第三百七十三章・ライフル工場と居住スペース
今日は雨が降り続いていますね。気温も低いので、皆さん風邪など引かないように気をつけてください。
第三百七十三章・ライフル工場と居住スペース
スライが女子にフルボッコにされた瞬間、一人の女が横から、ライフル工場の方へ走って行った。
あれは‥‥‥。
「マーガレット・ミシェルだ!」
俺は叫んだ。
カピーナ・テュルユークを狙う刺客だ。
先を行かれた!
まぁ、カピーナ・テュルユークを倒すことが出来れば、あと、クレアスフィアを手に入れれば、こちらのミッションは終わりなんだけどな。
でも、あいつはカピーナ・テュルユークを殺すつもりらしい。
暗殺者だからしょうがないが、殺しは俺の望むところではない。
「よし、イーゼル、コマドリ、ルルチェ、俺たちも続くぞ!」
俺はダッシュでマーガレット・ミシェルのあとに続いた。
ライフル工場へ突入!!
* * *
工場の出入り口の扉を開けて、マーガレット・ミシェルは工場内へと入っていった。
俺たちはというと、イーゼルのミサイル魔法で壁ごとぶっ壊して、そこから突入するといった、かなり暴力的な方法での侵入をした。
てか、イーゼルはミサイル魔法使い過ぎ!
工場内には数千人の従業員が、ライフルを作っていた。
ここは低賃金で重労働のブラック企業か?
日本ならこういうところはそうなのだ。
働き過ぎで倒れる者や、自殺者まで出るのが日本のブラックの工場の定番なのだ。
工場内はほとんどが非戦闘員だった。
「よし、カピーナ・テュルユークを探せ!」
俺は叫ぶ。
コマドリが、「そいつの顔を知らない!」と言う。
ま、それもそうか。
マーガレット・ミシェルなら知ってるだろう。
「なら、この工場の破壊を頼む!イーゼルの魔法で壊すんだ」
そう言うと、俺は先に進んだ。
案外、身の軽い動きをしているマーガレット・ミシェルは、工場を通り抜けると、居住スペースに入った。
それに続く俺。
「いかんな。先にカピーナが、あいつに殺されちまう!」
俺は武器もないまま、マーガレット・ミシェルを追いかけた。
工場を出ると、俺も居住スペースへと入った。
「さぁ、最後の大勝負に出るぜ」
俺は無防備に、大きな広間へと行った。
その時、銃声が聞こえた。
ライフルの銃声か?
俺は警戒した。
俺は剣を持っていないからな。
読者の皆様には感謝しかないです!!