◆おまけ◆キャスの魔術ノート
勉強家キャスのノート
■ヒゲナガヤギ
白い毛はストロー状で、よくインクを含む
小筆からホウキぐらいの大きな筆まで作れて便利
■研究所での魔術師の位を示す水晶飾り
上から黒、紫、緑、桃色、黄色、無色透明
魔術師全体の決まりではなく、研究所内での身分を示すためだけの目印
桃色と黄色の魔術師が大半
実は緑の飾りだけは水晶ではなくペリドット
■小指の指輪
対応する魔法錠を開ける鍵になっている
誰でも使えるらしいが、魔術師でもない庶民には手が届かない値段
■黄金バエ
金色の小さな生き物だが、実はハエとは無関係
羽アリの仲間だそう
魔力の動きに敏感なので実験によく使われる
■ランタンノキ
別名「精霊の|繭〈まゆ〉」
木から梨のような形の光る木の実をぶらさげる
実に魔力を蓄え、太古から神聖視されている
この樹はどこに生えても公共のもので、勝手な伐採や実の収穫は犯罪
■叫ばないマンドラゴラ
ポピュラーな魔術の材料だが、突然変異で声の出ない個体がたまにいる
大変使い勝手がいいので重宝される
■ブラッドカボチャ
血のように真っ赤な中身のカボチャ
普通のカボチャよりもずっと実が薄く、主にワタと種が食される
ワタはとろりとして野菜の甘味があり、種は殻が柔らかくぷちぷちとそのまま頂ける
■翼竜の一枚革
竜を殺すのは禁止されていて、死体を見つけた場合のみ届け出をした後に発見者がその素材を一つだけ頂くことが許されている
メイアーナ様の持っているのは、代々伝わる家宝らしい
魔術インクをつけてもしばらくすると消える
ゆっくりと吸収しているらしい