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異世界トラブル  作者: 海路希望
6章~王都防衛編~
145/146

第132話(マモンの目的)

投稿が遅れてすみません。


しかも今回も短いです。

正直ちょっとスランプ気味です。

ですが、少しずつでも書いていきますのでどうぞお付き合いお願いします。


「おおっ!」「あっ!」「うっ!」


「…ッ……(強化の幅が低い。けど前の時より力のコントロールが容易い。これは僕個人よりも皆との同時の方が強化の度合いが低い分力のコントロールがしやすいってことかな?)」


同時・(マルチ)妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】を発動したイルマ達は、自身の力が増幅されたことを力が湧いてきたことで実感した。


只、イルマ1人は力の増幅が1人で【妖精融合】を発動した時と比べては低いことやその分強化された力のコントロールが容易いことに気付いた。


そのイルマのステータスがこれだ。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


名前 イルマ

年齢 14歳

加護 冒険の加護 ≪学習の加護≫(※隠蔽中)

職業 練装術士7→8、2nd≪魔道師7→8≫、3rd≪剣術士7→8≫、4th≪村人10≫

性別 男

レベル 62→65


力強さ 1445→1499(+100)

体力 1445→1499(+100)

頑丈 1440→1494(+100)

敏捷 1440→1494(+100)

魔力 1840→1894(+100)


合計270up!(+分は【同時・(マルチ)妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】での強化)



技能スキル

【通常】

≪算数7≫≪土木6≫≪画家2≫≪歌唱1≫≪工作4≫≪掃除6≫≪盗聴1≫≪演技5≫≪剣技1→2≫≪格闘9≫≪疾走10≫≪射撃7≫≪気配操作1→2≫≪鷹の目9≫≪魔力把握3→4≫≪暗視6≫≪腕力強化10≫≪脚力強化10≫≪身体活力1→2≫≪空間認識8≫≪遠視7≫≪魔力活カ1→2≫≪体術9≫≪嗅覚強化7≫≪魔刃7≫≪快眠5≫≪循環術10≫≪追尾4≫

【希少】

≪成長促進7≫≪蓄積7≫≪隠蔽10≫≪複数職業4≫≪器用貧乏10≫≪罠作成9≫≪闘気10≫≪魔力視8≫≪限界突破7≫≪感知妨害8≫≪変換5≫≪※従魔契約5≫(契約済みの魔物×2)≪※従魔召還5≫≪術式5≫≪強化術5≫≪念話3≫≪闘魔剣≫≪闘魔融合≫≪妖精融合(ユニゾン・ドライブ)≫※【同時・(マルチ)妖精融合(ユニゾン・ドライブ)

【耐性】

≪苦痛耐性9≫≪毒耐性4≫≪打撃耐性8≫≪魔法耐性7≫≪麻痺耐性2≫≪病気耐性2≫≪精神耐性7≫

【魔法技能】

≪風9≫≪火9≫≪水9≫≪土9≫≪木9≫≪氷8≫

回復魔法10、無詠唱、魔力操作10、魔力放出10、生活魔法、疑似融合魔法

【職業技能】

村人技能≪村人の決起≫

魔道師技能≪魔力炸裂≫

剣術士技能≪決死の連激≫

練装術師技能≪職業強化術≫≪練波連撃≫≪技能蓮華≫

【固有技能】

≪開示3≫

ステータスや物の詳細が見える+隠された物をも情報を開示することが出来る。(隠す強度関係なく開示する)+視界に映ったりした物や人だけでなく、索敵系技能に反応した存在に対して開示能力を行使可能となる。

※領域眼(固有技能の【開示2】に感知系技能を統合時に使用可能)

≪メニュー3≫

アイテムボックス、マップ、ガイド、装備の付け替え、記録保存等の複数の能力が備わっている。+マップの機能にナビ機能と検索機能が追加。

≪技能改造≫

※改造したい技能を自身が習得している技能を一時的に統合し、新たな技能に改造する技能。改造した技能を使用する際には統合した技能は使用不可になる。

★≪ガチャ2≫※残り800sp(ガチャポイント)

≪三位一体《闘魔技法剣》≫


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


このイルマのステータの能力値の+分が【同時・(マルチ)妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】で強化された数値であり、この数値はイルマが1人で【妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】した場合の強化率の4分の1になる数値である。


この【同時・(マルチ)妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】での強化はイルマ単体での【妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】と比べたらかなり強化率が下がっているが、その分イルマが感じたように強化率が下がっている分強化された力のコントロールの難易度も下がっている。


「(やっぱり強化率が下がっている。皆との【同時・(マルチ)妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】した分、能力値の強化が四等分されてる )」


どうやら【同時・(マルチ)妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】の強化率は、同時に【妖精融合】した人数分に強化率が分散する仕様みたいだ。

(能力値に+100の時点で、ダンの固有技能【戦気覚醒】の肉体強化の数字を考えたらこの強化率でも十分な数値である。)



「おおっ!凄え!力が湧いてきた!!」


「ええ、これならイケる!!」


「…………」コクン


「(これが大会でイルマが使った力か。仲間にも有効な力とは……だが)俺は何も強化されてないけどな」


メラ達は今からAAランクの魔物と戦うことになってるが、【同時・(マルチ)妖精融合(ユニゾン・ドライブ)】で強化された力を感じては気が高揚して不安が消えたようだ。

だが1人その恩恵を受けてないセイナは、大会でイルマが使った力が仲間にも有効なことに感心を寄せながら自分もAAランクの魔物と戦うのにと嫌味を溢す。



「(よし、準備は出来た。後は戦うだけだ)そっちは頼んだよ!」


「「「おおっ!(ええ!)(任せて!)」」」


「………ああ」


戦う準備が出来たイルマ達(+1人)は、互いの無事を祈りながら結界の中にいるAA魔物との戦いに挑む。


(ヤバイ、1人でAAランクの魔物と戦うのに【ガチャ】を回して自分の強化がまだだった!)


