第四百六十一章・対アトマスフィア!!〈後編〉
読んでくれるすべての人に感謝を申し上げます!!
第四百六十一章・対アトマスフィア!!〈後編〉
まだアトマスフィアは空中で停滞している。
大雨も風も雷もやんだ。
凍らせたのが幸いだったな。
さて次は、こっちから攻撃してやる。
「イーゼル、風の魔法で俺を空へ舞い上がらせてくれ!」
「はい?」
「俺の剣で、奴の額に一撃食らわせてやるんだ」
「ああ、そういうことですか!」
イーゼルは風魔法で、俺を雲の上まで舞い上がらせてもらった。
まさか空中戦をするとはな。
アトマスフィアと同じ高さまで来た俺は、その場で高度ゼロになった。
「ちょうどいい高さだ。サンキュな、イーゼル」
俺は聖なる剣で、アトマスフィアの額に剣を投げて、撃ち込んだ。
ブスッと刺さる聖なる剣。
これでどうだ?
刺した剣を抜くことが出来ないまま、俺は自由落下で落ちて行った。
くそ~。
ワンパンでも食らわせりゃ、俺たちの勝ちなんだがな。
俺は地面にズドンと着地した。
アトマスフィアは、まだ生きている。
あと一つ、決め手が無いか?
「コマドリ、玉鋼の剣を奴に投げろ!」
「何?」
「空へ、アトマスフィアへ投げるんだ!」
「分かった!」
コマドリは玉鋼の剣を空へ投げる。
「イーゼル、玉鋼の剣を風の魔法で吹き上がらせるんだ」
「は、はい」
イーゼルは風魔法で玉鋼の剣を飛ばした。
玉鋼の剣は、俺の聖なる剣の刺さっているところのすぐ横に突き刺さる。
「ぎゃああああああああ!!!!!」
下品な悲鳴だな。
いや、この際、悲鳴は関係ねー。
アトマスフィアはボンッと音を立てて、大量のコインへと変わる。
コインは雨のごとく、俺たちの頭上に降り注いだ。
だから痛いってば!
まぁ、これだけのコインが手に入れば、ルルチェが民に分け与えるだろうから、それはいいとして。
コインに混じってクレアスフィアが落ちて来た。
ついに手に入れたぞ、八個目のクレアスフィア!
戦闘は終わった。
ダ・ガールへ帰って、とりあえずは普通のシャワーだな。
泥んこになっちゃったぜ、まったく!
読者の皆様に幸あれ!!




