第127話(強力な魔物の脅威!)
今回はイルマ達は出ません。
強力な魔物の正体や脅威、各騎士団達の様子の話になります。
「いいぞ、上手いこと作戦通りにいってるな。対策会議で決めたそれぞれの騎士団のあの配置場所が正解だったな」
戦場の様子を見て、ガゼル総括は魔物の大群相手に優勢な今の状況に騎士団の配置場所が良かったのだと思った。
ちなみに現在の敵味方の戦場での位置はこのような形だ。
《戦場での位置取り》
─ 漆黒【紅蓮】【魔物】【紅蓮】漆黒───【疾風】─────【疾風】
───【水仙】【ー鋼鉄ー】【水仙】
──────【魔道の騎士団】─────
──【漆黒】──【漆黒】──【漆黒】
────────【司令】(ガゼル総括、予備兵力)
──────【後方支援部隊】(回復部隊等)
────────【王都】
魔物の大群が防衛戦を包囲しないように、戦場を駆け抜けている漆黒の騎士団や疾風の騎士団の2つの騎士団は、このように騎士団が1つに纏まっていなくてある程度別れて行動していた。
他に、【司令】は全体を指揮するガゼル総括や予備戦力の騎士や兵士がいる。
最後尾に位置する【後方支援部隊】は、怪我人の治療をする回復部隊や支援を得意とする者達が戦いの邪魔にならないよう最後尾に位置していた。
「(今の処魔物の数は大群と言ってもいい程多いが、幸いその魔物の種族はゴブリンやオーク等そんなに強くない魔物だけだがこの大群だ。必ずこの魔物の大群を指揮するリーダーである強い魔物がいる筈だ。そのリーダーである強い魔物はまだ現れてない以上油断は出来ない)それでも、この調子なら何とかなりそうだな………」
現在の戦況の様子に、ガゼル総括はこの調子なら何とかなりそうだなと感じていた。
「伝令!伝令!」
「!(噂をすればかっ!)」
そんな時、ガゼル総括の下にある伝令が届いた。
「伝令!ガゼル総括、魔物の大群に動きあり!魔物の大群の動きが止まり、その魔物の大群から明らかに先程までの魔物達よりも危険度が高い魔物が現れました!!」
「魔物の統制するリーダー格の魔物が現れたか」
「はっ、それは現在の処は不明です!ですが、現れた危険度が高い魔物の数は全部で数十体以上!現れたその危険度が高い魔物達は、"オーガ"、"トロール"、"ガーゴイル"、"バイコーン"、"ダイアウルフ"等が確認されてます!─────それと"オークキング"と"ゴブリンキング"等の上位種の魔物も現れました!!」
「何だと、危険度が高い魔物が複数体だと!?しかも上位種も現れた……!!?」
「は、はい。それと………」
「何だ、それ以外にも何か有るのか!」
「………魔物の大群の上空に、ワイバーンが確認されました。こちらも数が複数です!」
「な、複数体のワイバーンも現れただと!!(こんな魔物の大群に別の種族のリーダー格の魔物はまだ理解出来るが、それが複数体で上位種、それに加えて複数体のワイバーンが現れるなんてどう考えてもおかしいぞ!?)……どうなってやがる!!?」
その飛び込んできた伝令に、ガゼル総括はこの魔物の大群の進行の事態が予想以上に異常であることを知る。
その頃各地の戦場では、
《最前線side》
「ウァアアアアーー!?」
「お、おい、嘘だろ!?」
「"オーガ"………だと?」
「ナルギー!!───糞っ、この野郎!!」
最前線で魔物の大群の進行を止めていた鋼鉄の騎士団の前に、強力な魔物の"オーガ"が現れた。
このオーガとは、人型の魔物で頭に角も生えており、好物が人の為、種族が鬼に分類される巨人の魔物だ。
そして、同じ人型の魔物で大きな身体を持つオークという魔物もいるが、このオーガはそのオークよりも身体は少し大きめ位だが、オークとは比較にならない戦闘力を持つ魔物であることや先程述べたようにオーガの好物が人であることから、その危険度はAに近いBランクに分類される魔物でもある。
その為、現れたオーガによって鋼鉄の騎士達はその優れた防御力をオーガの剛力から繰り出された攻撃で突破されては大打撃を受ける。
そして、その防御を突破された騎士の中からは死者も出るという犠牲も発生していた。
「ま、待ってタギ!冷静になれ!!」
「この魔物がぁあああーー!!ナルギの敵討ちだぁぁああーー!!
