表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界トラブル  作者: 海路希望
4章~冒険者養成所編~
65/146

第57話(〈荷物捜索〉クエスト3)

〈荷物捜索〉クエストは、後1、2話で終わる予定です。



では、異世界トラブルの続きをどうぞ!




付加彫刻刀を探す為に【マルチェロ魔道具店】を出たイルマ達。



「それで何処なんだ?イルマがヒルゼさんから聞いた大体の隠し場所は?」


「ちょっと待って。」



お店を出たダンは、イルマにヒルゼから聞いた大体の隠し場所が何処かと尋ねる。

ダンの質問にイルマは、その場所を伝える為にチユルの町の地図を取り出す。



「僕がヒルゼさんから聞いた隠した大体場所は……此処辺になる。」



イルマは、メラ達にチユルの町の地図を広げながら、ヒルゼから聞いた大体の隠した場所を印を付ける。

そして、その印を付けた場所に向かうことにしたイルマ達。



・・・




そしてイルマ達は、チユルの町の道具屋等集まっている南側に来ていた。



「ヒルゼさんの話だとこの辺になるけど……よし。此処からはあの方法を試すか。」


「それって、イルマが言っていたもう1つの手か?」


「……そういえばそれって、どんな手か聞いていなかったけど、どういう手なの?付加彫刻刀を見つける方法もう1つの手が想像が出来ないのだけど……」


「気になる。」


「そういえば詳しく言っていなかったね。……もう1つの手だけど、……付加彫刻刀って魔道具だよね?」



イルマは、メラ達に付加彫刻刀が魔道具であることを確認してくる。



「??イルマ達がそう言っていただろ?」


「??確かに付加彫刻刀は、魔道具に術式を刻む魔道具で合っているけど……」


「……付加彫刻刀が魔道具であることに間違いない……で、付加彫刻刀が魔道具なことがどうしたの?」


イルマの質問にそう教えられたダンを含め、魔道具であると答える。皆の認識を確認したイルマは、話を続ける。



「うん、そしてその魔道具である付加彫刻刀が【マルチェロ魔道具店】の金庫の鍵を兼ねているは知っているよね?」


「そうね。だから、ヒルゼさんは魔道具を作れないこととお金が無いことの二重の意味で困っているし。」


「イルマ、それがどうしたんだよ?」


「………魔道具………鍵………見つける………ッ!魔力ッ!?………付加彫刻刀を魔力感知することで見つけることが出来るかもしれない!?」


「「『あっ!!』」」



イルマの話にメラ達は疑問を浮かべていたが、そんな中シーラは、魔道具でもある付加彫刻刀を魔力感知で探すことが出来る可能性に気づく。



「でも≪魔力感知≫するって言っても、こんな広い町中に魔道具なんて一杯有るわよ!」


「そうだね。勿論、ただ技能≪魔力感知≫で見つけることは、こんな魔道具が到るところにある町中では難しい。………でも、」


「……金庫の鍵を兼ねている付加彫刻刀の魔力を金庫から探れば………」


「そう、他の魔道具と僕らが探している付加彫刻刀の魔力の違いが分かる。」


「ッ!?、その方法なら付加彫刻刀を技能≪魔力感知≫で探せれる!……あれ?ならお店を出る前に私達も金庫に残っている付加彫刻刀の魔力を調べてた方が良かったんじゃない?」



イルマの話を聞いて技能≪魔力感知≫で探す方法について理解したメラは、それならお店を出る前に自分達も金庫に残っている付加彫刻刀の魔力を感知していた方が良かったのでは?とイルマに言う。



「あっ……………うっかりしてた………。」

(そういえばそうだーー!!そうしていれば皆で≪魔力感知≫して探せたじゃないかーー!!今後のことの対応について考えていたらうっかりしていた……)



「おーー、イルマには珍しいじゃねえか!そこまで考えていたのにうっかりするなんてよ。」


「か、考えることが多くて忘れていたんだよ!」

(ウゥ~~恥ずかしい~~)


うっかりしてしまったイルマは、ダンの指摘に恥ずかしくなりながら言い訳をする。そんなイルマに皆は笑っていた。


そして、顔を紅くしたイルマは皆に「行くよ!」と声を上げて、恥ずかしさを誤魔化すように付加彫刻刀の捜索を始める。そんなイルマの様子にメラ達は、笑いながらイルマの後を着いて行くのであった。




