第46話(冒険者養成所入学試験・前編)
今回は、成長したイルマ達のステータスとクラスアップした職業が出ます!
では、異世界トラブル続きをどうぞ!
……試験当日。
イルマ達は、緊張しているのか全員が朝早くから目覚めていた。
そして、朝早くから目覚めたイルマ達は身体をほぐす意味で、軽く走ったり、体操をしていた。
その後宿で朝食を食べて準備を整えたら、試験に遅れないように養成所に早めに出掛けるのであった。
養成所に着いたイルマ達。
養成所の中に入り、受付で試験を受けに来たと伝え、イルマ達は職員の方に試験の会場に案内して貰う。
職員の案内で試験会場に到着したイルマ達。
そこには数組のイルマ達より少し年上のグループがイルマ達と同じ考えをしていたのか、既に試験会場に到着していた。
先に試験会場に到着していたグループは、入って来たイルマ達に視界に入れた後、興味を無くしたのか直ぐに視線を外す。
その様子からどうやら皆他の試験参加者より、自分達の試験について集中しているようだ。
イルマ達も試験については大雑把にしか聞かされてなく、今試験を受ける全員が分かっていることは"筆記"、"能力値検査"、"模擬戦"、"実戦"の4種類があるということだ。
その為、イルマ達を含む試験を待っている者達はどんな問題や、検査、誰と戦う、実戦はどういう物だと分からず緊張していた。
「((……皆さん緊張してますね……))(試験何て大丈夫ですよ!皆さんはこの前に、職業をクラスアップする程強くなったんですから!!)」
「(……おう!ありがとなミルン!……そうだよな俺達この歳でクラスアップしている程だから大丈夫だよな!)」
「(そうね、今から緊張してても仕方ないわね。まぁ仮に緊張しててもクラスアップして、"魔道師"になった私なら大丈夫ね!)」
「(おい!俺達もだろ!)」
「(その通り。私も大丈夫だけど、ダンの筆記が心配。)」
「(!?……本当ですねシーラさん。ダンさん、その時は私がカンニングしてきますね!)」
「(こらぁ!?シーラてめえ……否定が出来ない……ミルン、カンニングは駄目だぞ。)」
「(そうだねカンニングは駄目だよミルン。それに皆この試験までに鍛えてきたから実技はきっと大丈夫だよ。)」
「(はい分かりました。ダンさんが筆記で全然駄目でもカンニングはしません!)」
「(おい!ミルンまで酷いぞ!!)」
「(ハハハ!まぁまぁ……(それに、カンニングは駄目なことだけど、ミルンにとってはカンニングって絶対ドジするフラグだよなそれって。))」
イルマ達は、試験前の緊張はミルンからの念話によってほぐれて緊張した表情に笑みが戻った。
緊張がほぐれたイルマ達は、先程話に出た自分達のステータスを思い出す。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
名前 ダン
年齢 11歳
加護 剛体の加護
職業 闘士10→剣闘士1クラスアップnew
性別 男
レベル 25→28
力強さ 150→185
体力 150→180
頑丈 175→215
敏捷 130→145
魔力 45→55
合計60up!+クラスアップ分。
※クラスアップで能力値の上昇5up
技能スキル
【通常】
≪体術5→6≫≪剣術7≫≪盾技3→4≫≪気配察知5→6≫≪空間認識4≫≪身体活性4→5≫≪腕力強化1≫new
【希少】
≪頑強5≫≪闘気7≫◆(闘気刃、闘気刃:烈、闘気波、闘砲)≪※闘魔剣≫※他の人との協力が必要≪狂化1≫new
【耐性】
≪打撃耐性5≫≪苦痛耐性5≫≪魔法耐性1≫new
【魔法技能】
無し
【職業技能】
剣闘士技能≪闘気解放≫new
【固有技能】
≪戦気覚醒ギア・ライズ≫
能力発動時…全ての能力値に+100。あらゆる戦闘関係の能力を底上げする(極)。発動時、体力消費の減少
名前 メラ
年齢 11歳
加護 魔女の加護
職業 魔術師10→魔道師1クラスアップnew
