第三百八十三章・ラムダールの町の娼館
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第三百八十三章・ラムダールの町の娼館
俺たちは、巨大な娼館の前に来た。
その娼館の名は『サキュパス』だった。
おいおい、そのネーミング、ちょっと古いぞ?
当然だが、娼館の手前でイーゼル、コマドリ、ルルチェは、入り口の男二人に止められた。
「ここは女性の来るところではありません。お引き取りください。男性はどうぞ」
どこでも売春宿は一緒だな。
あ、俺は風俗に行ったことはありませんよ?
お前、風俗に行ったことあるだろ!と、俺に言う奴は、前に出ろコラ!
「さて、俺が一人で行ってくるよ」
俺はイーゼルたちに言った。
ここから先は女子の領域ではない。
あ、別に俺も違うよ?
男だけど違うからな。
念を押して言うが、ホントに違うからな!
「リューイチ、どうされるんですか?」
イーゼルが俺に訊いてくる。
「もちろん、キャロルと話付けてくるんだ」
「女性目当てじゃないですよね?」
変な心配するな、イーゼル。
嫉妬か?
う~む、俺はドーテイだが、風俗で卒業する気はないのだ。
「ドーテイ信じろ!」
「アホですか?ヘタレのリューイチ!」
「本気だ!俺は好きな人以外は抱かん!」
「へ?」
勢い余って、俺は変なことを口走ってしまったようだ。
「その、好きな人とは?」
イーゼルが複雑そうな表情で俺を見つめる。
俺も複雑だよ!
俺の男心も分かれよ、イーゼル!
「お前が心配するようなことじゃない。ここで待ってろ!」
「でも、リューイチは今、剣が無いんですよ?」
「拳があるよ」
「そ、それだけで乗り込むつもりなんですか?」
「俺は超強いから、安心して待ってろ。大丈夫だ」
「は、はい。でも、くれぐれもお気を付けて‥‥‥」
「分かってるよ」
俺は堂々と、娼館の中へと入っていった。
あ、金を忘れた。
まぁいいか。
俺はキャロルという女と話をするために入ったのだ。
では、話し合いという戦闘を始めますか。
中には女の人がたくさんいたが、それを無視して、俺は娼館の奥へ案内された。
待ってろよ、キャロル!
俺は漫画やアニメや小説、ゲーム大好きなヲタクだが、それも風俗より低俗だと思われているから、しょうがない。
その、漫画やゲームよりは高尚な風俗ってやつを、この俺がぶっ潰してやろう。
俺のチートスキルでな!
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