異世界トラブル(用語集2)
冒険者養成所編で登場した用語集になります。
(用語集2)
次回から次の章になります。
【養成所編で登場した技能や魔法】
≪循環術≫
体内で気や魔力を循環させることで質を高める。その高めた気や魔力で身体能力や魔法の威力を高め、それに技能等に上乗せすることが出来る。術の特性上、体内に気や魔力を循環させる為、指導者無しで習得するのは危険が高い。その上、変な癖が付いても直しにくい。上級冒険者には必須の技能でもある。
応用技で、循環させた魔力や気を【一点集中】【放出】【魔(気)質変換】等がある。
更に循環術を極めると使える奥義【心闘衣生成】。
【心闘衣生成】という奥義は循環術で魔力か気のどちらかを身体中に循環させるのではなく、魔力と気を同時に循環させては魔力と気の反発する力を衣という形で身に纏い、その魔力と気が反発したとんでもない力を操る技である。
【雷牙闘剣】
ナミノ教官の奥の手。
その奥の手である【雷牙闘剣】とは、戦闘力を維持させる為と技を敵に当てることや技の反動を耐える為にある程度身体に循環術の奥義である【心闘衣生成】を残し、それ以外の力を剣に一点集中させ、剣に一点集中させた力を放出、魔質変換を行うという循環術の応用技とその奥義をミックスさせた物。
但しこの【雷牙闘剣】には3つのデメリットがある。
1つ目は、循環術の応用技と奥義を同時に発動させるという超高等技術に力のコントロールに集中力が殆ど奪われるので魔法の使用や技能スキルの使用が難しいこと。
2つ目は、力の大部分が剣に一点集中するために身体の防御力が低下し、しかも一点集中させる力の量を間違えれば技の反動や魔質変換した魔力が自分の身体にダメージを与える。
3つ目は、1つ目と2つ目のデメリットが技の発動中は常時付きまとい、その上力のコントロールに意識を割かないといけないので、技の発動中は複雑なことを考えるのは難しいこと。
と、"魔法や技能の使用不可""防御力低下や自爆の危険性""思考力の低下"等といった致命的なデメリットであり、普通なら文句無しの欠陥技であるが、それだけのデメリットに目を瞑るだけのメリット、普通の子供が使えればその攻撃力がCランクの魔物を一撃で倒すことが出来る威力まで攻撃力が増加する程の「圧倒的な攻撃力の増加」というメリットがある技。
≪紅蓮斬り≫
・魔力を火に変換して上で高め、剣に纏わせて対象を斬る技。
≪ウィンド≫≪フレイム≫≪ウォーター≫≪アース≫≪アロー≫ーー ≪風≫≪火≫≪水≫≪土≫の魔法の矢。
≪ウィンド≫≪フレイム≫≪ウォーター≫≪アース≫・≪ボム≫ーー≪風≫≪火≫≪水≫≪土≫の爆弾魔法。
≪アイス・スピア≫氷の槍魔法。
≪ストーン・ブラスト≫石の爆裂魔法。
無属性魔法≪ウェイブシェル≫無属性の打撃攻撃魔法。
風魔法≪ウィンド・ショット≫打撃系の風攻撃魔法。
水魔法≪ウォーター・シールド≫水の防御魔法。
火魔法≪フレイム・レイン≫雨のように魔法を放つ火攻撃魔法。
≪疑似・融合魔法≫
カガリが1人でも融合魔法を発動出来るように編み出した魔法。
発動させる為には2つの魔法を同時に発動した上で、発動させた魔法の魔力の質を共鳴させるように変化させるという高度の魔力操作能力が必要。更に普通の融合魔法と比べて威力が劣るというデメリットがあるが、融合魔法を1人で発動させれるというデメリットを上回るメリットがある驚異的な魔法。
使用例:
・火と風の爆熱突風魔法≪ブラスト・バーン≫
・氷と風の吹雪の嵐魔法≪ブリザード・ハリケーン≫
≪魔力武器生成魔法≫
イルマ達がカガリのお願いで開発協力をして出来た魔法。
開発理由は魔法使いの弱点である接近戦を克服するために開発された。
この魔法は魔力を武器の形に物質化した上で、その上から≪技能≫を付加魔法で付加することで発動させれる魔法で、付加させる≪技能≫次第で生成された魔力武器の効果は変わる。
その為この魔法を発動させるには高度な≪魔力操作≫≪魔力放出≫≪付加魔法≫が必須になる。ちなみに道具に≪技能≫を付加すれば魔道具であり、普通の魔法に≪技能≫を付加することは魔法を放つ関係から出来ないし、出来てもあまり意味がないことからこの魔法に似た効果の魔法は存在していなかった。
≪闘魔砲剣≫
無属性魔法≪ウェイブシェル≫と気刃:烈を合体させた闘魔剣。
【闘魔融合】≪マジック・スピリッツソード≫
イルマが疑似融合魔法を元にして新しく編み出した技法。
コンセプトは闘気と魔法を合体させるのではなく共鳴させて融合させること。だがイルマは其処に疑似融合魔法と闘気を共鳴させることで更に強力な技にした。
【領域眼】
イルマが自身の固有技能【開示】に他の感知系技能を≪技能蓮華≫で統合することで戦闘用に改造して編み出した技能。
"領域眼"を発動時イルマの瞳には輝く王冠が浮かび上がる。
その【開示】を他の感知系技能と統合して戦闘用に改造された"領域眼"の能力とは、イルマからある一定の領域内なら人や物の動きを死角であろうとも把握し、次の行動やその詳細を視る事が出来る効果がある。
【養成所編で登場した魔道具一覧】
≪力の球体≫
この魔道具を持ち上げたり投げた者の力強さを測定する。
≪生命吸印の札≫
