表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界トラブル  作者: 海路希望
2章~森の異変編~
10/146

第7話(異変の前兆)

昨日は戦闘シーンを考え過ぎて投稿出来ませんでした。

では、異世界トラブル続きどうぞ!




転職をしたイルマ達。

イルマ達はレベルアップするために村外れでスライムを倒しに来ていた。イルマ達レベル1だが実は既にスライムや弱い魔物を周りには内緒で倒している経験があるため、緊張せずに確実にスライムを倒していった。



「ダン!前方右側にスライム二体いるよ!」


「わかった!」



ダンはイルマの声に従い、スライム二体に対して剣を構え攻撃体勢を整える。スライム二体はまだ此方に気づいていない様子で動きはない。そして、そのまま踏み込みスライム接近する。



「ハァッ!!」

ドンッ!ーーー "ザンッ"!



ダンがスライムに剣を振るいスライム二体は気づかないままやられる。

イルマは近づいて、ダンが倒したスライムの小さな魔石を拾いながらダンに話しかける。



「やったね、ダン。」


「まぁな。っていってもスライムだしなぁ~」


「そうよ、私達全員スライムは狩り慣れてるわよ」


「その通り。そろそろもう少し手応えのある相手でもいいと思う」


「まぁまぁ、装備も充実してないことだし焦らず焦らず。あっ、またスライム発見!今度はメラ、シーラ魔法で左前の岩の横にいるから宜しく!」



はいはい…と言いながらメラは風の魔法、≪ウィンド・カッター(風の刃)≫で、シーラは水の魔法、≪ウォーター・ボール(水の玉)≫でスライムを倒す。

スライムは弱いが森から流れる魔素溜まりからよく生まれる。

狩らなくても弱い為、他の魔物にやられるので大量発生しない。

今回はイルマが直ぐに見つけてるので、メラ達とレベル上げに狩っている。イルマ達全員レベル1の時の訓練によく倒していたので今のメラ達には手ごたえがなくても当然である。



「今日は転職したから慣れる為、レベルアップの為でもあるからもう少し手応えのある相手は次回にしようよ?」


「んー、わかったわよ…ねぇイルマ、そういえば私たちレベル3になったって頭の中でメッセージが流れたけど、ステータスはここではわからないから、ちょっと今の私達のステータスはどれくらいなのか視てよ」



今は無理をしないことにしぶしぶ納得したメラは今日の収穫のレベルアップで、自分達のステータスが気になり、イルマに今のステータスを確認するようにお願いする。

イルマは固有技能の【開示】を発動し、メラ達と自分のステータス上昇部分を確認する。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

名前 ダン

職業 闘士1→2

レベル 1→3

力強さ 70→75

体力 70→75

頑丈 80→90

敏捷 65→70

魔力 10→15


合計30up!

技能スキル

≪剣術1→2≫


名前 メラ

職業 魔術師1→2

レベル 1→3

力強さ 35→40

体力 45→50

頑丈 35→40

敏捷 55→60

魔力 125→135

合計up!30

技能スキル

≪魔力消費減少1→2≫


名前 シーラ

職業 呪癒師1→2

レベル 1→3

力強さ 30→35

体力 60→65

頑丈 40→45

敏捷 40→45

魔力 90→100

合計up30

技能スキル

≪魔力回復1→2≫


名前 イルマ

職業 練装師1→2 2nd≪魔術師2→3≫

レベル 1→3

力強さ 105→115

体力 105→115

頑丈 105→115

敏捷 105→115

魔力 505→525

合計up60

技能スキル

≪気配察知1→2≫≪鷹の目1→2≫≪器用貧乏1→2≫

【魔法技能】

≪土1→2≫

【固有技能】

≪ガチャ≫※sp50<ガチャポイント>


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




ーー皆ステータスの上昇率高いなぁ~~固有技能を持つ者はステータスの伸びや成長の早さや能力値が高いから、一番特になる転職後のレベル上げの方が、後に成長の幅が全然違うからレベルアップを保留にしていて正解だったとイルマは【開示】の結果を見て改めて思う。暫くの間レベル1だったのを我慢した甲斐があったもんだし、それに普通なら転職後レベルは10レベル位になっているからそこからのレベル上げに苦労した筈だ。

レベル10位なるとポルカ村周辺で出現する魔物、スライムやゴブリン程度ではレベル上げ出来ず苦労するし、レベル上げに出来る程の相手になってくると危険度も上がるがその際にステータスが足りずになり普通はここで躓くことが多い。(その場合高レベル人に戦いを手伝ってもらうなどしてその壁を乗り越えるのが普通である)ーー



「ステータス上昇値が合計30だよ。ダンは剣術が1上がり、メラは魔力消費減少が1上がり、シーラは魔力回復が1上がって、全員職業レベル1上がってるよ」


「「「やったっー!!!」」」



イルマが【開示】の結果を伝えると、思ったよりもステータスの伸びに全員が喜んでいる。

イルマもレベルアップや魔物を倒したことにより増えた【ガチャ】ポイントに喜びながらどう使うか考えていた。

するとイルマの≪気配察知≫に再び魔物の出現を捉える。



「皆!今度は森の方からゴブリンが五体出てくる!ダンは守勢で時間稼ぎ、メラやシーラは出てきたところ狙い打ちしてほしい!僕は魔物が魔法で怯んだ所を奇襲する!」


イルマの指示に<了解>と答え、皆は戦闘態勢を整える。ゴブリン達の姿が見えた瞬間メラやシーラの魔法がゴブリン達を襲う。ギャーっとゴブリン達は突然の魔法に悲鳴を上げて驚愕し混乱していた。

