待感を高める。映像化を意識した、引き込まれる書き出しの例を見てみよう。ここをクリアすれば、君の作品も「埋もれたゴミ」から「発掘された秘宝」に昇格するぞ!
1.「目を覚ますと、そこは血と硝煙に満ちた戦場だった。
目の前で斧を振り下ろす獣人兵。俺の身体は、なぜか動いていた。
――あれ? 俺、普通のサラリーマンだったはずじゃ……?」
解説:
読者も「え、何これ!?」ってなる唐突な状況。主人公の戸惑いが視聴者の共感を呼び、一気に物語に引き込む。異世界転生モノの王道でありながら、その緊迫感が映像映えする。いきなり修羅場ってのがミソ。
2.「俺のスキル、こんなに強かったのか?
ギルドで『ゴミ』扱いされたこのスキルが、魔王の結界を砕いた。
周囲が静まり返る中、俺だけが言った。『え、俺何かした?』」
解説:
主人公の意外な実力と周囲の驚きが明確に描かれ、逆転劇への期待感が爆上がり。本人は無自覚、周囲は唖然。このギャップがアニメだと最高に面白い。コミカルでしょ?
3.「追放されたその日、俺は覚醒した。
燃える村、砕けた剣、そして――心の底から湧き上がる怒り。
『今さら守れなくても、せめて、奪わせねぇよ』」
解説:
主人公の悲劇的な状況からの覚醒、そして決意のセリフが、読者の感情を揺さぶる。復讐や見返しの物語の導入として非常に効果的で、映像的な迫力も期待できる。燃える村ってとこがポイント。
4.「異世界での生活が、こんなにも楽しいなんて。今日は農作業、明日は釣り。
宿の看板娘の笑顔が、眩しすぎる。――いや、ちゃんと魔王討伐もする予定なんだけどさ?」
解説:
穏やかなスローライフと、本来の目的である「魔王討伐」というギャップが、読者にユーモラスな印象を与える。ゆるい雰囲気の中に潜む非日常が、アニメとして描かれることで魅力が増す。ギャグとシリアスの緩急、大事。
5.「最弱と呼ばれた俺が、世界を救う日が来るとは。
初任務で全滅寸前、仲間は逃げ、剣は砕けた。
でも俺は、まだ立っている。――ここで終わるもんか!」
解説:
絶望的な状況からの主人公の強い意志が描かれ、「どうなるんだよ!?」という期待感を抱かせる。最弱からの成り上がり、困難に立ち向かう姿勢が、応援したくなる主人公像を際立たせる。読者の「頑張れ!」が聞こえるようだ。
……さて、君が一番惹かれたのはどれだった?
コメント欄に「1番!」「5番!」みたいに書いてくれると、俺が勝手に感動します。
もしかしたら、そこから俺の次回作が生まれるかもしれない(予定は未定)。
◇
たとえアニメ化されなくても、再利用して創作がちょっと楽しくなったなら、それだけでSDGs達成ってことでよくね?
今日も“燃えるゴミ”改め、“未来の素材”をリュックに詰めて、俺は物語の墓場から出発する。
このエッセイが、あなたの創作の一助となれば、それだけで幸いです♪
そして、無謀な挑戦の第1弾がこれです!
『アデン大戦記 ―反逆の血盟ネオフリーダム―』
https://ncode.syosetu.com/n1448ko/
ね、まったくの新作でしょw