第二百七十五章・アトランティスがあるってマジ?
最近はテレビを観なくなっています。観たい番組が無いからかなぁ?
第二百七十五章・アトランティスがあるってマジ?
俺たちは海の家で、適当に食事をしている時に、ここから北の海にあるという、海に沈みかけている大陸があるという話を聞いた。
「本当ですか、マスター?」
海の家のマスターは、若い女のエルフだった。
「ええ、アトランティスっていう王国があるんですよ」
アトランティスって、俺のいた世界でのオカルト的な、海に沈んだ大陸として有名な、あのアトランティスかよ?
「島国なんでしょう?」
俺はマスターに訊いた。
「そうですね、大陸といっても、王国が収まる大きさの島国ですね」
「どうして沈みかけているんです?」
「産業文明国なので、毎年汚い大雨が降り注ぎ、洪水が起こってるからですよ」
なんか、日本でもそんな災害が多発してたな。日本も大丈夫かよ?
まぁ、俺はもう死んだから、関係ないのかもしれないが‥‥‥。
「どこでも同じですね」
「え、どこでも?」
あ、自分の感覚で物を言ってしまったな。
「いや別に、忘れてくれ」
いまだに前世での感覚が残っているな。そう簡単に忘れはしないということか。
「そのアトランティスに行くには?」
「シア・ラースの港から船が出ているはずですよ」
「え、マジ?」
「ええ」
「なら、行ってみるのもアリかな?」
俺は皆に相談する。
「冒険?」
ルルチェが目を光らせた。
「まぁ、旅の続きだな」
「じゃあ、行きましょうよ!」
ルルチェは水着姿で俺の前にズイッと身を乗り出す。
「ああ、分かった。分かったよ!」
女子の水着は怖い。胸の谷間をそんなに近づけるな!
こんなんじゃ、俺も興奮して、今夜は眠れそうにない。
「イーゼルもコマドリもいいか?」
「どうせいつものことだし、この流れで別件で旅するのもいいな」
と、コマドリ。
「ちょっと、行ってみたいですね」
イーゼルも賛成のようだ。
「よし、分かった。行くか、アトランティスへ!」
「うむ。で、シア・ラースのどこの港で船が出ているのだ?」
と、コマドリ。
エルフのマスターが言った。
「この近くにある、大きな港町から船で繋がっていますよ」
マスターは、案内板を持ってきて、俺たちに見せる。
「この北ですね。わたしも買い出しに行く町です」
「何て町?」
「バハークという港町です」
「バハーク‥‥‥」
食事の代金を払った俺は、皆を連れて、バハークという港町へ行くことにした。
あ、まだ女子たちが水着姿のままなので、着替えてくるよう言った。
うん、三人とも健康美な体でけっこうけっこう!
ああ、結局はエロい目で見てしまうのが、男のさだめか。
誰か俺を笑ってくれ!
読んでくれる皆様には感謝でいっぱいです!!