第三百三十七章・今度こそ、俺たちの勝利だ!
今日は天気が良いですね。外に出て散歩したい。
第三百三十七章・今度こそ、俺たちの勝利だ!
隠し通路の出口から、俺とコマドリとルルチェは飛び出した。
議事堂の職員がいたのを、すかさず当て身で倒す俺。
そして仲間と一緒に二階の、アンジェリカ・プラットの執務室へ向かう。
そのあとをアビゲイルが追いかけてきた。
バンッと扉を開ける。
そこには、サンドイッチを食べながら職務をしているアンジェリカ・プラットの姿があった。
「よう、戻ってきたぜ!アイルビーバック」
ターミ○ーターばりの登場をよろしく!
「な、貴様ら!」
アンジェリカ・プラットは椅子から立ち上がり、壁まで下がった。
壁には秘密の通路の扉があり、そこから逃げるアンジェリカ・プラット。
「逃がすな、追え!」
コマドリが壁の扉をぶち破った。
「俺は下の階へ行く。コマドリはそこから追ってくれ!」
「ああ、分かった!」
「ルルチェは俺と来い!」
うなずくルルチェ。
挟み撃ちにしてやる。
俺は議事堂の外へ出た。
広場のマンホールのふたが開き、アンジェリカ・プラットがそこから出てきた。
俺はすぐにアンジェリカ・プラットを捕まえた。
「観念しやがれ!」
「くそ!放せ!」
抵抗するアンジェリカ・プラット。しかし、チートの俺には敵うまい。
そう思っていると、アンジェリカ・プラットは膝で俺に金的をかましてきた。
ぐわっ!
一か所だけチートじゃない部分があったのかよ?
俺は体をくの字に曲げて、痛みに耐えた。
まったく、手を焼かせる女だぜ。
俺は聖なる剣を投げて、アンジェリカ・プラットのすぐそばの壁にブッ刺した。
相手の動きが止まる。
「返してやるぜ!そこを動くな」
俺はダメージが回復すると、遅れてやって来たコマドリと挟み撃ちにした。
「これで御用だ。アンジェリカ・プラット州知事さんよ!」
俺は聖なる剣を壁から抜き、コマドリも忍者刀を片手にアンジェリカ・プラットに切っ先を向けた。
「あなたの負けよ。覚悟して!」
ルルチェがアンジェリカ・プラットの前に来て、立ち塞ぐ。
「こ、これまでか‥‥‥」
ようやくおとなしくなったようだ。
「イーゼルはどこだ?監禁場所を言え!さもないと‥‥‥」
俺はニッコリと笑みを浮かべて、「分かってるよな?」と言ってやった。
これが一番効くらしい。
「ヒィィィィ‥‥‥」
アンジェリカ・プラットが、あまりの怖さで身がすくむように、膝を折って倒れ込んだ。
今度こそ勝った!
読者の皆様に感謝です!!これからもよろしくお願いします!!