第123話(王都防衛会議③)◆
御待たせしました!
今回は久しぶりにイルマ達のステータスを載せました!
成長したイルマ達のステータスとそのイルマ達のステータスを見た周りの反応をどうぞ!
「────4つの固有技能を保持してます」
「「「「「──────は?」」」」」
イルマのまさかの複数の固有技能を保持している発言に、対策室にいたイルマの(ガチャを除く)ステータスを知っていたメラ達以外の全員は言葉を無くした。
《アラン》「…………おい、俺の聞き間違いか?何か固有技能を複数保持していると聞こえたが?」
《イルマ》「いえ、聞き間違いじゃないです。本当に、僕は固有技能を4つ保持してます」
《ケイン》「固有技能を………」
《セラ》「…………4つも保持してる?」
《ドッチ》「…………嘘だろ?………」
《メル》「信じられない………」
《ルディ》「……………」目を大きく開いて驚いてる
《カガリ》「……………それは………知らなかったわ………」
《ガゼル》「……………………」
(おいおいおい!そんな話、俺も聞いてないぞ!固有技能をコイツらが全員保持していることは聞いてたが、まさか複数、固有技能を4つも保持しているなんて話聞いてないぞ!?それに、そもそもそんなことあり得るのか?)
イルマが固有技能を4つ(複数)保持している事実に、固有技能を保持していることを知っていたカガリやガゼル総括でさえ驚きと信じがたい気持ちに襲われた。
そして、そんな信じがたい気持ちに襲われたがイルマが聞き間違いではないと告げたことに、皆は(メラ達除いて)流石に本当なのかと疑いの目と本当だとすればとんでもないことだと戸惑いの感情を覚える。
「(やっぱりこうなるよね。でも、これで実はもう1つ固有技能を保持していると言ったらどうなるんだろう?)」
周りの人間がそんな気持ちに襲われている中、イルマはこれで後1つ固有技能があると言えばどうなるんだろう?と考えていた。
「…………おい、イルマ。お前が固有技能を4つも保持している今の発言を事実として認めたとして、その話は此処にいる人間を除いて誰が知っている?」
「僕達が固有技能を保持していることを知っているのは他にも何人かいますが、僕が固有技能を複数保持していることを知っているのはこの場にいる皆さんだけです」
「………そうか」
「ガゼル総括!ガゼル総括はコイツの今の発言を信じるのですか!?」
「これは流石に僕も信じられないなぁ~」
「ガゼル総括、ステータス確認をお願いしたい」
「その意見には賛成ね。流石に固有技能を複数も保持してるなんて、直接確認しないと信じられないわ」
「…………今自分で固有技能のことを口にしたのだから、今更直接ステータスを確認されることに何の問題もない筈だ。固有技能だけじゃない。レベルや能力値とかも、王都防衛するための作戦を練る為にも明かしてくれると助かる」
「お前達………分かった、ステータスを直接確認しよう。いいな?」
「はい。問題ありません」
「俺もいいぜ」
「私も」
「………」コク
『この場合、ステータスを明かすことになるのは仕方ないですよね。イルマさん達全員が固有技能を保持していること自体は、他の人からしたら信じがたい話ですしね』
「(そうだね。あっ!その前に隠蔽の技能で隠蔽しないと不味い技能は隠蔽しとかないと……)」
「おい、ステータスを確認しろ!」
イルマ達全員の了承を得たことで、ガゼル総括はステータスを確認出来る騎士にイルマ達のステータスを確認するよう命令した。
その結果、確認されたイルマ達ステータスがこれだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
名前 ダン
年齢 14歳
加護 剛体の加護
職業 剣闘士6→7
性別 男
