第三百九章・優勝は?
いつもたくさんのアクセス数をありがとうございます!!
第三百九章・優勝は?
ダ・ガールの料理対決で、俺が作ったのがチャーハンとみそ汁。
イーゼルはクリームシチュー。
リンゴ売りのアリサはパスタ、スパゲティのことだ。
あと、女性のニモさんはオムレツ。
もう一人、バーバラさんはホットケーキだった。
三人の審査員がそれぞれ、少しだけ口にしながら、点数をつけて行った。
さて、誰が一番かな?
ちなみに優勝者にはその料理をレストランのメニューに加えてもらえる、だ。
結果発表!
俺は9点。イーゼルは8点。アリサは8点。ニモは10点。バーバラは7点。
俺は二番かよ?
「結果はこの通りです。唯一の男性参加者のリューイチ君は、珍味として9点です。イーゼルさんとアリサさんは普通ということで8点。バーバラさんは規格外で7点です。そして一番の絶品はニモさんの作ったオムレツです!」
オムレツが一番か。まぁ、お店には出せそうな料理だよな。
てか、チャーハンとみそ汁が珍味ってどういうことだよ?
まぁ、しょうがない。
二位ならそれほど文句はないか‥‥‥。
「イーゼル、お前も頑張ったんだな!一応三位じゃないか!」
「はい‥‥‥」
「俺も珍味扱いで、一位は逃してしまったけどな」
別に俺はガッカリはしてないが、イーゼルは顔を青ざめてしまっていた。
どうした?
具合でも悪いのか?
「リューイチに負けた‥‥‥」
「え?」
「料理で男性に負けるなんて、屈辱です。女子として悔しくて仕方がないです」
イーゼルは自分の女子力を疑い始めたようだ。
気がつかなくてゴメンな。
「イーゼルのも美味しそうじゃないか!俺が食べてやるよ」
「いいです!」
怒った?
「俺はクリームシチュー好きだぞ!うん、食わせてくれよ!」
俺はイーゼルが作ったクリームシチューを食べてみた。
うん、確かに普通だ。個性はない。
でも、家庭的でいいじゃないか。
珍味よりはずっと良い。
「美味いぞ、イーゼル!」
「リューイチのちゃーはんとかいうのも、わたし食べていいですか?」
「ん?ああ、いいぞ」
イーゼルは俺のチャーハンを少し食べた。
「これは‥‥‥、初めて食べる味です。確かに珍味ですね」
お前も珍味言うな。
読者の皆様に幸あれ!!