────ウグっ!!」
《グシャッ!!》
「タギィイーー!!」
そんな仲間の騎士をオーガによって殺されたことで、1部の騎士は逆上しては冷静になれと叫ぶ仲間の騎士の声を振り切って無謀な攻撃に出た。
しかし、危険度がAランクに近いBランクの魔物であるオーガに逆上して考え無しに正面から突っ込むという無謀な攻撃は、オーガからしたらカモであり、その逆上した騎士はオーガの巨体から放たれた攻撃によって死んだ騎士の仲間入りとなるのであった。
「ドッチ騎士団長!"オーガ"が、魔物の大群からオーガが現れました!!」
「何、"オーガ"……だと!?」
「はい!ッ、そのオーガによって何人の騎士が殺られてます!!」
「何だと!!(遂に魔物の大群の進行で、この騎士団から犠牲者が出てしまったか!!)
─────っくそが!!」
そのオーガの出現と、オーガによる犠牲者が出た報告を聞いた鋼鉄の騎士団のドッチ騎士団長は、オーガという強力な魔物の対処もだが遂に自分の団から犠牲者が出てしまったことに吐き捨てるように悔しさを漏らす。
《紅蓮の騎士団と水仙の騎士団side》
「お、おい、嘘だろ………」
「あ、あの魔物は………」
「と、"トロール"………」
魔物の大群に斬り込んでいた紅蓮の騎士団の騎士の前に、オーガと同じく人型の魔物であり、巨体のオーガよりも更に大きく太った身体に加えて、とてつもない硬い皮膚と体力を持つ危険度が高い魔物のトロールが現れた。
そんなトロールの突然の出現に、紅蓮の騎士団は身体の動きを止めてしまっては隙を晒してしまう。
「どうした、何をしているんだ紅蓮の騎士団!?」
「何戦場で動きを止めている!!」
「そうだ、そんなことをしていたら魔物から反撃を喰らうぞ!」
「ま、魔物の大群から、と、トロー──ッ………あ、あれは!?」おい、どうした………………っあの魔物は!?」
「"ガーゴイル"!?」
そして、紅蓮の騎士団のフォローするためにその少し後方に位置していた水仙の騎士団の騎士はその事に気付いておらず、戦場で動きを止めては隙を晒す紅蓮の騎士団の騎士に何をしているんだと怒鳴るように問い掛けた。
が、その水仙の騎士団の前にも危険度が高い魔物である"ガーゴイル"が現れたのであった。
「………が、ガーゴイルも現れた……だと?」
「お、おい!と、トロールが動くぞ!!」
「何!?」
「危ない、タナー!!」
「《紅蓮斬り》!─────何だカマ………っグハァ!!」
「「「ターナーッ!!?」」」
どうしたと問い掛けてきた水仙の騎士団に状況を答えようとしたが、驚愕の声を漏らす水仙の騎士団が気になってはチラッと視線をトロールから離して向けると、水仙の騎士団の目の前にもガーゴイルという危険度が高い魔物が更に現れたことに驚愕の声を漏らす紅蓮の騎士団。
するとその時、紅蓮の騎士団に向かって現れたトロールが動きだした。
そして、動き出したトロールはそのオーガよりも大きな巨体を使いなぎ払うという広範囲の攻撃を自分の周りに放った。
だが、そんな動き出したトロールの動きは鈍く、警戒をしていた紅蓮の騎士達は、声を上げては回避行動に移りトロールの攻撃を殆どの騎士が回避に成功する。
しかし、そのトロールのなぎ払う攻撃に対し、他の魔物に攻撃を仕掛けていては察知が遅れた1部の騎士が攻撃を喰らって吹き飛んだ。
そのトロールの攻撃を喰らって吹き飛んでいった騎士の安否を叫ぶ紅蓮の騎士団。
その事で更に隙を作ってしまうが、幸いなことにトロールの知能は低く、次はどうすればいいかと悩み出しては隙見せる騎士達に追撃をせずその攻撃のチャンス逃した。
《グワァ!!》
「!──来たぞ!」
──ギィーーザッ!
「《ギィーン》っく、硬い!」ジーーン
そんなトロールの相手をする紅蓮の騎士団だが、水仙の騎士団は水仙の騎士団で、現れたガーゴイルの相手をしていた。
「石像や彫刻された物から生まれるガーゴイルは硬くて攻撃を剣で弾けたが、剣を持っていた手が痺れたぞ!」
「──だが、何故此処に彫刻された物から生まれる自然発生しないガーゴイルなんて魔物がいるんだ?」
「誰かの召還?それとも………」
《グワァ、グワァ!!》
「考えるのは後だ!今は目の前のことに集中しろ!」
「っち、そうだな!今は目の前にいる魔物を倒すことに集中するとしよう!」
石像等彫刻された物に魔力や術で人工的にしか生まれないガーゴイルという魔物が、何故このような場にいるのかと水仙の騎士団は疑問を覚えるが、攻撃を仕掛けてくるガーゴイルに考えるのを中断しては戦闘に集中するのであった。
《疾風の騎士団side》
「はっ!はっ!《旋風斬り》!あ~しんど………」
「《脚力強化》!───《疾風斬》!
