第三百四十九章・強制収容所での戦い
ファンタジーにも戦闘は付きものですよね?
第三百四十九章・強制収容所での戦い
戦争は嫌いだ。でも、この世界では今さらだ。
だいたい今までどれぐらいの戦いをしてきたのやら。
今回も同じだ。
なるだけ殺さないように戦う。
でも相手はこちらを殺す気でかかってくるはずだ。
ま、久々のチートが炸裂することは、間違いない。
俺は収容所の門を、素手で壊した。
俺にとってはこんな鉄の門、発泡スチロール並みに軽く破壊できる。
門のそばを守っていた軍人たち三人は、コマドリが忍者刀で斬ってくれた。
コマドリのレベルでは、こんな軍人風情は殺すまでもないだろう。
俺は安心して中に入った。
イーゼルも一緒に入って来た。
「イーゼル、魔法を頼む」
俺はイーゼルの出番を作ってやった。
「分かりました」
「ミサイル魔法で軍人の連中だけを遠隔操作で攻撃できるか?」
「もちろん」
「じゃあ、やってくれ!」
「はい!」
イーゼルはミサイル魔法で、収容所のあちこちを爆破していく。
「こんなのは、お茶の子さいさいです」
お茶の子さいさいって、今日び聞かないな。
俺の出番はほとんど無さそうだ。
軍人の何人かは、剣を持って俺に斬りかかってきたが、俺は聖なる剣で二、三振りして相手をバタバタと倒した。
本当にこれはもう、お茶の子さいさいだ。
俺もそう思ってしまった。
ルルチェも風魔法で、かまいたちを起こし、近寄る敵を切り捨てていった。
俺たちが突入してから、ものの数十分で、収容所をほぼ破壊してしまった。
冒険者は時代遅れだと?まさか!
軍人なんか、目じゃないぞ?
半分以上やっつければ、残りの連中は逃げるか、降伏するかしてきた。
チートなめるな!
ご感想やレビューもたくさん待っています!!読者の皆様に幸あれ!!