表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/479

第三十七章・対ゴーレム戦!!

昨日のアクセス数が200を越えたことを心から感謝しています。冒険はまだまだ続きます。リューイチとイーゼルの恋の行方はまだ続きます。そちらの方もお見逃しなく!!

第三十七章・対ゴーレム戦!!



 ダンジョン内でゴーレム相手に戦闘開始!!

俺は巨大なゴーレムに一太刀浴びせようと、攻撃を仕掛ける。

 確か、体の大きな相手と戦う時は、まず足元を狙えと、何かのカンフー映画で言っていたな。足を潰せば相手は倒れて起き上がれなくなる。

 俺はゴーレムの足めがけて剣を振った。

 しかし、ゴーレムの回し蹴りが先に、俺めがけて炸裂する。

 

 俺は壁まで吹き飛ばされた。壁に叩きつけられる俺。そのままダンジョンの床に落ちた。

 チートの俺は無事だったが、それでも今のローキックはけっこう効いた。

 

何だ今の?

 

 ゴーレムはキックボクシングの構えで俺たちを圧倒してきた。

 マジか?こいつデカいくせに格闘技が出来るのか。

 

 生前は俺も、キックボクシング部にちょっとだけいたことがある。高校でキックボクシング部なんて珍しかったが、俺は強さを得ようと入部したのだ。でも、そこではシゴキと称して俺にだけ他の連中が暴力を振るってきた。俺は顧問の先生にイジメを報告したが、「厳しい練習にお前が耐えられなくて、そう言っているだけだろう」と言われ、信じてくれなかった。そして、俺は退部届を出したが、顧問の先生は「逃げだ!」と、一喝して退部届を受理しなかった。そんな思い出がいきなりよみがえった。

 

 俺はこのゴーレムを倒したい。

 

ゴーレムの奴は、大きいのに動きが素早かった。こいつ、マジで出来る!!

でも、それでも‥‥‥。


 ゴーレムのストレートパンチに後ろ回し蹴り、ヒザなどで攻撃してくるのを俺やコマドリ、イーゼル、ルルチェは回避していった。


 イーゼルもゴーレムを前にして、ダンジョンには慣れたようである。

 魔導書を出してミサイルの呪文を唱えていた。

「ファイヤウィル!」

 ミサイルが三本、ゴーレムの体に当たり、爆発を起こす。

 そのせいで、ダンジョンにヒビが入った。

 ゴーレムはひるんだ。その隙にコマドリが忍者刀で敵の足を斬り付ける。

 しかし、頑丈なゴーレムは、それでは倒せない。

 

 だが俺は、その瞬間、ゴーレムの背後に回った。そしてゴーレムの体を登って天井のブロックをダ・ガールの剣で崩した。ブロックがゴーレムの頭に上に落ちてくる。

 俺はゴーレムから離れると、その途端に頭にブロックを食らったゴーレムがよろけるのを確認した。

 それでもゴーレムは、拳での攻撃を続ける。それをかわす俺。

 

 やはり足元を崩すしかないか‥‥‥。

 

「コマドリ、スマンが、ちょっとの間でいいから奴の気を引いてくれないか?」

「ああ。わたしもそう思っていたところだよ!」

 俺とコマドリは目を合わせて、タイミングを計る。

 ゴーレムの右の下段ローキックが来た。

 コマドリが前に出て、それをジャンプして回避する。

 ゴーレムが片足状態になった。

「よし!」

 俺はその瞬間、間合いを詰めて、ゴーレムの左足に近づく。

 そして剣でゴーレムの足元を袈裟斬りする。


 ゴーレムの左足が宙に飛んだ。

「やった!」

 バランスが取れなくて倒れるゴーレム。


よし、とどめだ!!


 俺は剣で頭部を狙って振り下ろす。

 と、その時、誰かが突然出てきて、ゴーレムをかばうように身をさらした。


 俺は剣を止める。あやうくその人ごと斬り倒すところだった。


「だ、誰だ?!」


 よく見ると、それは猫耳に獣のしっぽが生えた、少女だった。

 感じとしては、イーゼルより少しだけ小さい娘のようだった。


「やめて!このゴーレムはあたいの友達なの。殺さないで!」


「き、君は誰?」



映画「ハクソー・リッジ」観ながら書いてます。戦争映画観ながらファンタジー書くとか‥‥‥(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