表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/479

第九十六章・ルイ・イーク王朝に連れて行かれちゃったよ!

いつもたくさんのアクセス数をありがとうございます!!やる気出ます!!

第九十六章・ルイ・イーク王朝に連れて行かれちゃったよ!



 ルイ・イークの軍艦は、俺たちが海に投げたボトルを拾ったらしい。座標を調べてやって来たのだ。ルイ・イークは海賊をお抱えにしていた王朝だ。

 俺たちは海軍大佐の女性、ナディアに取り調べを受けた。ナディアは高圧的な態度で訊いてきた。俺もコマドリも、緊張しながら、事の顛末を正直に述べた。


 俺たちが冒険者であること。海賊退治に行ったこと。そのあと嵐で遭難して、島に流れ着いたこと。全部正直に答えた。


「なるほど。ダン・ルーエ王朝からの依頼で海賊退治を?」

「ああ。助けてくれた代わりに何でも話すよ」

「そうか」

「ダ・ガールを通しての頼みだったんだけどな」

「君たちはこれからルイ・イークの方に引き渡す。海賊の件に関して我々の王とちゃんと話を付けるんだな」


マジでか?


「俺たちはダ・ガールに帰れないのか?」

「それは正直、我々にも分からん。軍規で必要な措置を取っているだけだ。あとはお前たち次第だ」

「分かったよ」


*        *        *


 港に着くと、俺たちはルイ・イークの警備兵たちにルイ・イーク城へと連れて行かれた。


ちなみにルイ・イーク王朝はダン・ルーエ王朝とは仲が悪い。ポラリスの旦那がダン・ルーエの王子なので、俺たちは必然的にダン・ルーエの方に肩を持つのだが‥‥‥。


そういえばトゥエルはどうしたのだろう?彼女は助かったのか?

心配は尽きない。


 城へ連れて行かれる途中、警備兵の一人に尋ねた。

「あの、ダン・ルーエの海軍艦隊はどうなったか訊いても?」

「ん?そうだな。聞いた話では、何隻かは無事に戻ってきたという報告もあるが、そんなに情報は入ってきてはいない。残念だが、本当にそれぐらいしか知らないのだ」


「そうか‥‥‥」

「自分たちが助かっただけでも良しとすることだ。君たちはそれほど危険なところへ足を踏み入れたんだ。分かるだろ?」


 理屈ではそうかもしれないが、ともに冒険をしてきた仲間なのだ。生きててほしいという本心だけは変えられない。


 俺の中にある、想いだけが体を熱くさせる。絶対に再会してみせる!と。


 そう思っている間に、ルイ・イーク城に来た。王の間へと連れて行かれる俺とコマドリ。

「ルイ・イーク・ル・ドルティス様がお待ちだ。くれぐれも失礼が無いようにな」

 と、警備兵の一人が言って、去っていった。

 

 王のルイ・イーク・ル・ドルティスは、まるで暴君のようないで立ちで、俺たちを招き入れた。

「お前たちが冒険者なのか?」

 俺は「そうだ」と、答える。

「ダ・ガールの直属の冒険者だ!」

「威勢がいいな。気に入った」

 

それは本心か?


ゆめゆめ俺は、王のドルティスに対して油断しないように心がけた。



いつもコーヒーを飲んでいるので、少し減らそうかと考えてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