この札を首からかけることで、首にかけた者の体力を吸っていく魔道具。
≪呪痛覚の板≫
この板の上に立った者に幻覚での痛みを与える。この板の上から離れるとその痛みは無くなる魔道具。
≪魔重力の鎧≫
この鎧を装着した者にその俊敏さに応じて重さが軽くなる鎧の魔道具。
≪魔銀吸水≫
魔力を取り込むことで体積が増えるようになった魔力銀か入った魔道具。
≪付加彫刻刀≫
魔道具職人が魔道具を作成する際に道具に術式を彫る際に使う彫刻刀。この≪付加彫刻刀≫の良し悪しで魔道具に付加出来る術式に変化があるから、【付加彫刻刀】は魔道具職人の命でもある。
≪吸引球≫
・回避能力を鍛える訓練に使われている魔道具で、使用者に向かって何度も飛んでくる。
≪光点盤≫
・反射神経を鍛える訓練で使われている魔道具で、盤の魔石部分が、魔力を流すことでランダムに輝く。
≪呪加鎖≫
・魔力を鍛える訓練で使われている魔道具で、呪加鎖を装着すると、直接魔力に負荷をかけることが出来る。
使い方は、その負荷がかかっている状態で、どれだけ普段通りに魔法を使えるかだ。
≪傀儡闘争≫
・魔力操作を鍛える訓練で使われている魔道具で、
ボードの駒が傀儡になっており、それを魔力操作で操り戦う。魔力操作の腕が傀儡の強さに繋がっている。複数でも、1人でも出来る作りになっている。
≪魔玉≫
・魔法を籠めることが出来る玉。使用するには玉を叩き割ることで玉に籠められていた魔法が発動する。籠めることが出来る魔法は1つの玉に1つで、低級の魔法のみ。
≪可視化のメガネ≫
・術式が刻まれたメガネ。メガネに刻まれた術式によって魔力を見ることが出来る。
≪大収納の鞄≫
・鞄を大きくすることで収納量を増やすことが出来る。鞄に刻まれた術式で鞄の中の保存性を高めている。
≪重量増加の腕輪≫
・腕輪に籠める魔力の量によって重さが変わる腕輪。
【町】
≪チユルの町≫
町全体が石の壁に囲まれており、壁の上に見張り台があり四方に出入口となり門が存在していて、町に近付く者や出入りする者、荷物を取り締まることや町中の治安を守る兵士がいる。町中には冒険者養成所や魔道具店に商人ギルドなどが存在する。
≪王都≫
イルマ達が住んでいる国の王都。(名前は未登場)
国王が統べる王国の首都であり、その国王のいる都市。
各国に王都があり、それぞれが○○○の王都と呼ばれている。
【組織や施設】
≪冒険者養成所≫
優秀な冒険者を育成する為に作られた施設。
優秀な冒険者を育成するために引退もしくは何かしらの事情があって現場を離れたベテラン冒険者や上級冒険者等が教官として存在する。
その為冒険者養成所に入学するためには大きな才能や厳しい試験を乗り越えないといけなくて、普通は村人でしかも子供であるイルマ達は入学試験を受けることさえ難しい。
しかし、冒険者養成所にイルマ達は入学試験を受けて入学出来たがそれはポルカ村の冒険者ギルドマスターであるモロンがイルマ達が森の異変の解決に貢献したことで推薦をもらえていたからである。
チユルの町にある冒険者養成所はチユルの冒険者ギルドと併用されており、チユルの町にある依頼は養成所の受付から受けることが出来る。ちなみに養成所はチユルの町以外にも複数あるが繋がりはほぼない。
養成所に入学する為の試験内容は毎年変更はあるが大体の内容は一緒で、試験内容は『筆記試験』『能力値検査』『模擬戦闘』『実戦試験』の4つがある。
≪魔道具店≫
魔道具を取り扱うお店。その店長や店員には魔道具を作成、調整修理する魔道具職人がいる。
≪商人ギルド≫
商人達のギルドで国内国外様々な所にあり、商人になるためには通常商人ギルドに属さないといけない。商人ギルドに属していない商人を闇商人と分類されており、闇商人になる者は何かしらの理由で商人ギルドに属していないことから闇商人は商売で最も大事な信用性が低いこともあり、闇商人との商売はガセ情報や偽物、品質が悪い物が取引されていることがよくある。
≪養成所内にある管理ダンジョン≫
ダンジョンを研究して、人工的に造られたダンジョン。しかし、現在の所人類が造れる人工的なダンジョンには限界があり、魔物はDランクまでしか出現せず、宝箱もなく、階層も浅くて変化しない物しか造ることは出来ない。
【禁止薬物】
第一級~第四級のランクが有り、
第四級ーー薬師や領主や町長等から認められた物しか所持を許されない物。
第一級の場合は、所持処かそれの材料を育成、薬物の作成をすれば即捕まり、死刑最低でも重罪は免れない。
その上第一級の禁止薬物の材料や薬物の作成、所持をしている人を知っているのに見逃したり、隠せばその人も同罪になる程危険性が高い薬物で、第一級の禁止薬物は、人体に取り返しがつかないか物理的か薬の効果で町や国が傾くどちらかもしくは両方の効果がある危険な薬のこと。
≪魔薬水≫
人が服用すればその人の魔力を無理矢理増幅させ、増幅した魔力が強烈な快感を生み出す。但し、その強烈な快感と引き換えに副作用として重度の魔力操作の障害になることや、魔力が多い場合は魔力暴走や死ぬことがあるリスクがある。
他にも魔薬水を服用せずばらまくことでばらまかれた魔薬水から魔素が発生し、その魔素から魔物を生み出す効果がある。
次回からは、王都編になります。