・・・



付加彫刻刀の捜索を開始したイルマ達は、技能≪魔力感知≫を使いながら順調に捜索範囲を絞っていた。

そんなイルマ達が付加彫刻刀を捜索している中、イルマ達のことを追跡してくる複数の存在がいた。


イルマ達は、自分達を追跡してくる複数の存在に気づきながらも、先に付加彫刻刀を見つけることを優先して無視をしていた。


しかし、追跡していた存在がイルマ達に接近してきた。



「おう坊主ども、お前ら何を探しているだ~?」

「止めな止めな。痛い目に逢いたくなかったら早く帰りな。」

「子供は暗くなる前に帰りな!」



イルマ達のことを追跡していた男達は、姿を現してイルマ達に付加彫刻刀を探すのを止めろ、止めないと痛い目に逢うぞ?と脅してくる。



「何だよお前ら?俺達は探し物をしているだけなんだよ。何でお前らに邪魔されないといけないんだよ?アァ?」


「そうよ!痛い目を逢うのはそっちだわ!」


「……上等。そっちから絡んできた。返り討ちにしてくれる(トラウマにしてやる)


「(あっ、ひ、久々のシーラの暗黒モード……怖っ)……まぁ落ち着いて皆。で、何の目的で僕達の捜索の邪魔をするです?誰なんですか貴方達は?」



脅してきた男達に敵対心バリバリに露にするメラ達。

そんなメラ達を諫めながらイルマは、男達に目的と正体を尋ねる。


「アァ?そんなことはどうでもいいんだよ!早く帰れと言ってるだろ!!」

「それとも痛い目を逢わないと分からないか?」

「おぉ~?やるか?」



男達は、イルマの質問には答えず、自分達に従わないイルマ達にイラつきを露にしてくる。



「………質問には答えてくれないんですね。…………仕方ない、……………やるか(力ずくで分からせるか)。」


ーハァッ!!ー



イルマは、質問に答えない男達の態度に話し合いが出来そうにないと思い、話し合いを諦めて闘気を解放する。メラ達もイルマの闘気を解放に合わせて闘気や魔力を解放する。



「「「ッ!!?なっ…………」」」



男達は、イルマ達が解放した闘気や魔力の強さに驚き、先程までの子供と思って侮った態度から一変し、額から汗を流してイルマ達のことを警戒する。



「…………やるのか?やらないのか?……どっちだ!!」


「俺達はどっちでもいいぜ?」


「私はやってもいいわよ?……この男達の目的や正体知りたいし。」


「……………ボコボコにする。」


「「「………………。」」」



男達は、ヤル気なイルマ達を見てどうする?と顔を見合わせる。そして、男達はチッ!と舌打ちしながら「覚えていろ!」と言ってイルマ達の目の前から立ち去るのであった。


イルマ達は、そんな立ち去る男達を追わずに男達の妨害を警戒しながら捜索を再開するのであった。





そして、その日は日が暗くなる前に捜索を一旦中止するイルマ達。続きは後日にして、とりあえず今日の成果である捜索範囲を絞れたことと、やはり妨害があったことをヒルゼに伝える。


イルマ達の報告を聞いたヒルゼは、妨害があったことに顔を歪めて、「やっぱりクエストを養成所の授業にして正解でしたね」「養成所に戻ったら教官の方や他の方にも宜しくとお伝えください」とイルマ達に伝える。


ヒルゼの言葉に「分かりました。しっかり伝えます。」イルマ達は答える。


そして、養成所に戻る前に、今度はメラやシーラも金庫から付加彫刻刀の魔力を調べてから戻るのであった。





イルマ達は、養成所に戻り、教官室にいたナミノ教官に今日の成果と出来事を伝える。ナミノ教官は、捜索中に妨害があったことに「そうか」と顔を険しくする。


その後、ナミノ教官はイルマ達に〈荷物捜索〉のクエストを授業にすることを明日の朝からやれると伝える。


こんなに早く事が進んでいることに喜ぶイルマ達。

話が順調に進んでいることに喜んでいたイルマ達は、直ぐに対応してくれたナミノ教官にお礼を言って退室する。


そして、イルマ達は明日からの対応について話し合いをしてから明日に備えて養成所の寮で早めに休むのであった。

今回短い分、次回は長めな予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