レベル 48→51
力強さ 450→510
体力 415→465
頑丈 425→485
敏捷 300→350
魔力 150→180
合計250up!レベル上昇分60up+訓練や大会での戦いで上昇した分)
技能スキル
【通常】
≪体術8→9≫≪剣技1≫new≪盾技6→7≫≪気配察知7→8≫≪空間認識6→8≫≪身体活力1≫new≪腕力強化5→8≫≪循環術7→9≫≪格闘4→6≫
【希少】
≪頑強6→8≫≪闘気8→10≫◆(闘気刃、闘気刃:烈、闘気波、闘砲)≪闘魔剣≫≪狂化1→3≫
【耐性】
≪打撃耐性8→10≫≪苦痛耐性7→9≫≪魔法耐性5→9≫≪精神耐性3→4≫
【魔法技能】
≪無属性魔法2→4≫
【職業技能】
剣闘士技能≪闘気解放≫
【固有技能】
≪戦気覚醒2≫
能力発動時…全ての能力値に+100(+50)new。あらゆる戦闘関係の能力を底上げする(極)。発動時、体力の消耗量を減少。
名前 メラ
年齢 14歳
加護 魔女の加護
職業 魔道師5→6
性別 女
レベル 46→49
力強さ 235→275
体力 255→285
頑丈 235→270
敏捷 295→340
魔力 660→770
合計260up!レベル上昇分60up+訓練や大会での戦いで上昇した分)
技能スキル
【通常】
≪棒術6≫≪魔力把握1≫new≪魔方陣作成8→9≫≪魔力活力1≫new≪魔刃6→8≫≪循環術7→8≫≪気配察知4→5≫
【希少】
≪魔力覚醒8→9≫≪魔力消費減少7→9≫≪術式4→5≫
【耐性】
≪魔法耐性8→10≫≪精神耐性5→6≫≪打撃耐性5→8≫≪苦痛耐性3→6≫
【魔法技能】
≪風9→10≫≪火炎1≫new≪水7→9≫≪土8→10≫
魔力操作10、魔力放出9→10、無詠唱、魔力付加、疑似融合魔法
【職業技能】
魔道師技能≪魔力炸裂≫
【固有技能】
≪魔道深域2≫
能力発動時…自身の周囲にある魔法を支配、威力の強化、自身の魔力量を増幅(極)、使用魔力消費量の減少(極)、一時的な魔法レベルの上昇(魔法レベルがmaxの場合でも有効)+同時に使用出来る魔法の数を増やすnew
名前 シーラ
年齢 14歳
加護守護の御加護
職業 呪癒聖師5→6
性別 女
レベル 47→50
力強さ 245→300
体力 290→315
頑丈 270→310
敏捷 270→310
魔力 550→650
合計270up!レベル上昇分60up+訓練や大会での戦いで上昇した分)
技能スキル
【通常】
≪体術6→7≫≪魔力感知8→10≫≪家事4≫≪短剣術5≫≪魔刃5→7≫≪循環術7→8≫≪魔力活性5→6≫
【希少】
≪治癒力8→9≫≪魔力回復8→9≫≪聖属性付加4→5≫
【耐性】
≪打撃耐性6→7≫≪魔法耐性7→8≫≪苦痛耐性5→7≫≪精神耐性3→4≫
【魔法技能】
≪水流1≫new≪風8→9≫≪氷結1≫new
回復魔法8→9、魔力操作9→10、魔力放出9→10、無詠唱、疑似融合魔法
【職業技能】
呪癒聖師技能≪祝福結界領域≫
【固有技能】
≪不浄聖鈴2≫
能力発動時…聖なる鈴の音が自身や仲間に祝福(回復(体力)+能力値の上昇+技能の強化)を与え、自身もしくは仲間に及ぼす害になる攻撃や効果を自動で防ぐ。(※限界あり)
この技能を発動した際に鳴る鈴の音には闇属性の存在に特攻のダメージを与えたり、使用者の意思で聖属性の結界を作成可能する効果がある。+効果範囲の拡大化new
名前 イルマ
年齢 14歳
加護 冒険の加護 ≪学習の加護≫(※隠蔽中)
職業 練装術士6→7、2nd≪魔道師5→7≫、3rd≪剣術士6→7≫、4th≪村人10≫
性別 男
レベル 55→62
力強さ 1245→1445
体力 1245→1445
頑丈 1240→1440
敏捷 1240→1440
魔力 1640→1840
