表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
419/479

第四百十八章・激流があるそうだぞ。

病気が回復の見込みがありそうなので、安心です。

第四百十八章・激流があるそうだぞ。



 山と山の間にを流れる川にたどり着いた俺たち一行。

ここからは、いかだで行くしか道は無かった。

川を道と称するのは、いささか変だが、他に表現方法が無いので許していただきたい。

って、俺は誰に許して欲しいのやら‥‥‥。


 俺は辺りの木々を集め、蔓をひも代わりに適当にいかだを作った。

 人が乗れれば大丈夫だろ。

 イーゼルたちはキャンプの用意をしていた。

 夜が明けたら、川下りだ。


 俺たちは適当にあるもので食事をした。

「明日になれば、この川を流れる方向へ行くとしよう」

 俺は三人に言った。


「この先はアルカディア川と呼ばれる急流があるようだぞ。ムサシのクニで聞いた」

 コマドリが心配そうに川の流れを見て言う。

「そうなんですか?」

 コマドリの言葉に、イーゼルも不安がってきたようだ。

「今までに百人が挑戦をして、無事に激流に飲まれずに川を渡り切ったのは、十七人だとか‥‥‥」


 それ言ったら、不安しか無いじゃん。


「恐れなくても、大丈夫さ。それにこれは、冒険っぽいだろ?」

「冒険はやめましょう」

 イーゼルはさらに言ってくる。

「そうね。冒険はやめましょ!」

 ルルチェまでそう言ってきた。


 心配性だなぁ。


「激流って言っても、大したことは無いと思うぞ」

「百人中、十七人しか渡れなかったというのにか?」

 コマドリの反論。


「ここはひとつ、挑戦といこうじゃないか」

 俺は引き下がらなかった。


「リューイチがそこまで言うのなら、やってみましょう、川下り」

 ルルチェが参った顔をしながら、俺に言った。

「でも、死んだら恨むわよ?遺書にリューイチへのギロチン刑を行う書簡を書いておくから」


 そういうのは冗談でもやめていただきたい。

 俺も道連れってことかよ?

 残酷な姫だ。

 ドザエモンの方がまだマシだよ。

 てか、ドザエモンも嫌だけど‥‥‥。


 そんなこんなで、明日には、冒険再開だ。

 誰も冒険から逃げられやしないんだ。

 冒険やめたって言っても、どこまでも冒険はついてくるモノなのさ。


 今日はゆっくり休んで、明日に備えよう。


 備えあれば憂いなしってな。



読者の皆様には感謝しかありません!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