第四百四十八章・超級モンスター二連戦かよ!!
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第四百四十八章・超級モンスター二連戦かよ!!
ルルチェがボルケーノを見て言った。
「まるで打ち上げ花火ね」
「もみあげ花火?」
俺にはそう聞こえた。
「打・ち・上・げ・花火!何でもみあげなのよ?」
「俺にはそう聞こえたんだよ」
イーゼルが俺を肥溜めにたかるハエを見るような目で見てきた。
「リューイチ、もみあげと花火は繋がらない単語同士です」
ツッコみがやかましい‥‥‥。
「そう言ってる場合じゃないだろ?あの化け物を何とかしないと」
ボルケーノはゆっくりとこちらへ向かいながら、火山弾を飛ばしてきた。
ヒュンヒュンと、火山弾がかすめる。
あぶねーな。
俺は聖なる剣を抜いた。
「山にちょっくらダメージを与えに行くか」
「あんなのに剣でダメージ与えられるの?」
ルルチェが心配して訊いてくる。
「どうにかダメージを与えないと、倒そうにも倒せないだろ?」
「火山弾が飛んで来るし、ここは氷系の魔法で対処しましょ」
「火山は危ないんだ。ルルチェ、自分の身を守れ」
「でも‥‥‥」
「心配するな。俺たちで倒すぞ」
そう言うと、俺は山に向かって剣を振る。
ボルケーノの体に剣を刺しても斬っても、全然ダメージは与えられなかった。
あっれ~、こいつマジで倒せないぞ?
俺はもっと上を見た。
そういえば、リリー・プラド・ハモレミストが、超級モンスターのタイフーンとかいう超級モンスターを倒したという話のくだりに、相手の目を突いたとか言ってたな。
てことは、こいつも両目が急所かもしれない。
俺は山を登ると、右目に向かって、聖なる剣を振り下ろした。
「ぎゃああああああああ!!!!!」
痛がるボルケーノ。
あ、こいつも弱点は同じなのね。
途端に、ボルケーノは、頭から、火山ガスを出してきた。
さらに噴煙も噴き出す。
噴煙の温度は数百度はあるだろう。
食らったら大やけどだ。
俺は一度、山を下りた。
体勢を立て直すと、俺はコマドリに敵のもう片方の目を潰すように指示した。
「ルルチェ、コマドリにバリヤを張ってやってくれ!」
「ええ、了解!」
「イーゼル、氷系の魔法でボルケーノの頭部を凍らせてくれ」
「はい!」
よし、反撃開始だ!
俺たちは再び、ボルケーノに対抗するようにした。
次で決めてやる!
こいつも超級モンスターだから、クレアスフィアを一つ持っているだろうしな。
そいつを奪う。
そのためにも、ここで決着付けないとな。
俺は再び、聖なる剣を構えた。
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