君は私のことをよくわかっているね
後宮の管理人である桜華は、皇帝・龍晴に叶わぬ恋をしていた。龍晴にあてがう妃を選びながら「自分ではダメなのだろうか?」と思い悩む日々。けれど龍晴は「桜華を愛している」と言いながら、決して彼女を妃にすることはなかった。
「桜華は私のことをよくわかっているね」
龍晴にそう言われるたび、桜華の心はひどく傷ついていく。
(わたくしには龍晴様のことがわからない。龍晴様も、わたくしのことをわかっていない)
妃たちへの嫉妬心にズタズタの自尊心。
思い詰めた彼女はある日、深夜、宮殿を抜け出した先で天龍という美しい男性と出会う。
「ようやく君を迎えに来れた」
天龍は桜華を抱きしめ愛をささやく。なんでも、彼と桜華は前世で夫婦だったというのだ。
戸惑いつつも、龍晴からは決して得られなかった類の愛情に、桜華の心は満たされていく。
そんななか、龍晴の態度がこれまでと変わりはじめ――?
※4万字未満の短期集中・中編連載作品です。
※この作品はアルファポリス様、ベリーズカフェ様でも公開しています。
「桜華は私のことをよくわかっているね」
龍晴にそう言われるたび、桜華の心はひどく傷ついていく。
(わたくしには龍晴様のことがわからない。龍晴様も、わたくしのことをわかっていない)
妃たちへの嫉妬心にズタズタの自尊心。
思い詰めた彼女はある日、深夜、宮殿を抜け出した先で天龍という美しい男性と出会う。
「ようやく君を迎えに来れた」
天龍は桜華を抱きしめ愛をささやく。なんでも、彼と桜華は前世で夫婦だったというのだ。
戸惑いつつも、龍晴からは決して得られなかった類の愛情に、桜華の心は満たされていく。
そんななか、龍晴の態度がこれまでと変わりはじめ――?
※4万字未満の短期集中・中編連載作品です。
※この作品はアルファポリス様、ベリーズカフェ様でも公開しています。
1.わたくしでは、ダメでしょうか?
2023/07/01 21:32
2.君もそう思わないか?
2023/07/02 10:29
3.ようやく君を迎えにこれた
2023/07/02 21:12
4.語られぬ歴史
2023/07/03 12:19
5.変わる朝、変わる二人
2023/07/03 21:45
(改)
6.妃たちの怒り、皇帝の怒り
2023/07/04 12:20
7.桜華を守るためだよ?
2023/07/04 21:27
8.それが人という生き物ですから
2023/07/05 12:17
9.いいのかな?
2023/07/05 21:09
10.一体いつからここにいたの?
2023/07/06 12:38
(改)
11.もう叶いましたから
2023/07/06 21:44
(改)
12.わかりません、わかりたくありません
2023/07/07 12:26
(改)
13.君は私のことをよくわかっているね
2023/07/07 21:41
(改)