表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/479

第八十五章・海賊退治へレッツゴー!

いつも読んでいただいて本当にありがとうございます!!

第八十五章・海賊退治へレッツゴー!



 ダ・ガールの領地に海は無い。州をまたいで海岸沿いに行かなければならないのだ。

海は怖い。だいたいサメが人を襲う映画をけっこう観たことがあるので、海面が血に染まってるようにしか見えないのだ。さらに溺れた経験も重なって、水が怖いのには変わりはなかった。


 それでも、女子三名に引っ張られて、次の旅に出る。


 嫌だ‥‥‥。海が怖い、水が怖い!

 

 そう言いながらも、俺は皆とともに冒険へと向かった。海に行くのなら冒険やめたい。

 まぁ、それで許されることではないのだが。

 

「なぁ、海賊って言っても良い海賊だっているんじゃないか?」

「誰よそれ?どんな海賊?」と、ルルチェが俺にツッコむ。


 まぁ、俺も実際の海賊がどんなものかはよく知らないのだが。だいたいよくゲームやマンガや映画で描かれている海賊ってのは多少、良いモンとして描かれているのだ。

 海のギャングとして描かれているのはほとんどない。どっちかと言えば、海のロックスターみたいなものだ。つまりカッコいいヒーローとして描かれるのが俺のいた世界での海賊の描写なのだ。それらとこの世界での海賊はたぶん、全然違うだろう。

 

*        *        *


「そういえばリューイチ、あなたはどうしてそんなにも水を恐れているのですか?」

 素朴な疑問のように、イーゼルが訊いてきた。

「だから、言ったように、俺は泳ぎは得意じゃないし、溺れたことがあるから、水恐怖症なんだよ」

「この機に克服してみれば?」

「それはそうかもしれないが‥‥‥」

「克服は大事です。今後のためにも」

「分かってるよ。俺だっていろんなことを克服したいさ」

「じゃあ、まず水から始めましょう」

「そうだな」

「それに海賊は奪って殺す残虐な連中です。わたしもそこまで詳しくは無いのですが、そう聞いてます」

「そういう噂があるくらいなら、それで間違いはないだろうけど」

「だから、わたしたち冒険者は、そういった連中を討伐しなければいけません」

「それも冒険の内か」

「そうですよ。ヘタレでもカッコいいところくらい見せてくださいよ」

「まだ俺はヘタレなのか‥‥‥。それにしても、お前らのレベルは今はいったいどれぐらいになったんだ?」

「そういえば、まだ確かめていなかったですね」

「じゃあ、ちょっと確認してみろよ」

「はい」




イーゼル  15歳  女

職業  魔女  レベル29

HP 125

MP 155

攻撃力 60

防御力 50

素早さ 50

知力  70

体力  65

魔力 135

運   60

 

 

 


コマドリ  17歳 女

職業 くのゼロ  レベル30

HP 140

MP   0

攻撃力130

防御力 85

素早さ 95

知力  65 

体力  75

魔力   0

運   50 


 



ダ・ガール・フォー・ルルチェ  16歳 女

職業 賢者   レベル29

HP 140

MP 125

攻撃力 60

防御力 60

素早さ 50

知力  90

体力  60

魔力 130

運   45





リューイチ  18歳  男

職業  エロヘタレ   レベル∞

HP999

MP999

攻撃力∞

防御力∞

素早さ∞

知力 ∞

体力 ∞

運  ∞



「何で俺がエロヘタレ?」

「何かエロいイベントでもあったんじゃないのか?」と、コマドリが言ってきた。

「ああ、温泉でイーゼルと同じ湯に入ってたからかな?」

「何?それどういうことだ?」

「いや、何でも‥‥‥」

 イーゼルと混浴したことは黙っておこう。何を言われるのか分かったモンじゃない。


「さぁ、海賊退治に行こうぜ!これが本当のプロジェクトAだ!」

「いきなり何を言い出すんだ?それにプロジェクトなんとかって何だ?」

「海賊退治なんて王道だってことだよ、コマドリ」


「う~む、よく分からん‥‥‥」



読者様たちに幸あれ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