性別 女
レベル 24→27
力強さ 90→100
体力 105→120
頑丈 90→100
敏捷 120→140
魔力 235→280
合計60up!+クラスアップ分。
※クラスアップで能力値の上昇5up
技能スキル
【通常】
≪棒術3→4≫≪魔力感知6≫≪魔方陣作成4→5≫≪魔力活性4→5≫》≪魔刃1≫new
【希少】
≪魔力覚醒6≫≪魔力消費減少6≫≪術式1≫new
【耐性】
≪魔法耐性4≫≪精神耐性2≫≪打撃耐性1≫
【魔法技能】
≪風5→6≫≪火6→7≫≪水3→4≫≪土5≫
魔力操作7、魔力放出7、無詠唱、魔力付加
【職業技能】
魔道師技能≪魔力炸裂≫new
【固有技能】
≪魔道深域マギア・レコード≫
能力発動時…自分の周囲の魔法の支配、強化、魔力量増幅(極)、魔力消費減少(極)、一時的な魔法レベルの上昇(魔法レベルがmaxの場合でも有効)
名前 シーラ
年齢 11歳
加護守護の御加護
職業 呪癒師10→呪癒聖師1クラスアップnew
性別 女
レベル 24→27
力強さ 80→100
体力 125→145
頑丈 105→125
敏捷 105→125
魔力 190→220
合計60up!+クラスアップ分。
※クラスアップで能力値の上昇5up
技能スキル
【通常】
≪体術1→2≫≪魔力感知5→6≫≪家事3≫≪短剣術3≫≪魔刃1≫new
【希少】
≪治癒力4→5≫≪魔力回復7≫≪聖属性付加1≫new
【耐性】
≪打撃耐性3≫≪魔法耐性2→3≫≪苦痛耐性1≫
【魔法技能】
≪水7≫≪風3→4≫≪氷3→5≫
回復魔法6、魔力操作7、魔力放出7、無詠唱
【職業技能】
呪癒聖師技能≪祝福結界領域≫new
【固有技能】
≪不浄聖鈴スピリット・ベル≫
能力発動時…聖なる鈴の音が、自分や仲間に祝福(回復、能力値の上昇、技能強化)を与え、自分もしくは仲間に及ぼす害になる攻撃や効果を自動で防ぐ。(限界あり)鈴の音は闇属性の存在に特攻のダメージを与えたり、結界の作成可能。
名前 イルマ
年齢 11歳
加護 冒険の加護 ≪学習の加護≫
職業 練装師10→練装術士1new、2nd≪魔術師10→魔道師1≫new、3rd≪剣士10→剣術士1≫new4th≪村人10≫※複数のクラスアップnew
性別 男
レベル 35→36
力強さ 742→800
体力 747→805
頑丈 742→800
敏捷 737→795
魔力 1147→1200
合計95up!+クラスアップ分。
※クラスアップで能力値の上昇5up
技能スキル
【通常】
≪算数5≫≪土木5≫≪画家2≫≪歌唱1≫≪工作2≫≪掃除5≫≪聞き耳8≫≪演技5≫≪剣術7≫≪格闘4→5≫≪疾走7≫≪射撃4≫≪気配察知7≫≪気配遮断7≫≪鷹の目7≫≪魔力感知6≫≪暗視2→3≫≪腕力強化7≫≪脚力強化5→6≫≪身体活性5→6≫≪空間認識4→5≫≪遠視4→5≫≪魔力活性4→5≫≪体術3→5≫≪嗅覚強化2→3≫≪魔刃1≫new≪快眠1≫new
【希少】
≪成長促進6≫≪蓄積4≫≪隠蔽7≫≪複数職業4≫≪器用貧乏7≫≪罠作成4→5≫≪闘気6≫≪魔力視4→5≫≪限界突破3→4≫≪感知妨害3→4≫≪変換2→3≫≪※従魔契約1→2≫≪※従魔召還1→2≫≪術式1≫new≪強化術1≫new
【耐性】
≪苦痛耐性7≫≪毒耐性3≫≪打撃耐性5→6≫≪魔法耐性3→4≫≪麻痺耐性1≫
【魔法技能】
≪風4→5≫≪火4→5≫≪水4→5≫≪土5→6≫≪木4→5≫≪氷1≫new
回復魔法4→5、無詠唱、魔力操作7、魔力放出7、生活魔法
【職業技能】
村人技能≪村人の決起≫
魔道師技能≪魔力炸裂≫new
剣術士技能≪決死の連激≫new
練装術師技能≪職業強化術≫new≪練波連撃≫≪技能蓮華≫
【固有技能】
≪開示2≫≪メニュー1→2≫new≪ガチャ2≫※残り50sp≪三位一体《闘魔技法剣》≫