これだけ斬ってもまだまだ一杯魔物がいるな……」
「…………くそ、魔物の数が多すぎる!斬っても斬っても減った気がしねぇ!」
「お前達ぼやくな。騎士や兵士以外にも王都の防衛の協力を要請する程だ。だから魔物の数が多くても当然だろ」
「だけどよ、こんなにも戦場を駆け抜けて魔物を斬り捨ててもまだまだいるんだぞ?ぼやくだろ………」
「五月蝿い。喋ってる余裕が有るんならもっと足を動かして戦場を走って働け」
魔物のあまりの数に、戦場を駆けていた疾風の騎士団の1部の者が魔物の数が多すぎるとぼやく。
そこに、その騎士がぼやいたのを聞いた同じ疾風の騎士団の1人が、ぼやく余裕が有るならもっと働けと注意した。
「わったよ………うん?何だあの魔物、やけに周りにいる魔物よりも身体が大きいな?」
「何だと?………確かにッ!?」
「どうした?あの魔物がどうかしたのか?」
「あの魔物は、"ゴブリンキング"だ!」
「!─"ゴブリンキング"だと?嘘だろ、こんなにも魔物がいるのに、そこにゴブリンキングまで出現するなんて、マジかよ………」
「こうはしてられない!早く、ケイン騎士団長に報告だ!」
「はぁ~、ゴブリンキングが出現したんなら、今暴れている魔物の中のゴブリン達が強化させられるからな。………よし、ゴブリンキングの報告は任した!俺が他の疾風の騎士と協力してゴブリンキングの足止めしとくわ」
「~~っ、了解した。だが、気を付けろ!ゴブリンキングは配下のゴブリン達を強化するだけでなく、ゴブリンキング自体もその戦闘力は脅威だ」
「ああ、だから早くケイン騎士団長に報告に行け。俺達の騎士団長のケイン騎士団長なら、直ぐに駆けつけてくれるだろうから危険でも何とかなるだろ」
「………頼むぞ!」
「了解。…………はぁ~~、只でさえ魔物の数が多くてうんざりしてたのに、そこにゴブリンキングの相手もしないといけなくなるなんて気が重たくなるぜ。─────────────────ただ、ぼやいても騎士としての仕事はさせてもらうぜゴブリンキング?」
──なぁ、疾風の騎士団!
──ああ。疾風の騎士団は騎士団長に似て、軽薄な者が多いが仕事はキッチリする団だ。
──ケイン騎士団長も同じく仕事はキッチリする人だからな。なら俺達も、最低限ケイン騎士団長が駆けつけてくれるまでは足止めを果たす!
戦場を駆け抜けていた疾風の騎士団は、突然現れたゴブリンキングとその配下の強化されたゴブリン相手に、その脅威をケイン騎士団長が駆けつけて来るまで足止めを行うのであった。
《魔道の騎士団side》
「───ッ!魔法止め!」
「!どうしましたかメル騎士団長!」
「………どうやら面倒な魔物が出て来たみたいね」
「???」
「面倒な魔物?」
魔物の大群に強力な魔法を放っていた魔道の騎士団だが、そこにメル騎士団長が何かに気付いては魔法の中止を命じた。
「彼処を見なさい」
「彼処?───!?」
「あれは……まさか、"バイコーン"!?」
《ブル、ブヒィーー!!》
メル騎士団長が指す方向に、馬の魔物の一種である"バイコーン"がいた。
「そうよ。さっきから放っていた魔法の威力が弱くなっていたからおかしいと思ったけど、あのバイコーンが私達の魔法の魔力を食べていたんだわ」
「……それでメル騎士団長は魔法を中止しろと命じられたのですね?」
「そうよ、あのままならバイコーンに魔力を食べさせて強化させるだけだったからね」
「確かに面倒です。魔法に特化した私達、魔道の騎士団の前に、魔力を食べるバイコーンのような魔物が現れるなんて………」
「どうしますか?」
「そうね………魔力を食べるバイコーン、どう倒そうかしら?」
魔法が得意な魔道の騎士団は、魔力を食べる魔物であるバイコーンを前にして、そのバイコーンをどう対処するかで攻撃の手を止める形になるのであった。
《漆黒の騎士団side》
「ルディ騎士団長」
「……どうした?」
「緊急事態です。戦場の各地で危険度が高い魔物が複数体現れました」
「そうか。その危険度が高い魔物は何だ?それとその対応はどうなってる?」
「現れた危険度が高い魔物は、"オーガ"、"トロール"、"ガーゴイル"、"オークキング"、"バイコーン"。他にも"オークキング"や"ダイアウルフ"に"複数体のワイバーン"もです。オーガにトロール、ガーゴイルとオークキングやバイコーンは他の騎士団が対応中ですが、他の魔物は対応出来ていません」
「…………なら、我々はオークキングとダイアウルフを対応する」