合計1000up!レベル上昇分630up+訓練や大会での戦いで上昇した分)
技能スキル
【通常】
≪算数7≫≪土木6≫≪画家2≫≪歌唱1≫≪工作4≫≪掃除6≫≪盗聴1≫new≪演技5≫≪剣技1≫new≪格闘8→9≫≪疾走8→10≫≪射撃6→7≫≪気配操作1≫new≪鷹の目8→9≫≪魔力把握1≫new≪暗視6≫≪腕力強化9→10≫≪脚力強化9→10≫≪身体活力1≫new≪空間認識8≫≪遠視7≫≪魔力活カ1≫new≪体術8→9≫≪嗅覚強化7≫≪魔刃6→7≫≪快眠5≫≪循環術9→10≫≪追尾4≫
【希少】
≪成長促進6→7≫≪蓄積7≫≪隠蔽10≫(隠蔽中)≪複数職業4≫≪器用貧乏9→10≫≪罠作成9≫≪闘気8→10≫≪魔力視8≫≪限界突破6→7≫≪感知妨害8≫≪変換5≫≪※従魔契約5≫(契約済みの魔物×2)≪※従魔召還5≫≪術式5≫≪強化術5≫≪念話3≫≪闘魔剣≫≪闘魔融合≫≪妖精融合≫(隠蔽中)
【耐性】
≪苦痛耐性9≫≪毒耐性4≫≪打撃耐性8≫≪魔法耐性7≫≪麻痺耐性2≫≪病気耐性2≫≪精神耐性5→7≫
【魔法技能】
≪風9≫≪火8→9≫≪水8→9≫≪土9≫≪木7→9≫≪氷7→8≫
回復魔法9→10、無詠唱、魔力操作10、魔力放出10、生活魔法、疑似融合魔法
【職業技能】
村人技能≪村人の決起≫
魔道師技能≪魔力炸裂≫
剣術士技能≪決死の連激≫
練装術師技能≪職業強化術≫≪練波連撃≫≪技能蓮華≫
【固有技能】
≪開示2→3≫
ステータスや物の詳細が見える+隠された物をも情報を開示することが出来る。(隠す強度関係なく開示する)+視界に映ったりした物や人だけでなく、索敵系技能に反応した存在に対して開示能力を行使可能となる。
※領域眼(固有技能の【開示2】に感知系技能を統合時に使用可能)
≪メニュー2→3≫
アイテムボックス、マップ、ガイド、装備の付け替え、記録保存等の複数の能力が備わっている。+マップの機能にナビ機能と検索機能が追加。
≪技能改造≫
※改造したい技能を自身が習得している技能を一時的に統合し、新たな技能に改造する技能。改造した技能を使用する際には統合した技能は使用不可になる。
★≪ガチャ2≫※残り800sp
(隠蔽中)
≪三位一体《闘魔技法剣》≫
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「(ステータスが結構伸びてるね。大会での経験で成長したんだね。おっ!?技能や魔法適正が進化したり統合されてる!!初めてだ!技能や魔法適正が進化や統合されたのは。────────────!!【開示】と【メニュー】の固有技能のレベルが上がってる!!)」
ステータスを確認されていたイルマだが、イルマは自分でも【開示】の技能で、メラ達や自分のステータスを確認していた。
その際、皆や自分のステータスの伸びや初めて技能が進化したり統合されたことに喜んでいた。そんなイルマだが、自分の固有技能である【開示】と【メニュー】のレベルが上がってることに気付いた。その事にイルマは、興奮をしながらもレベルが上がった2つの固有技能の詳細を見る。
≪開示2→3≫
ステータスや物の詳細が見える+隠された物をも情報を開示することが出来る。(隠す強度関係なく開示する)+視界に映ったりした物や人だけでなく、索敵系技能に反応した存在に対して開示能力を行使可能となる。
≪メニュー2→3≫
アイテムボックス、マップ、ガイド、装備の付け替え、記録保存等の複数の能力が備わっている。+マップの機能にナビ機能と検索機能が追加。
「(おおっ!【開示】の能力が更に強化されてる!………マップの機能にナビ機能と検索機能?どういう能力だろ?)」
≪メニュー3≫
マップの機能にナビ機能と検索機能が追加。