◆【ガチャ2】レア度解放、アイテムガチャはレア度の高いアイテムが当たりやすくなる、ステータスガチャは上昇値が+10→+20)
◆【開示2】【開示】ステータスや物の詳細が見える+隠された物をも情報を開示することが出来る。(隠す強度関係なく開示する)
◆【メニュー2】【メニュー】で出来る能力の強化版。マップは印をつけたり味方の位置を知ることが出来る。アイテムボックスの機能は、容量の増加、触れていなくても半径2mなら出し入れ可能等レベルアップで強化されている。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
そうイルマ達は、全員がクラスアップを果たしていた。
ダンは闘士から、剣が得意な職業の剣闘士に。
メラは魔術師から、より上位な魔法職の魔道師に。
シーラは呪癒師から、聖属性を兼ね備えた呪癒聖師に。
イルマは練装師から、他の職業の力等を強化する術を使える練装術師に。他にも魔術師が魔道師に、剣士が剣術士にクラスアップしていた。
各自、新しい職業技能を得た上に、新しい技能も手に入れていた。
(クラスアップで、職業技能が変わっても新しい職業技能は、その力に以前の職業技能を+した技能になる。転職の場合は、別の職業技能扱いになる。)
ダンが新しく手に入れた技能
≪腕力強化≫≪魔法耐性≫≪狂化≫の3つ。
≪狂化≫興奮状態になり、理性が弱くなる代わりに能力値の上昇する。
メラが新しく手に入れた技能
≪魔刃≫≪術式≫の2つ。
≪魔刃≫魔力を刃に形態変化させる
≪術式≫魔力で描く術式。その術式で様々な現象を起こすことが出来る。レベルが上がると術式を描くスピードや起こす現象の規模が大きくなる。
シーラが新しく手に入れた技能
≪魔刃≫≪聖属性付加≫の2つ。
≪聖属性付加≫魔力に聖属性を付加することが出来る。
イルマが手に入れた技能
≪魔刃≫≪術式≫≪快眠≫≪強化術≫の4つ。
≪快眠≫
直ぐに眠ることが出来る技能。しかも眠りでの回復効果増加。
≪強化術≫
職業や技能等、様々な物に術を施して強化する技能
【メニュー2】
【メニュー】の強化版。メニューで出来ていたことに+して容量の増加や味方の位置を知れる等更に能力が強化されている。
イルマ達は、ステータスを思い出して、試験に向けて努力したことを思い出し、その成果を試験で出したい為、今度は早く試験が始まるのを待っていた。
暫くして、自分達以外の試験参加者も集まり、試験時間になろうとした時、試験会場の扉が開き、試験官達が入って来た。
「試験参加者は全員いるな!いない者は遅刻で不合格として先に進める。今年の試験内容は、資料の通り筆記、能力値検査、模擬戦、実戦だ!その内容は、各試験毎に説明する!質問あるやついるか!?」
試験官の言葉に試験参加者達から次々と質問が飛び出る。
〈合格者は何人か決まっているのですか!?〉
〈合格基準は何ですか!?〉
〈最低ラインはどれくらいなのですか!?〉
〈試験内容や職業によっては、有利、不利が生まれるのではないのですか!?〉
「合格者は40名までだ!合格基準は悪いが教えれない、最低ラインも同様だ。確かに試験内容や職業によっては有利、不利は有るだろうだがその事も含めて我々はその中でどういう風に君達がその状況で動くかで成績を判断する。…他に質問は無いか!?」
ーーーシーーンーーー
「……もう質問は無いようだな。よし。では先ずは筆記の試験から始める!!……筆記試験の問題は魔物についてだ!冒険者になる者が魔物に詳しくなければ話にならんのでな!」
試験参加者達は、用意されていた机に座らされて、問題用紙を試験官達から渡される。
「では、今から30分間が制限時間だ。勿論カンニングは失格だ。パーティー内での話合いも失格扱いだ。準備はいいか?……では、筆記試験開始!!」
その試験官の試験開始の言葉を合図に試験参加者全員は、問題用紙に問題の解答を書いていくのであった。
次回、能力値検査と模擬戦の試験になります。