怪獣姉(6歳)と新しい茶碗
父がうっかり茶碗を割ってから数日、予備の茶碗を使っていたが、どうにも小さすぎて具合が悪い。ちょうどお誕生日でもあったので、今朝から新調した茶碗を使っていただいていた。
一応、誕生日プレゼントとの名目なので、ラッピングもして姉(6歳)の手から渡してもらったのだが、朝食中姉の様子がどうもおかしい。
思いつめたように俯きながら
「ねぇ、お母さん わたしプラスチックのおちゃわんもうイヤだ
お父さんみたいなガラスのおちゃわんにしたい」
父の新しい茶碗はガラスではなく陶器だが…そういう話ではなく、父の新しい茶碗を見て自分の離乳食の頃から使っている茶碗が急に嫌になったのだろう。
もうすぐ小学生にもなることだし、タイミングとしては悪くないだろう。
実は弟(2歳)が生まれたときに大量にいただいた、お下がりの子ども食器があったのだが、割れ物を持たせることが心配でしまっていたのだ。
新しい、ピンクのウサギ模様の茶碗で、夕食からご機嫌で食べていた。
しかし、我が家で茶碗が割れることは珍しいことではない。怪獣弟が1歳の頃に、一日に4つの茶碗を立て続けに割ったこともある。しかし、姉が自分の茶碗をねだったのは、初めてだった。一週間前に母の茶碗も新調していたというのに…
母の白無地の茶碗よりも父のキラキラ市松模様の茶碗の方が素敵に見えたのだろうか?