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「アニオタが転生してプロ野球選手だなんて」  作者: 北海の虎
2021年、1992年~2011年
10/15

「初公式戦ダイジェスト、~本番前」

・「初公式戦ダイジェスト、~本番前」


「おっと、3打席目は浅いセンターフライで凡退です、ルーキーピッチャーのある意味記念的なバッターとしての初アウトは4回裏の3打席目で記録となりました。」

「いや~、この回からバッテリーごと交代していますが、大量ビハインドにも関わらず、クリーンナップに見せるのと同レベルの攻め方を見せていましたね。」


「5回表も難なく3者凡退で、ルーキー、初勝利の権利を手に入れました。」

「今のところ、最初のホームラン以外ヒットも四球も許してませんからね、完投もありえそうですね。」


「6回表、久々に許したランナーはやはりこの人でした、コンパクトにシングルヒットを放ついぶし銀なバッティングです。」

「最初から長打を捨てていましたね、落ちる球を投げ込まれる前に決めてやるという打席でしたね。」

「コントロールが良いだけに、早打ちで積極的に捕らえられましたかね。」

「コースは相変わらず厳しいので、1流打者で無ければヒットすら難しいでしょうがね。」


「7回裏、ルーキーの4打席目は四球で歩きました、こちらも当然プロ初です。」

「点差があるので当たり前ですが、歩かされたわけではなく、厳しく突きすぎた結果の四球ですね。」

「本当にクリーンナップみたいな攻められ方ですね。」


「8回表、疲れが見えてきたか、ヒットのランナーを2人出してしまいましたが、4打席目はルーキーがリベンジ、見事三振に切ってとりました。」

「この試合初めてのピンチでしたが、落ち着いて初球から落ちる球を使っていましたね。」

「今年は開幕から後逸する場面が見られていましたが、本日はキャッチャーもよく止めました。」


3回裏からは、まるでダイジェストのように淡々と試合は進んでいった。

「屋上フォーク」は脅威の1番打者の他には、クリーンナップに数球披露するにとどまり、「他の切り札」は一切使うことなく終盤まで順調に抑えてこれた。

そして、


「やったー!、10対1でチームTの勝利、ルーキーは初登板で9回1失点完投に2打席連続ホームランのおまけつきで堂々たる公式戦デビューを飾りました。」

「最後は2番から4番までをあっけなく3者凡退に抑えましたね。」

「打たれたヒットは4本、内1本はホームランですが、四球、死球は0、奪三振数は13、投球数は95球で、コントロールの良さを存分に見せ付けました。」

「しかもバッティングは3打席2本塁打の4打点に1四球ですか、次は4番打者もありえるんじゃないですか(笑)」


僕のプロ初デビューはかなり出来た結果を残すことが出来た。

・・・さて、ここからが本番だ、アニオタとしてのね。


「それでは、脅威のルーキーが本拠地で早速ヒーローインタビューです」

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