※マップに表示された情報に、目的を検索すると自動で情報が表示される。またナビ機能により、マップを見なくても音声で目的地や情報が知れる。
「(成る程。進化した【メニュー】能力のナビ機能と検索機能はそういうことか。うん、めっちゃ進化してる!)」
進化した自身の固有技能の詳細を見たイルマは、その進化具合に周りに気付かれないように無表情を装いながらも内心喜んでいた。
『イルマさん、嬉しそうですね』
だが、イルマのその喜びはイルマに取り憑いているミルンには気付かれていた。
「(イルマ喜んでいるな)」
「(どうせ自分でも【開示】でステータスを確認したんでしょ。それで喜んでいるのね)」
「(後で喜んでいる理由を確認しよ)」
いや、イルマの仲間であり幼馴染みであるメラ達にもイルマが無表情で隠している喜びは気付かれていた。
ちなみに統合や進化した技能や魔法適正がこれだ。
『統合や進化した技能』
≪剣術≫→≪剣技≫
≪身体活性≫→≪身体活力≫
≪魔力活性≫→≪魔力活力≫
≪魔力感知≫→≪魔力把握≫
≪聞き耳1≫→≪盗聴≫
≪気配察知≫+≪気配遮断≫→≪気配操作≫
『進化した魔法適正』
≪火≫→≪火炎≫
≪水≫→≪水流≫
≪氷≫→≪氷結≫
うん。成長し過ぎてる。
まだ冒険者にもなっていないのに、上位技能や上位魔法適正を習得しているのは相変わらずイルマ達はおかしい。
ある意味、流石固有技能保持者である。
◆◇◆◇
「「「「「……………」」」」」
「…………凄いわね」
「…………これでコイツらが固有技能を、イルマが固有技能を複数保持していることは証明されたな」
(それよりも何だ、このステータス。全員がレベルに対して能力値が高い上におかしい。特におかしいのはイルマだ。職業からおかしいだろ。複数の職業に加え、能力値の高さに技能の数。コイツのステータスは全ておかしいぞ!?)
騎士団長達やこの部屋にいる者達に直接ステータスを確認されたことで、メラ達は固有技能を、イルマは固有技能を複数保持していることが証明された。
しかし、メラ達のステータスの能力値の高さもだが、イルマのステータスが全てにおいて普通でないことが明らかになり、ガゼル総括だけでなく他の騎士団長達もイルマの異質さに畏怖の感情を芽生えた。
「…………ふん。このステータスには突っ込みたい所は幾つも有るが、この非常時には有難い」
「………だね」
「………そうだな。このステータスに関しては王都防衛後にでも確認でいいとして、これで固有技能については証明されたし、このステータスなら王都防衛の前にして、力強い」
「そうね。これでこの子達の固有技能についてはこれで証明されたし、今度こそルディ騎士団長が言うように王都防衛の対策会議を進めましょう」
「ガゼル総括」
「ああ」
そんな畏怖の感情を芽生えてた騎士団長達だったが、アラン騎士団長の言葉に自分の感情よりも騎士団長としての責務が上回り、イルマ達の力を王都防衛にどう活用しようと思案しては対策会議を進めようとした。
そして、そんな騎士団長達の言葉を聴いてはガゼル総括は今判明している情報を元に王都防衛の対策を話し合いをしていくのであった。
「(この子達、前から知っていたけどこんなにも凄い子達だったのね。これだけの力を持っているなら王都防衛にでも活躍して一気に有名になるわね、きっと。フフフ、ならアタシもこの子達の先輩としてこの魔法の才を駆使して活躍しないと先輩として恥ずかしいわね)」
そんな中、王都防衛の対策会議の話し合いを聴きながらカガリたが、イルマ達のステータスを知ったことでイルマ達のステータスを考えたら王都防衛の際に活躍して有名になる未来を悟り、自分もその活躍してはイルマ達の先輩として恥ずかしくないようにしないと気持ちを昂らせるのであった。
次回、王都防衛戦が始まる?