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5/19

1-5

俺達は王都の外れにある草原に来ていた。


「いたぞ。あれがスライムだな!」


「はい、勇者様!頑張ってくださいね!」


「ああ、任せてくれ!」


俺は王女様の声援を受けて前に出た。そして、腰に下げていた剣を構える。すると、視界に文字が現れた。


◆名前:スライム

◆レベル:1

◆HP:10/10

◆MP:5/5

◆筋力:2

◆耐久:3

◆器用:7

◆敏捷:6

◆知力:2

◆魔力:2

◆運勢:5


ステータスは高くないようだ。これなら楽勝かもしれない。俺は駆け出して一気に間合いを詰めた。


「はあっ!!」


そして、渾身の力を込めて斬りつける。だが――


――バシュッ!!


――斬れなかった。


「んなっ!?」


俺は慌てて飛び退いた。見ると、俺の一撃を受けたスライムは傷一つ付いていなかった。


「うそだろ……?」


「勇者様!危ないっ!!」


俺はハッとした。いつの間にか、もう一体のスライムが俺の背後に回り込んでいたのだ。


――ドゴッ!


「ぐふぅ……っ」


背後からの体当たりを食らって、俺は地面に転がった。


「ゆ、勇者様ぁ!」


王女様の悲痛な叫び声が聞こえる。俺は何とか起き上がって振り返る。二匹のスライムは彼女に向かって突進していた。


「きゃあああっ!?」


王女様は尻餅をつく。そこへスライムたちが覆い被さるようにして襲い掛かった。


「やめっ……!?」


彼女は頬を赤らめている。


「やめてぇっ!!だめぇっ!!」


必死に抵抗する王女様だったが、スライムたちは容赦なく彼女の身体を這い回っていく。やがて服の中に潜り込むと、その中へと侵入していった。


「いやぁっ!やめてぇ!お願いだからぁ!」


嫌がる王女様。しかし、無情にもスライムは次々と衣服の中へ入っていった。


「ちょっと! 勇者様!助けなさいよ!」


「無理です! 俺なんてただの村人ですよ!?」


「ああんっ!いやぁ!入ってくる……!」


胸元まで来たところで、スライムはうねうねと動き始めた。


「やぁんっ!そこ弱いのぉ……」


王女様はビクビク震えながら甘い吐息を漏らしている。


「勇者様ぁ……、早くしないと私ぃ……」


(くっ、何だこの状況は……)


俺は王女様が襲われているというのに、何故か動けずにいた。


「いやん……。そんなところ舐めちゃダメぇ……」


俺はゴクリと唾を飲み込んだ。


(ヤバイな。これは……)


俺は興奮を抑えきれなくなっていた。目の前には服が乱れた美少女がいる。しかも、スライムに陵辱されている最中なのだ。


(どうしよう? このまま見ているだけでいいのか?)


俺は迷っていた。すると――

別のスライムがスカートの中にも入ってきた。


「ああ……、そこだけは……、んんっ!」


スライムはどんどん奥の方へ向かっていく。


「あっ、待って!それ以上はダメだよぉ……」


スライムはさらに上を目指して進んでいく。


「もう許してくださいぃ……」


ついに下着まで到達した。


「ひゃうんっ!入ってこないでぇー」


俺はその様子を見て、自分の股間を押さえる。ズボンの上からでも分かるくらい膨らんできていた。


「勇者様ぁ!お願いしますから、早くスライムを倒してくださぁいっ!!」


泣きそうな声で懇願される。だが――


「む、無理です! 俺なんて何もできない村人で――」


「ああ……、いやぁ……、来ちゃいますぅ……」


「え?」


王女様の顔は真っ赤に染まっている。瞳からは涙が溢れていた。そして――


「ダメェ……、いやああっ……!あああああああぁぁぁーーーっ!!!」


王女様は大きく仰け反ると痙攣し始めた。


「はあ、はあ、はあ……」


荒い呼吸を繰り返している。その顔はとても艶っぽく見えた。俺は言葉を失って立ち尽くした。


――


しばらくして、スライムたちは満足そうに去って行ったようだ。


「勇者様のばかぁ!嫌いになりますよ!」


王女様に怒られてしまった。

↓にコミカライズ版のリンクを貼りました。よろしければご覧ください。

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