「それだとワイバーンの対応はどうしますか?」
「………ワイバーンの対応はガゼル総括に任せる。竜殺しと呼ばれる我々騎士団長総括なら、複数体とはいえワイバーン相手でも問題ない」
「了解しました」
部下からの危険度が高い魔物の出現の報告を聞いたルディ騎士団長は、冷静沈着に状況の把握と対処方法を考えては部下に指示する。
「オークキングの対応はお前が漆黒の騎士団の大半を引き連れて対処しろ。ダイアウルフは俺が何とかする」
「そうすると、今まで魔物が広がらないように牽制していた動きに支障が出るのでは?」
「優先順位は危険度が高い魔物の対応の方が上だ。だが完全に無くなるのは駄目だ。その役目は、騎士見習いの中から誰か指揮出来る者に協力要請を受けた者とやらせろ」
「出来ますか?」
「しないよりマシだ。指示は以上だ」
「………了解しました。それではその通りに動きます」
「ああ。いけ」
「はっ」スゥ
ルディ騎士団長は、対応がまだであるオークキングの対応は部下に任せ、今までの漆黒の騎士団の動きは騎士見習いと協力要請を受けた者に無いよりマシと割りきって任せた。
そして、自分はダイアウルフの対応に向かうのであった。
《司令部》
「どうしますか、ガゼル総括!」
「このままだと不味いですよ!?」
そんな各地での戦況の情報は、司令部のガゼル総括の下に続々と届いていた。
その報告を部下から受けるガゼル総括は、この状況を打破する指示を求められていた。
「…………各騎士団にその現れた危険度が高い魔物の対応を任せる」
「各騎士団が危険度が高い魔物の対応を?それですと、各騎士団がしていた魔物の大群への対応の穴埋めはどうしますか?」
「………それは此処にいる予備戦力で補うことで対応しろ。俺は他にやることがある」
「予備戦力だけで各騎士団の戦力を穴埋めですか!?そんな、無理です!予備戦力だけでは、とても各騎士団が抜けた穴埋めには足りません!!」
「そうです!それにガゼル総括はどうなさるのですか?」
「俺は1人で現れた全ての"ワイバーン"対応を行う。全体の司令は此処にいるお前達に任せた」
「そんな、1人では危険です!」
「俺なら問題ない。ワイバーン相手なら複数いようが俺1人で充分だ。それに、今他に複数体のワイバーンの相手が出来る戦力はこの戦場には無い」
「ですが、それでも1人で行くなんて危険過ぎます!!」
「問題ない。俺は竜殺しと呼ばれる男だぞ」
「それでもです!幾らガゼル総括が竜殺しと呼ばれる男でも、こんな戦場では万が一が有ります!それで万が一ガゼル総括の身に何かあればそれこそ王都防衛戦が崩れます!行くならせめて1人でなく、騎士や兵士を引き連れて下さい!」
「そうです!!」
ガゼル総括のその判断に、部下の騎士達は戦力が足りないことや万が一ガゼル総括が倒れた場合のリスクが高いことから反対の声を上げる。
ガヤガヤ
……………ブチッ!!
『グタグタ言うなぁ!!』
ビリビリッ!!
「「!」」
「この状況だと俺が1人で行くしかないだろ!後、各騎士団の穴埋めについてだが、予備戦力だけだと各騎士団の穴埋めには足りないのは俺も承知だ!だがそれでも今ある戦力で何とかするしかない!それと、こんな状況だ。ワイバーンの対応に手を割く戦力に余裕は無い。だから俺1人で行くんだ!分かったか!!」
「「そ、それは………」」
「時間が無い。こうしている間にもワイバーンや現れたオーガどもは暴れている。兎に角これは決定事項だ。各騎士団長達にも情報を通達しろ!」
「「は、はい!」」
「なら、俺は行………!(そうだ、イルマ達なら)…………く前に、もう一つ通達して欲しいことがある」
「「??………もう一つ通達して欲しいことですか?」」
「そうだ………………」
ガゼル総括は部下の騎士に、各騎士団長達への情報の通達や危険度が高い魔物の対応について、予備戦力での穴埋め等指示を出した後、ワイバーンの討伐をしに行こうとした時に有ることを思い出す。
有ることを思い出したガゼル総括は、部下に追加の指示を出しては今度こそワイバーンの討伐に向かうのだった。
こうして王都防衛戦は、各地の戦場で突然現れた危険度が高い魔物に牙を向けられては、苦戦したり怪我人が出たりするだけでなく、遂に死者が出るという被害を被っていた。
しかし、そんな魔物の脅威に唯晒されるだけでなく、王都防衛戦はその脅威に立ち向かう為に動き出した。
次回、ガゼル総括や騎士団長と騎士団の力が発揮します。