───えっ~と、回すガチャは………


『(………イルマさんって普段はしっかりしているのにたまにこうですね……)』


そんなイルマの様子を取り憑いてる関係でミルン1人だけは気付いていた。

そして気付いたミルンは、こんな状況で大切なことを忘れてたイルマの様子に呆れていたが、そんなイルマとは逆に自分が普段はドジする。


人が居る近くで声を漏らしたり


姿を現した時には好奇心から警戒を忘れて人に見つかりそうになったりと


取り憑いてる取り憑かれている関係からか、イルマとミルンの2人は似ている所が有ったのだ。


──よし、決めた。回すガチャは……


『(とりあえず早くして下さい、イルマさん!まだ大丈夫ですけど、この結界を維持するのはしんどいです!!)』


────あっゴメン、ミルン。


こんな状況だが、ある意味普段通りなイルマとミルンである。












その頃、AAランクの魔物1体を任されたガゼル総括というと………



「───────そうだ、俺の方でAAランクの魔物は何とかする!お前達は騎士団長達と力を合わせて他の魔物を倒せ!」


「何とかするって……幾らなんでも3体のAAランクの魔物相手だと、ガゼル総括でも1人では無理です!」


「ごちゃごちゃ五月蝿えぇっ!!今はこれしか選択ねぇんだ!!だから黙って従え!!」


「「!!?」」


「分かったならさっさと動け!!」


「「り、了解しました!!」」


ガゼル総括は一喝で反対意見を潰し、部下達に命令を従わせた。


「────後は俺も戦うだけ訳だが、しかしAAランクの魔物か。これは本気でキツイ戦いになりそうだな。まぁ、子供達や騎士見習いも戦っているんだ。騎士団長総括の俺がビビっていたら情けないな」


そう言ってガゼル総括は王都防衛の為に他の魔物の対応の命令をした後、ミルンの結界の中にいるAAランクの魔物の1体に向かって行くのであった。





◆◇◆◇


「マモン様」


「ええ、私も見て分かってるわ。【蠱毒の誘い】で進化したAAランクの魔物達が結界に閉じ込められた。しかもあの力は人間じゃない」


「はい、人間の結界術にあのような結界は有りません」


「…………そうね。(まさかあの力は妖精の力?何故妖精がこんな所で人間に力を貸すの?………流石に此処から見てるだけじゃ分からないわね)でも、別にいいわ。その結界もどうやら長時間は保てなそうだし、それに私のもう1つの目的は果たせそうだし?」


「?もう1つの目的……ですか?(何だマモン様のもう1つの目的とは?見て判るのは、進化した魔物達の中でも一番強い3体の魔物が結界に閉じ込められたこと。その結界の中に4人の子供達と騎士が1人、ガゼル総括が入った………子供が4人?……)まさか、マモン様。貴女様の目的とはあの子供達……ですか?」


「ええ、そうよ。あの4人の子供、チユルの町で活躍した子供達が私が想定してる力を持ってるのなら直接確認したくてね。あの子供達でしょ?そのチユルの町で活躍した子供達は?こんな戦場でいて、AAランクの魔物に戦いに挑む子供なんて」


「……確かに特徴も合ってます。」


「そう、なら良かったわ。私が今回見たかったのは、人間の絶望と()()()()の力だから」


「……今回の人間達への襲撃はその為に?(まさか人間の絶望は兎も角、子供4人の力を確認したくてこれだけのことを?)」


「そうよ」


「(恐ろしい。貴女様はそれだけの為に、人間の国1つ滅ぼすだけの魔物を用意させたのですか)」


マモンと男の視界の先には、時々まるで苦しそうに揺れる3体のAA魔物を閉じ込めるミルンの結界と、どうやら今回マモンが人間の絶望他に目的としていたイルマ達(例の子供達)が、その結界の中に入る様子が見えた。


「………さぁ、貴方達の力を私に見せて?今回の襲撃は久しぶりに人間の絶望を見たかったのも有ったけど、元々その為にしたんだから」


折角の自分の力で進化させた魔物達が、結界に閉じ込められたことで人間の絶望を見る邪魔が入ったとマモンは怒る処か、これなら相手がAAランクの魔物もありイルマ達の力がしっかり確認出来ると自分に恐ろしさを感じてる男には目をくれずに笑みを浮かべるのであった。








人間の絶望。

イルマ達(気になる人間)の力の確認


これが今回の襲撃、マモンの目的でした。

今回は襲撃理由の話でした。

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