その隙にイルマは≪気配遮断≫≪隠蔽≫の同時発動でゴブリン達の死角に移動する。(イルマの職業、練装師はこういう複数の技能を同時に使用するなど器用なことに向いている)


ゴブリンが気づいていない内にゴブリンの一体を後ろから首を斬る。そして、一体、また一体斬っていきゴブリンはその度ギャッっと悲鳴をあげる。

イルマはステータスは高いが、まだ10歳の為身体は小さく、体格的に不利なこともあり、仕留め損なっていてもヒットアンドアウェイを心掛けている。

そして、ゴブリン達も襲われているのに反撃しようとするとそこにダンが間に入り、守勢の構えで時間を稼ぐ。


「メラ!シーラ魔法をもう一発!」


そこにメラやシーラの魔法が再びゴブリンに降りかかる。

ゴブリンは慌てて避けるがダンとイルマは目を合わせ、一気に距離を縮め攻撃に出る。

ダンは大きく振りかぶり防御の上からでも潰す勢いで剣を振り下ろす。


「ギャアッー!?」


ダンの剣はゴブリンを斬り伏せて、残りのゴブリンはイルマにせめて一矢報いる為、イルマに攻撃する。

イルマは剣で攻撃すると思わせ、一矢報いる様子のゴブリンから距離をとることで攻撃を躱し、攻撃が外れ体勢を崩したゴブリンに近距離からの魔法をぶつける。


「(そういえば、()()をやってみるかな?)」


「(──職業技能、──職業技能発動)≪ストーン・ブラスト≫!」ー岩の爆裂ー


「グゲェーー!?」


体勢を崩された上に、至近距離に加えて何時もより強力な魔法を放ったイルマの攻撃。その為躱す術がなかったゴブリンは、一矢報いることが出来ず悔しそうな表情でやられる。






「…………ふーう」


「ふーう、じゃあねぇよ!最後のは可哀想ってか、反則だろ!なんだよ至近距離まできて、いきなり魔法攻撃って狡くないか!?」


「確かにアレされたら、誰でも初見ならやられるわね」


「………それに何時もよりも強力な魔法を放つ鬼畜具合……」


「仕方ないだろ!練装師は器用貧乏だから各能力は専門職には劣るんだから普通の戦い方じゃあ駄目なの!!」


「……イルマの場合はステータスが高いから詐欺だけど……」



……そうよね~、イルマの場合魔法や剣も使えて、技能もたくさんあって、その上にステータスも年齢やレベルを考えたら普通じゃあ考えられない程の高さだし。

これで、職業練装師の器用さで戦い方が魔法剣士等の戦い方するし、本当に詐欺よね~……



と、幼馴染み達の皆はイルマの戦闘方法と力に呆れたりしていた。イルマの戦闘方法と力に呆れた後、皆は倒したゴブリンの魔石を回収する。その後もイルマ達の目の前に度々複数の魔物が出現し、その出現した魔物もイルマ達は問題なく倒す。

魔物を問題なく倒したメラ達だったが、何時もより多い魔物の出現に首を傾げる。しかしメラ達は出現した魔物が弱い魔物ばかりだったのでそこまで気にしていない様子だ。


「(…………おかしい、皆はあまり気にしていないみたいだけどこの魔物の出現数はおかしいぞ?………あれ?今気づいたけど、魔素の量も何時もよりも多い?)」


メラ達が何時もよりも多く出現した魔物について気にしていない様子だったが、そんな中イルマはメラ達と反して難しい顔し、魔物の出現数の多さに疑問に思っていたら今度は魔素の量が普段より多いことに気付く。イルマは「これならもっと確実だろ」、と技能≪魔力感知≫を発動することで、いつもより森の奥から流れる魔素の量が明らかに増えていることを感知して顔を顰める。





技能≪魔力感知≫でより異常を察知したイルマは、皆に今日は引き上げることを伝えてイルマ達4人はレベルアップの為の戦闘行為を止め、ポルカ村に引き上げることにした。








(今日はいつも以上に魔物が出てきていたぞ!?しかも森の奥から流れる魔素の量も明らかに増えている。それに村の近くでゴブリンが五体も出てくるなんて異常だぞ!森に何かあったのか?)



イルマは皆で村に戻る際、一度森に目を向け不安がよぎるが今はまだ何も出来ないと自分に言い聞かせ家に戻っていく。







ーー今回イルマ達が成長したステータスーー

【ダン】

・能力値の上昇

・職業、闘士1→2

・レベル 1→3

・技能スキル

≪剣術1→2≫


【メラ】

・能力値の上昇

・職業、魔術師1→2

・レベル 1→3

・技能

≪魔力消費減少1→2≫


【シーラ】

・能力値の上昇

・職業、呪癒師1→2

・レベル 1→3

・技能

≪魔力回復1→2≫


【イルマ】

・能力値の上昇

・レベル1→3

・職業、練装師1→2、魔術師2→3

・技能

≪気配察知1→2≫≪鷹の目1→2≫≪器用貧乏1→2≫

・魔法技能

≪土1→2≫


次回はガチャについて触れます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 加護や職業など組合せでいろいろできそうですね。 今後が楽しみです。 [気になる点] 加護なし転職前で上昇値が1〜5 加護あり天職後だと7〜10とありましたが 7〜10は合計の上昇値で、本…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